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2019年12月26日 (木)

インクジェット有機EL

   

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スマホとか大型テレビのディスプレイとして普及し始めた有機EL。

自発光型でコントラスト比が高く、視野角の依存性もなく、しかも薄っぺらい。

非常に近い将来、液晶に取って代わりますね。

   

ただ、現在では製造方法は小型も大型も真空蒸着という方法で、巨大な真空装置が必要です。

戦艦大和クラスです。

ですから、投資額も莫大で、ひと工場に数千億の投資は、今の国内企業にできるものではありません。

  

そこで、

もっと効率的に、少ない投資で、有機ELが量産できないかを追求してるのが、山形大学や大日本印刷、コニカミノルタのグループです。

真空蒸着の代わりに印刷技術でディスプレイや照明パネルを量産しようとするものです。

すでにタンデム型で10層以上薄膜から構成される有機ELを試作しており、

しかもCOIプロジェクトでは、ディスプレイに必要なTFT基板も印刷で製造するというサムスンやLGも全く手付かずの最先端技術もほぼ開発が終わっています。

自分で言うのもなんですが、すごいです。  

  

そんな最先端の印刷有機ELですが、その一歩手前の印刷+真空蒸着のハイブリッドな製造方法で有機ELディスプレイの生産を行なっているのが日本のJOLEDです。

ディスプレイですから、青、緑、赤の発光点を基板上に並べるのですが、これをインクジェットプリンターで塗り分けてます。

シャドウマスクを使わず、必要なところだけに有機材料を塗布していく方法は、理想的と言われてましたが、量産へのハードルは高かったですね。

それをJOLEDが、完成させた訳ですから、さずが日の丸有機ELディスプレイ会社と言えます。

 

そんな最先端のインクジェット有機ELが民生用に応用され、市販され始めたと言うことで、私も一台手に入れました。

 

EIZOの有機ELモニターです。

 

早速、ブルーレイを接続してみてみると、

ちょっとソフト的な不具合があるものの、

なんとか視聴できました。

  

これがインクジェットで作れるのかと感無量ですが、

実際に映像を見て感じたのは、

輝度の低さ、

です。

 

ピーク輝度が330cd/m2と言うことで、大型有機ELの約半分です。

このせいか、映像にキラキラ感がなく、

なんかぼんやりした感じで、

生き生きしてないんですね。

  

これは、多分、高輝度ではまだまだ寿命が短いので、このレベルに落としているのでしょうか。

この点がちょっと残念です。

  

さらなる高輝度化には、塗布有機EL材料の高性能化など、まだまだやることがありそうです。

それにしても、最先端科学技術がまだまだ日本にはあると言うことで、

ちょっと自慢できます。

 

 

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