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2017年10月

2017年10月31日 (火)

中国の有機EL







 


韓国でのこと、


うちの研究室に博士研究員で滞在して、今は北京大の教授となって有機ELを研究しているシャオさんの発表がありました。




彼は博士号を東京大の北澤先生からいただき、有機EL勉強したいと当研究室にきました。 


今は中国の有機ELの研究レベルを引き上げ、ある意味、日本にとっては強敵なわけで、それを技術の流出と呼ぶ人がいるかもしれませんけど、それは違います。






何を隠そう、この私もアメリカで博士課程を5年間過ごし、研究者としての基礎を築きました。学費は教授の研究費から支払われ、月々の生活費もティーチングアシスタントやリサーチアシスタントとして受け取ってました。


ですから、その5年間、アメリカとしては日本人留学生のために随分税金を使ったわけです。








けど、これを技術の流出と呼ぶアメリカ人はいません。


なぜなら、その5年間で研究し、学術的に貢献したからです。






だから、文部科学省は考えないといけません。


シャオさんのような優秀な外国人留学生をもっと呼ぶことを。






彼が在籍した期間中で随分貢献してくれましたから。










こらからのこの国の生き方、


真面目に考えないと、


日本列島沈没しますね。












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2017年10月27日 (金)

有機ELあんどん

  





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山形大学発ベンチャーであるオーガニックライティング社で、有機ELあんどんを開発し、販売を開始しました。








現在、山形大学では文部科学省COI(センターオブイノベーション)プロジェクトが推進されています。フロンティア有機システムイノベーション拠点として、有機ELや有機トランジスタ技術を中心に大学からイノベーションを起こそうというものです。






有機ELのテーマの一つに、快適空間創造があり、私たちの生活空間をより快適なものにしようとするものです。その実証実験施設がスマート未来ハウスであり、そこでは有機ELを用いた生活空間を体験できるだけではなく、実際に人に対してどのような影響があるかも検証しています。




特に寝室に関しては、快適睡眠空間を創造すべく、大阪大学のCOIのメンバーである関谷教授、そしてMPIプロジェクトの拠点である筑波大学の柳澤先生率いる国際統合睡眠医科学研究機構との共同研究が進んでいます。






このような背景から、今回の有機ELあんどんは、快適な睡眠環境を提供とするものとして開発されました。 






現在、普及しているLEDは、白色といっても青色LEDにオレンジ色の蛍光体を組み合わせた「擬似白色」で、人の目には白く見えるものの、太陽光やロウソクとはかけ離れたものです。 特に、青色光が異常に強くて、これが「ブルーライト」の問題を引き起こしています。




LED照明の下で、不快に感じる人がいるのは、この不自然な白色と、点光源であるためのギラつきが原因であると言われています。 






一方、有機ELは青、緑、赤の光が均等に発せられていて、人工光源の中では最も自然光に近いといわれています。










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すでに知られていることですが、人にはサーカディアンリズムがあって、日の光によって体内時計が調整されます。朝日、昼間の太陽光、夕日、それぞれ光の色が違い、それが人の生活リズムに影響を与えているのです。したがって、夜に真昼の光のような照明下にいると、睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンの分泌が抑制され、寝られなくなることがあります。特に、LED照明では、そのスペクトルから明らかなように、460-470nm付近に強い発光があり、これが睡眠の妨げになると言われています。


したがって、寝室の照明は有機ELのようなブルーライトが強くない照明にすることが重要です。






その点、このたび開発した有機ELあんどんは、自然光に近い照明で、しかも調光が可能でその光が睡眠の妨げになることを最小限に抑えています。


また、夜中にトイレに立たれる時も、この照明であればブルーライトの刺激が少ないので、脳への刺激も少なく、覚醒させることはないでしょう。






そんな世界初の快適睡眠用の有機ELあんどん、     


オーガニックライティング社では、このたび限定100台をクラウドファンディング「マクアケ」から販売することにしました。






購入はこちらから↓








文部科学省COIプロジェクトから生まれた有機ELあんどん


限定販売ですので、ご興味のある方、試したい方、お早めに!










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2017年10月26日 (木)

アジア有機エレクトロニクス国際会議

 
 
 

  
 
昨夜、韓国大田のホテルにチェックイン、
きょうからアジア有機エレクトロニクス国際会議の始まりです。
 
この会議は8年前に、九州大の安達先生と私で発案し、日本、韓国、台湾の三国で始まりました。
 
ほぼ毎年参加して感じるのは、この会議のレベルの高さが年々高くなっていて、今や世界で最もこの分野のトップ科学者が集まる会議になりました。
 
ご存知のように、Highly Cited Researcherの数が、日本では絶滅危惧種的に少なくなってるのに対して、中国ではうなぎ登り。
 
そんな訳で、この会議のレベルも上昇し続けています。
 
 
 


 
 


 
 
 

 
 
 
 
 
 
うちの学生も、ポスター発表して、その雰囲気を味わい、できれば他国の学生とネットワークを気づいて欲しいと思います。
 
 
この会議の面白いところは、学術的な話ばかりでなく、各国の状況が現場の声として聞けることです。
 
 
今夕のバンケットのテーブルでも、香港から来た友人が、彼の大学に台湾とアメリカの実力者が移籍するというホットなニュースが聞けました。
 
 
なんでも、給与が台湾の3〜4倍ということで、台湾の有名教授を引き抜いているというのです。
 
 
じゃあ、おれも考える、
と冗談を言うと、
真面目な顔で、
すぐに学長に話すから、
と答えました。
 
 
アジアでも日本以外はとってもダイナミックに社会が動いていて、
心の底から、このままでは日本は沈没すると思いました。
 
 
アントレプレナーを育てるのもいいですが、この国の学術レベルが下がっては意味がありません。
文部科学省のみなさんには、もっと外に目を向けて勉強して欲しいと思います。
 
 
それにしても、この会議はおもしろくて、有益な国際会議になりました。
スターティングメンバーとして、ちょっと嬉しくなった夜でした。
 
 
 
 

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2017年10月25日 (水)

サイエンスキャンプ参加者募集中

 
 
 

 
 
 
みなさん、お久しぶりです。
きょうはお知らせです。
   
これで 十数回目ですけど、
サイエンスキャンプです。 
 
 
有機ELを作れる、
大学の研究室を体験できる、
城戸を生で見れる、
 
などなど、
めったにないチャンスです。
 
 
あと少し、
余裕がありますので、
締め切りを過ぎても多分大丈夫です。
 
 
ぜひ。
 
 
 
 
 
 
 

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