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2018年4月23日 (月)

表彰状

 

 

 

 

先週、4月18日水曜日、学長から表彰されました。

Highly Cited Researcherに選出されたからです。

日本語でいうと、高被引用論文著者と言います。

 

これは、過去11年(2005-2015)のクラリベイト・アナリティクス(旧トムソン・ロイター)論文引用データから、各研究分野においてトップ1%の被引用数を持つ、インパクトの非常に高い論文を一定数以上発表されている研究者が選ばれます。

 

 

20180423_180253     

 

 

研究者というのは、研究して論文書いて発表するわけですけど、論文の中には重要なものもあれば、たいしたことないのまで、様々です。

はっきりいうと、研究者自身はスゲエ、と思っていても第三者から見れば紙くずのような論文もあるわけですね。

 

 

20180423_180309

 

 

そういう意味では、引用回数がトップ1%で、そういう論文をある一定数発表し続けるというのは、プロ野球でいうと、3割3分の打率を続ける、投手なら毎年15勝を続ける、みたいなもんでしょうか。

 

しかも、これを4年連続ということですから、日本なら年棒3億円、メジャーリーグなら10億円は硬いところです。 

 

現在、日本には70数名いますが、

有機ELを含む有機半導体材料の分野では、日本国内で私一人です。

 

私は単なるジェラート屋のオヤジではありません。

 

 

20180423_180323

 

 

今でしょ、の林先生も絶賛です。

http://junjikido.cocolog-nifty.com/blog/2018/01/post-7e78.html

 

 

ということで、

表彰状をこれまで4枚いただいてるわけですが、見たことない人のために公開します。

 

 

まず、トムソン・ロイター時代の1枚目。

 

 
 
 
トムソン・ロイター時代の2枚目。
 
 
 
 
 
クラリベイトアナリティクスになって3枚目。
 
 
 
 
 
クラリベイトアナリティクスになって今回の4枚目。
 
  
 
 
 
よく見るとわかりますが、1枚目と2枚目は同じです。
同じ写真です。
 
トムソン・ロイター時代のは、受賞年の記載もなく、全く同じものなので、実は写真のものが最初のものか、2度目のものか、わかりません。
 
2枚あるはずが、実は1枚行方不明です。
オフィス引越しの時に、どこかに紛れ込んだのか、2枚とも全く同じなので、捨ててしまったのか、とにかく1枚しか手元に見つかりません。
 
すいません。
 
 
 
で、
3枚目。
 
クラリベイトアナリティクスに事業が承継されても、基本デザインは同じです。
けど、受賞年が記載されました。
 
いただいた方としては、有難いです。
 
 
で、
4枚目。
 
オリジナルデザインになり、受賞年月日まで記載されています。
なんか、ようやく表彰状として完成したように感じます。 
 
 
 
で、
本題です。
 
このトップ1%論文著者が年々減っています。
1回目の時は国内に150名ほどいたのに、それが減り続けて今や70数名。
 
 
半減ですね。 
絶滅危惧種です。
10年後には絶滅してるかもしれません。
 
 
下の図からわかるように、日本から発表される論文数はあまり変化はないのですが、他国からのが増え続け、相対的に地盤沈下しているという構図です。 
 
 
20180423_180343
 
 
なんだか、日本の経済のようです。
失われた20年みたいな。
 
 
20180423_180359
 
 
したがって、国別に見るとトップ1%論文の数も低迷してますね。
中国にはこの10年で追いつかれ、今やぶっちぎられ、
韓国にも追いつかれようとしています。
 
 
いやはや、
10年後にはどうなっていることやら。
 
 
これはやはり、文部科学省や予算をつける財務省のお役人、そして国民の代表である政治家の皆さんが、教育や研究に関してこれまで間違ったことをしてきたという証明であって、今すぐ改めないとこの国の将来は真っ暗闇です。
 
 
まあ、データが全てを物語ってますし、マスコミでも散々報道されてますから、いまさら私がここで指摘するまでもありません。  
 
 
ただ、有識者の意見というのは第三者の想像の域を脱してなく、私のような現場が一番わかってるわけで、
論文数の低下、質の低下がなぜ起こっているいるのかということを、本来ならばトップ1%論文著者に意見を聞くべきです。
 
 
なぜダメになったかを、あれこれ議論する前に、なぜトップ論文を発表し続けられるのか、こういうコツをトップ1%論文著者にヒアリングして、それらを元に対策を講じるべきでしょう。
 
 
ちなみに、私に対して文部科学省も、日本学術振興会も日本科学技術振興財団も、どこからもヒアリングにも来られません。
 
 
トップ1%論文著者を集めてシンポジウムを開いて議論してもいいかもしれませんね。
マスコミも政治家も、もう少し教育と研究のことに対して関心を持って欲しいと思います。
 
 
でないと絶滅危惧種はほんとうに恐竜のように絶滅してしまいます。  
 
 
 
 
 
 
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