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2017年4月 4日 (火)

わかりやすいフラスク

 
  
  
 
 
 
ということで、昨日発表した
 
 
 
株式会社フラスク。
 
 
 
概要だけではよくわからないという方のために、
わかりやすく説明いたします。
 
 
 
まず、
有機ELですが、これは有機LEDとも呼ばれる一種の発光素子で、従来のLEDとの違いは、使用されてる半導体が、有機物であるということです。
有機半導体ですね。
 
 
 
素子の構造は、
電極で有機半導体を挟んだ、いわゆるサンドイッチ構造です。
サンドイッチの中身が無機物であるのがLED、
有機物であるのが有機EL(Organic LED, OLED)です。
 
 
 
赤、緑、青、それに白色発光も可能なので、
いまでは超薄型のディスプレイとして、スマホや、Apple Watchなどのスマートウォッチの表示部分に広く使用されています。
最近では、大型テレビも東芝やソニー、パナソニックから発売あるいは発売予定で、近い将来は液晶に変わり、有機ELがディスプレイの市場を席巻することになるでしょう。
 
 
 
また、
白色有機ELはルミオテック、コニカミノルタ、カネカなどが照明用パネルとして製品化しており、壁紙のような照明として将来は一般家庭にも広がると予想されています。
 
 
 
実は、
薄くて、綺麗で、消費電力が低い、究極のディスプレイ、照明に使われる有機ELですが、まだまだ性能が理論上限には程遠く、効率の向上や寿命の向上等、性能を改善する必要があります。
 
そこで、重要なのが有機半導体材料です。
先ほど、サンドイッチの中身にたとえましたが、
実は、電極に挟まれているのは、発光する材料だけではなく、
 
さらに、
 
n型の有機半導体やp型の有機半導体で、発光材料を挟んだり、
電極の上に、
バッファー材料と呼ばれる材料を塗ったりと、
食べるサンドイッチに似ています。
 
 
 
ハムサンドを例にあげると、単にパンでハムを挟むんじゃなくて、
パンにバターやマヨネーズを塗ったり、キュウリを薄く切って挟むとより美味しくなるように、有機ELも高性能化するために、電極の間には4〜5種類の有機半導体が薄く積層されています。
 
 
 
ですから、
素子の性能というのは、発光材料の性能が高いだけではダメで、
周辺材料の性能も、素子性能には大きく影響します。
また、
材料どおしの相性、食材のバランスなどなど、
有機ELサンドも、実は職人技のレシピがないと美味しくなりません。
 
 
 
そんな研究を山形大学城戸研究室ではこの28年間行ってきて、
私の本来の専門も、高分子化学、有機化学で、材料の設計、合成を行っています。
そうです、
 
 
 
フラスコを振るのが本業です。
 
 
 
もちろん、
有機ELに関しては、
その素子設計から素子化、、
作製方法の開発から、量産装置の開発、
 
そしていまでは、
照明用パネルの製造をルミオテックで行い、
コニカミノルタ、カネカなどのパネルメーカーとの共同開発を進めています。
照明器具もオーガニックライティング社で自ら製造販売しています。
 
 
 
さらに、
これまで多くのディスプレイメーカーとの共同開発をとおして、
ディスプレイにも城戸研究室発の技術が用いられ、この分野に貢献してきました。
 
 
 
そんな城戸研究室の、材料技術のレベルに関しては、たとえば、
城戸本人がトムソンロイターのHighly Cited Researchersに選出されています。
 
 
 
これは、
発表した論文の中でも、他の研究者に引用されるようなインパクトの高い論文を数多く発表している研究者に与えられるもので、
 
2年前、Materials Science(材料科学)の分野で、特に有機半導体研究者の中では、
 
日本人では、
 
東京大学の染谷先生、
大阪大学の関谷先生、
 
そして、
 
山形大学の城戸、
の3名でした。
 
 
 
昨年、
それが、
 
城戸一人になり、
 
今年の発表も、
城戸一人だけが選出されました。
 
 
嬉しはずかし、
3年連続の選出は日本ではだだ一人、
 
世界的に見ても少なくて、
いかに、城戸研究室の有機EL、有機半導体材料、および有機EL素子の技術レベルが突出しているかわかります。
 
これは、城戸研究室には世界中から優秀なスタッフ、学生、共同研究者が集まっている証拠です。
 
 
特にこの10年ほど、
科学技術振興機構(JST)の大型プロジェクトを実施している関係で、
多くの材料に関する特許を大学から出願しました。
 
 
 
地域卓越研究者戦略的結集プログラム(2009〜2014)
戦略的イノベーション創出プログラム(2009~)
革新的イノベーション創出プログラム(2014~)
 
 
これらのJSTプロジェクトでは、博士研究員や技術員も雇用し、戦略的に材料開発を進めてきました。
その成果である特許は100を超え、それは単に数だけではなく、質もトップクラスです。
 
 
それらの特許を活用する会社として、株式会社フラスクを設立しました。
正確には1〜2週間以内に設立します。
 
 
 
フラスクというのは、英語でFlask、すなわち日本語でフラスコの意味で、
フラスコを振ることが得意なエキスパートが集まる会社を表す社名です。
 
 
 
今後、
研究員10〜15名を雇用し、山形大学有機材料システムフロンティアセンターに研究所を開設して、研究開発を推進します。
 
 
 
材料の製造に関しては、実力のある既存の化学メーカーと協業して、合成や精製を委託します。   
いわゆるファブレスです。
 
 
 
また、 
ベンチャーキャピタルのみならず、
ディスプレイパネルメーカー、
照明パネルメーカー、
太陽電池パネルメーカー、
化学メーカーなどから、
資金調達して、
 
 
 
とくに、
パネルメーカーからは、必要とされる材料をテイラーメードで開発し、提供させていただきます。
 
 
 
すなわち、発光材料や、各種周辺材料を、パネルメーカーが望まれる素子構造でのセットとして開発して提供させていただくことも可能です。
 
 
 
これまで、
ディスプレイパネルや照明パネルメーカーでは、化学メーカーから持ち込まれる数多くの材料を単にスクリーニングするだけで、それには多くの人材と時間をつやしてきました。
 
 
その無駄を省けるという大きな利点が、フラスクのテイラーメード材料(Tailor Made Materials,  略してTMM)にはあるのです。
パネルメーカーの素子構造にピッタリ合った材料を提供できます、という点でディスプレイや照明パネルの開発が一気に加速させることができます。
 
 
有機ELパネルメーカーも、
有機EL照明パネルメーカーも、
フラスクも
 
 
 
TMM
 
 
 
で、
 
 
 
がっちり!
 
 
 
という訳です。
 
 
 
代表取締役社長には 菰田卓哉。
元パナソニック電工技監で有機ELプロジェクトを率いたパネル技術、ビジネスのエキスパート。
技術担当取締役には城戸淳二。
材料のことならお任せ。
 
 
 
ということで、
他にも、
その道のエキスパートが集結しました。
 
 
 
これから、
資金調達を始めますので、
ご興味のあるVC、
パネルメーカー、
化学メーカー、
などなど、
 
 
 
出資をお考えの皆様、
城戸までご連絡ください。
 
junjikido@icloud.com
 
 
 
それと、
有機合成に自信のある研究者の方、
ポスドク、
技術員の方、
素子評価が得意のデバイスの専門家の方々、
 
我々と一緒に、
世界を変えてみませんか?
チャレンジしませんか?
城戸までご連絡ください。
 
junjikido@icloud.com
 
 
 
さあ、Made in Japanの逆襲です。
 
 
 
 

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