山形大学発ベンチャーであるオーガニックライティング社で、有機ELあんどんを開発し、販売を開始しました。
現在、山形大学では文部科学省COI(センターオブイノベーション)プロジェクトが推進されています。フロンティア有機システムイノベーション拠点として、有機ELや有機トランジスタ技術を中心に大学からイノベーションを起こそうというものです。
有機ELのテーマの一つに、快適空間創造があり、私たちの生活空間をより快適なものにしようとするものです。その実証実験施設がスマート未来ハウスであり、そこでは有機ELを用いた生活空間を体験できるだけではなく、実際に人に対してどのような影響があるかも検証しています。
特に寝室に関しては、快適睡眠空間を創造すべく、大阪大学のCOIのメンバーである関谷教授、そしてMPIプロジェクトの拠点である筑波大学の柳澤先生率いる国際統合睡眠医科学研究機構との共同研究が進んでいます。
このような背景から、今回の有機ELあんどんは、快適な睡眠環境を提供とするものとして開発されました。
現在、普及しているLEDは、白色といっても青色LEDにオレンジ色の蛍光体を組み合わせた「擬似白色」で、人の目には白く見えるものの、太陽光やロウソクとはかけ離れたものです。 特に、青色光が異常に強くて、これが「ブルーライト」の問題を引き起こしています。
LED照明の下で、不快に感じる人がいるのは、この不自然な白色と、点光源であるためのギラつきが原因であると言われています。
一方、有機ELは青、緑、赤の光が均等に発せられていて、人工光源の中では最も自然光に近いといわれています。
すでに知られていることですが、人にはサーカディアンリズムがあって、日の光によって体内時計が調整されます。朝日、昼間の太陽光、夕日、それぞれ光の色が違い、それが人の生活リズムに影響を与えているのです。したがって、夜に真昼の光のような照明下にいると、睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンの分泌が抑制され、寝られなくなることがあります。特に、LED照明では、そのスペクトルから明らかなように、460-470nm付近に強い発光があり、これが睡眠の妨げになると言われています。
したがって、寝室の照明は有機ELのようなブルーライトが強くない照明にすることが重要です。
その点、このたび開発した有機ELあんどんは、自然光に近い照明で、しかも調光が可能でその光が睡眠の妨げになることを最小限に抑えています。
また、夜中にトイレに立たれる時も、この照明であればブルーライトの刺激が少ないので、脳への刺激も少なく、覚醒させることはないでしょう。
そんな世界初の快適睡眠用の有機ELあんどん、
オーガニックライティング社では、このたび限定100台をクラウドファンディング「マクアケ」から販売することにしました。
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文部科学省COIプロジェクトから生まれた有機ELあんどん、
限定販売ですので、ご興味のある方、試したい方、お早めに!
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