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2018年2月27日 (火)

社説

 
 
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本日の山形新聞の社説です。
 
 
 

Vテク子会社、米沢進出へ 有機ELの主導権再び

 

ディスプレー製造装置大手のブイ・テクノロジー(Vテク、横浜市、杉本重人社長)の子会社が米沢市に進出することが決まった。有機ELディスプレーの生産に必要な「次世代蒸着マスク」を量産するほか、有機ELの照明パネルメーカー「ルミオテック」(米沢市)も近く子会社化し、有機ELのディスプレー、照明両分野で事業展開する。このところ停滞気味だった米沢の有機EL関連事業を再加速させる起爆剤として期待したい。

米沢に進出するのは昨年12月に設立されたブイ・イー・ティー(横浜市、長野勝一社長)。米沢八幡原中核工業団地にあり、ルミオテックも入居する県産業技術振興機構の「有機エレクトロニクス事業化実証施設」を活用し、約50億円を投じて生産ラインを開設、4月の着工、10月の稼働を見込んでいる。Vテクの杉本社長は元々技術者で、数年前には山形大工学部の社会人博士課程で博士号を取得したという縁もあるという。

蒸着マスクとは、蒸発させた有機EL発光材料をガラス基板に付着させる際に使うフィルム状の部品。従来品は金属製のため、高温の蒸着装置内では熱膨張したり、サイズが大きくなると自重でゆがみ基盤との間に隙間ができたりといった問題があった。Vテクが特許を持つ次世代マスクは、耐熱性の樹脂と金属のハイブリッドで軽く、膨張しにくいため、特別な技術を持たなくても製品の歩留まりを上げやすいのが特長だ。

Vテク誘致に大きな役割を果たした山形大有機材料システムフロンティアセンターの城戸淳二卓越研究教授によると、蒸着マスクの生産以上に大きな意味があるのは、ルミオテックの子会社化なのだという。ルミオテックは2008年、三菱重工業など4社と城戸教授が共同で設立した会社で、11年に世界初の有機EL照明パネル生産を開始した。しかし生産ラインは小規模なままでパネルの価格も高止まりの状態が続き、普及への足かせになってきた。

Vテクは蒸着マスクだけでなく、蒸着装置も米沢で製造する方針で、ルミオテックが持つ最先端の真空蒸着技術は大いに役立つ。自社製の蒸着装置があれば大型ラインの導入も容易だろう。さらに米沢にはパネルの性能を左右する有機材料に関しても、最先端の研究をしている山形大や大学発ベンチャーがある。「ルミオテックが大手ディスプレーメーカーと協業で最先端有機ELディスプレーを試作し、技術確立後は装置と技術、材料をセットで販売する―という形を取れば、投資額も少なくて済むし、米沢は常に最先端技術の集積地として存在感を発揮できる」と城戸教授は語る。

さらに「有機ELのディスプレーも白色照明も、製造ラインは同じ。同じ大型ラインでディスプレーだけでなく照明パネルも作れば、価格は現在の10分の1~20分の1に下がる」とも。有機EL照明の最大のネックが解消されれば、一気に普及モードに入ると期待される。

有機ELに関しては、日本が開発した技術で韓国勢が実利を取る、という状況が続いてきた。Vテクの米沢進出を日本、そして本県が再び主導権を握るための大きな転機としたい。

(2018/02/27付)

 
 
と、いうことです。
韓国内で量産されている中小型そして大型の有機ELディスプレイも、元をたどれば日本企業の技術。
製造装置も日本から。
有機半導体材料も日本から。
日本のディスプレイメーカーの技術者が指導して、
Made in Koreaは、
Made by Japanese、
のようなものです。
 
 
今回のVテクの山形での事業は、再度、この国に有機ELの研究開発拠点と製造の拠点を築く最後のチャンスだと思います。
 
米沢市、山形県、そして国には最大限の支援をお願いしたいと思います。
 
 
 
 
 
 
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