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2017年1月31日 (火)

コニカミノルタパイオニアOLED

 
 
 

 
 
 
今朝の日経の朝刊にでてました。
 
 
コニカミノルタとパイオニアが有機EL照明事業を統合
 
 
と。
 
 
照明だけに、 
久々の明るいニュースですね。
 
 
 
記事によると、
 
 
・50%ずつ出し合って合弁会社を設立する。
・両者の有機EL照明の開発、営業部門を切り出して新会社を設立する。
・自動車向けのビジネスの営業網を組み合わせる。
・生産拠点は引き続き親会社が保有すると見られる。
 
 
とのことです。
よくわかるような、わからないような。
 
 
単に合弁で販売会社を立ち上げるということなのでしょうか?
だとすると、ビッグニュースならぬスモールニュースです。
そんなことはないと思います。
 
そこで、
正式な発表はそれぞれの会社からあるでしょうけど、この道28年の私なりに想像してみました。
 
 
 
ご存知のように 、パイオニアは三菱化学とMCパイオニアOLEDライティング(MPOL)を2013年に設立して、有機EL照明の開発と製造販売を行っています。
 
製造拠点はパイオニアの子会社である東北パイオニアの米沢工場で、工場の一部を借りて調色可能な有機ELや一部塗布で成膜した有機ELなどを製造しています。
 
ということで、パイオニアがコニカミノルタと有機EL照明の会社を立ち上げるとなると、MPOLとは競合関係になります。
 
 
そのままだとややこしいです。
どうするんでしょうか。
 
 
将来的にMCパイオニアコニカミノルタOLEDライティングになるのかもしれませんね。 
 
 
 
東北パイオニアとの関係はどうなるのでしょうか。
 
東北パイオニア米沢工場は有機EL事業部で、パッシブ型ディスプレイの製造を行っています。車載用にも採用され、Lexasなどにも使われており、パネルの信頼性も高く、長い歴史があります。また、最近パッシブの市場が広がり、黒字化しています。
 
しかし、
今話題のスマホや大型テレビはすべてアクティブ型で、パッシブではありません。
大きな飛躍は見込めないのです。
 
そういう意味では、コニカミノルタと組んでさらなる市場および技術を取り込めれば願ったり叶ったりです。
 
 
一方、 
コニカミノルタは山梨に有機EL工場を立ち上げて、フレキシブル有機ELパネルの製造販売を行っています。特徴はフレキシブルであり、軽くて曲げられるのが売りです。
しかし、少量で、これまで遊園地などを中心にモジュール販売を行っていますが、売り上げは大きくありません。
 
 
そこで東北パイオニアとコニカミノルタが組んで、フレキシブルのパッシブ型ディスプレイや、フレキシブルの照明パネルを車載用に売り込めば、一気に市場を拡大できるという目論見です。
 
車載用は家電よりはるかに信頼性が高くなければならず、そういう意味では東北パイオニアの技術およびブランドは高く評価されています。
そういう意味では今回の合弁会社は、
 
 
 
正解
 
 
 
ですね。
きっと、将来的にはそれぞれの工場も親会社から切り離して、名実ともに、  
 
 
 
パイオニアコニカミノルタOLEDライティング
 
 
 
になるのかもしれません。
 
 
 
ただ、
車載用だけでは市場はそれほど大きくありません。
 
実は、
主照明に使うには、パイオニア、コニカミノルタの有機ELパネルは輝度が低いのです。
 
そこで、
ルミオテックのマルチフォトン技術を使えば、車載用ばかりでなく主照明の市場でも市場が拡大するので、盤石でしょう。
 
 
LGに勝てますね。
 
 
 
ということで、
将来的にですが、この際、まとめて、
 
 
パイオニアコニカミノルタルミオテックOLEDライティング  
 
 
にする方がいいかもしれません。
 
この場合、
ルミオテックは三菱重工、ローム、凸版印刷、三井物産、城戸淳二の合弁なので、
正式名称は、
 
 
パイオニアコニカミノルタ三菱重工ロームトッパン三井物産城戸OLEDライティング
 
 
です。
 
ついでに、
三菱化学も加えると、
 
 
三菱化学パイオニアコニカミノルタ三菱重工ロームトッパン三井物産城戸OLEDライティング  
 
 
と、いうふうに寿限無寿限無状態になるので、単純に名前を繋げるのはやめましょうね。
 
 
ここに、産業革新機構から300億ほど投入され、パネルの大量生産が始まると、一気に市場が立ち上がり、オールジャパンの照明メーカーが世界を席巻することができます。
 
 
今回の合弁設立はその序章ということでしょうか。
 
おもしろくなってきましたね。
 
 
 
 
 
 
 
さあ、この国を有機ELで元気にしましょう。

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