研究室選び
今から20年前の1999年のこと。
山形大学、大日本印刷、パイオニアの三社で文部省、通産省のマッチングファンドで支援いただきフレキシブル有機ELディスプレイを開発しました。
有機ELは自発光型、フレキシブルという究極のディスプレイであるということを実際に示した画期的な試作品でした。
しかし、結局のところ、高精細、フルカラー、折り曲げに至るまでは、あれから20年かかったことになります。
サムスンが今年売り出す折り曲げられるスマホGalaxy Fold、
1980ドル
ということですが、
高いのか、安いのか、
私は
リーズナブル、
と思います。
夢にまで見た折り曲げディスプレイの実用化ですからね。
詳細はこちら。
https://www.gizmodo.jp/2019/02/samsung-galaxy-fold-specs.html
まあ、
あっぱれ、
というところです。
アップルとしては、
悔しい、
でしょうね。
多少は現状のスマホよりも分厚いわけですが、
これが薄くなるのは時間の問題で、
3年後には今のスマホのカバー付き程度の厚みにまで薄くなるでしょう。
とりあえずは、日本で売り出せば、
すぐに買おうと思います。
ところで、、
研究段階から20年以上かかったということに、
注目していただくと、
基礎研究から実用化まで、10年、20年かかるのは当然で、
しかも技術が革新的なものほど、時間がかかるということがわかります。
しかし、
今の日本の国家プロジェクトは文部科学省のプロジェクトでさえ、
3年、5年といった短期間での社会実装が求められます。
その結果、改良的な開発的テーマが多くなり、
画期的は発明が長時間かけて実用化されることが極めて少なくなりました。
昨日のこと、
修論発表会が無事終わったということで、
恒例の、
居酒屋弁慶。
ここは、修論発表の後は、ここ。
ということで、長年続いてます。
3年の後期からうちの研究室に配属されて、
あの頃は、みんなおとなしくて、
静かな歓迎会だったけど、
みんな成長しました。
立派な発表で、
みんな、外国での国際会議も経験して、
巣立っていきます。
中には、先輩卒業生のいる会社へ行くものも、
初めて開拓する会社もあり、
まあ、
どこに行ってもこいつらは通用します。
城戸研卒業ですから。
ここ弁慶の締めは、
いつものカレーライス生卵のせ。
指導してくれた先生方に、
あ〜んして、
と感謝を表す学生たち。
大久先生は、
かなり積極的です。
笹部先生は、
ためらいがちです。
夕方6時から夜の10時まで、
お笑い過ぎた4時間でした。
いろいろご指導いただいた谷口先生と、
プロジェクトメンバーの皆さんに感謝。