昨日の日曜日、
雪が降りました。
この時期に、この量、
米沢に来て25年目。
初めて。
で、その日曜日。
ゴルフに行く予定でした。
朝早くに、ゴルフ場から電話。
閉鎖とのこと。
あのね、この日を指折り数えて楽しみにしたの。
小学生みたいに。
この怒りを予報を外した気象台にぶつける訳にも行かず、
なんだか、がっかりというか、この野郎と言うか、もやもやした気持ちで結局はうちの掃除をした。
で、
その一週間前のこと。
オーガスタでマスターズが開催されました。
そのせいで、月曜日の朝は5時起きてLive中継を観戦。
いやあ、世界一を決めるということはとてもスゴいことだなあ、
ドラマがあるで、
と感動。
それにしても、日本勢のふがいないこと。
まあ、藤田選手はあばら骨の疲労骨折で練習不足でしょうがないとして、
石川選手の情けないこと。
もともと出場の枠には遠く及ばないものの、日本の視聴率目当ての主催者が特別枠で招待したらしい。
結果、
なんとか、予選は通過したものの、世界のトップとはレベルが数段違うということを思い知らされた。
かつては、同年代のマクロイとかファウラーとかとライバルとみなされていたのに、いまや他の二人はトップクラスで優勝争い。
で、考えた。
なぜ、石川選手は伸びないのか、世界に通用しないのか。
で、その答え。
内弁慶なんです。
日本の家電メーカーと一緒。
これは、石川選手のみならず日本の男子プロ全体に言えること。
この島国でプレーするだけで食っていけるし、居心地もいい。
わざわざ外国で苦労する必要もない。
実は、これって男子プロゴルファーに限ったことじゃなく、
いまの若い人に共通すること。
外国に留学して博士をとって、外国で活躍する、なんて考えてない。
この国の大学でて、寄らば大樹的に大企業に就職したり、公務員になりたがる。
実は、これって若い人達だけじゃなく、大企業にも言えること。
この島国の程度な市場で商売すれば食っていける。
だからわざわざ積極的に外国に出て行かない。
この国で商売してる限りは護送船団方式で国が守ってくれるしね。
で、石川選手。
まじめな話し、彼には才能があると思う。
それを開花させるには、まず親元を離れること。
20歳を過ぎて、仕事場に父親がついていくことはないでしょう。
コーチでもない父親がべったり寄り添うのは、はっきり言ってみっともない。
気持ち悪い。
それと取り巻きね。
特別扱いしすぎ、温室で育て過ぎ。
宮里美香選手のように、高校卒業後、単身アメリカに乗り込み、退路を断ってチャレンジする。
これがお手本です。
石川選手にホントにマスターズで優勝したい夢があるなら、アメリカに単身渡り、プロのコーチに師事し、退路を断って努力することです。
でないと、才能はやがて腐ってしまうでしょう。
そんな石川選手の所属が昨年までパナソニックだったのがなんだか皮肉なんだなあ。
いろんなことを考えさせられたマスターズだった。