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2020年3月19日 (木)

月ほたる

 

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今日は山形市のキャンパスで学長定例記者会見でした。

小山学長にとっては最後の記者会見です。

 

平成元年に私が山形大学に来た時から、

ご指導いただき、

ご支援いただき、

お世話になりまくった

まあ、

兄貴分のような先生です。

  

心の底から

お疲れ様でした。

これまで有難うございました。

と申し上げたいです。

 

で、

私たちの発表は

これです。 

  

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有機ELの新製品、

月ほたる

   

Press Releaseの資料は以下のようなものです。

    

“現代の金箔”有機ELがもたらす幽玄な蒔絵世界への光明

~先進技術×伝統技法が生み出す新たな工芸世界~

  

ポイント

  • 先進技術の有機EL照明と伝統技法の会津消粉蒔絵を融合させることで今までにない光の装飾効果が生まれ、伝統工芸の世界に新たな可能性を見出した。
  • 有機EL照明は熱と紫外線を出さない光のため、UV漆の劣化を防ぎ、変わらない美しさを長く楽しめる。
  • 現代住宅は窓のない設計が多く、外の風景が見られない環境の中で“月見窓”を暮らしに取り込み、家の中に癒しの空間を作る事が出来る。

   

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概要

山形大学学術研究院 城戸淳二教授(有機エレクトロニクス)と仏壇・仏具・位牌メーカーの株式会社保志(福島県会津若松市)と有機EL照明器具等企画開発製造会社のオーガニックライティング株式会社(山形県米沢市)は、有機EL照明を用いた蒔絵装飾パネル「UV漆額縁 有機EL-月ほたる-」を共同製作しました。

面光源の有機EL照明を背面から照らし、“ゆらぎ”調光によって会津消粉蒔絵で描いた『うさぎが浮かぶ』月明かりや、ススキの間を『飛ぶ蛍』など、日本の原風景が浮かぶ幻想的な空間を奥行き豊かに演出されています。

退色や劣化など、これまでは蒔絵と相性の悪かった光ですが、熱と紫外線を出さない有機ELの光は蒔絵の美しさを損なわず、長く楽しむことが可能となりました。

パネルを囲む黒のフレームは、漆の弱点である紫外線を克服した新しい素材 UV漆※3を使用しています。会津UV漆グループ(株式会社ユーアイヅ、株式会社三義漆器店、株式会社保志)の協力のもと製作され、漆特有の美しい仕上りでありながら、抗菌性、耐熱性などにも優れています。

有機EL照明と会津UV漆のそれぞれの特性を生かした製品となっており、今後は試作と検証を重ね製品化を目指します。

  

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(わかりますか?月の位置が違います。)

   

背景

山形大学で実施している文部科学省COIプロジェクトの研究開発テーマ『快適生活創造-快適空間-』の開発・実証とし、有機EL照明と伝統技法との組み合わせによる安らげる日常生活をコンセプトに企画開発した。

  

製品の特徴

先進技術の有機EL照明と伝統技法の会津消粉蒔絵とが出会うことで、工芸の世界に新たな光の奥行きある装飾効果が生まれた。

・有機EL照明は熱をほぼ持たず、紫外線を出さないため、蒔絵を象徴的に照らし、長期的な傷みが少ない。またブルーライトをあまり発しない有機EL照明は目に優しい光で鑑賞用として適している。

・日本の建築によく見られる月見窓の再現し、窓のない部屋でも夜空を感じる事が出来る

・昔のおとぎ話に出てくる“月の中のうさぎ”やススキと蛍の風景を蒔絵で施し、ゆらぎ調光を付けた有機EL照明を背面より照らし、優しい灯が有機EL照明で再現出来ている。

・三か所に月を配置し、時間の経過と共に月が移動したような照射の演出をし、また月の明るさを有機EL照明パネル白色・昼白色・電球色を三か所それぞれに使用している。

    

以上

 

付け足しますと、

すでに技術的には完成してますので、

販売可能です。

図案もご希望のものがあれば、ご提案ください。

  

   

ということで、

今回も米沢の最先端技術と会津の伝統工芸の融合作品でした。

新しいものと古いもの、これらが出会うと、

とても新しいものになります。

 

山形大学スマート未来ハウスに設置しますので、

ぜひご覧いただき、

癒されてください。

    

COIプロジェクトでは、

究極の快適な照明空間の創造を目指してます。

  

ご期待ください。

   

  

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