花見
先週土曜日に、無事サンフランシスコから帰って来たと思ったら、東京出張とか、来客の連打とか、とにかく超多忙な毎日をおくる今日この頃、みなさまお元気でしょうか?
で、きょうのタイトル「史上初の講演会!」。
まあ、読んでください。
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山形大学 有機エレクトロニクス研究センター
第一回国際シンポジウム
世界をリードする有機エレクトロニクス研究者の方々に各分野の最先端の研究状況を発表していただくと共に、山形大学における有機エレクトロニクス研究の取り組みを紹介致します。また、ポスターセッションも予定しており、企業・大学・研究所から有機エレクトロニクス研究の最新状況に関する多くのポスターを出展致します。
日時:
平成24年5月11日(金) 11時00分~17時50分
会場:
東京・竹橋「学術総合センター ( 東京都 千代田区 一ツ橋2-1-2)
http://www.nii.ac.jp/access/
参加費:
一般 3,000円 学生 1,000円
お申し込み:
お申し込みはこちらから
プログラム:
10:30 受付開始
11:00~13:00 ポスター展示(軽食あり)
13:00~13:05 開会挨拶 山形大学長 結城 章夫
13:05~13:15 来賓祝辞 独立行政法人 科学技術振興機構
理事長 中村 道治 氏
13:15~13:30 有機エレクトロニクス山形 最近の進展
山形大学有機エレクトロニクス研究センター長 大場 好弘
13:30~14:15 基調講演 “Future Technologies Enabled by New Materials and Creative New Ideas”
カリフォルニア大学サンタバーバラ校
アラン・ヒーガー 教授 (ノーベル化学賞受賞者)
14:15~14:45 特別講演 “Progress in Organic Heterojunction Devices”
ロチェスター大学/山形大学 連携卓越研究教授
C.W.タン 教授
14:45~15:15 休憩・ポスター展示
15:15~15:45 特別講演 “Achieving High Performance Organic Tandem Solar Cells”
カリフォルニア大学ロサンゼルス校/
山形大学 連携卓越研究教授 Y.ヤン 教授
15:45~16:15 招待講演 “Recent Progress in Small-Molecule Organic Solar Cells”
ドレスデン工科大学 カール・レオ 教授
16:15~17:45 研究講演 “N-type organic semiconductors for optoelectronics”
N.S.サリチフチ 特別連携卓越研究教授
“Organic Thin-Film Transistors for Flexible and Printed Electronics”
時任 静士 卓越研究教授
“Organic LED for general lighting”
城戸 淳二 卓越研究教授
17:45~17:50 閉会挨拶 山形大学 副学長・理事 小山 清人
主 催 :国立大学法人山形大学
後援(予定):独立行政法人科学技術振興機構・財団法人山形県産業技術振興機構・米沢市
お問い合わせ : 山形大学有機エレクトロニクス研究センター 研究プロジェクト支援室
TEL: 0238-26-3590
FAX: 0238-26-3240
E-Mail: koupjshien@jm.kj.yamagata-u.ac.jp
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ということで、こんなメンバーが一堂に会するのは史上初。
有機エレクトロニクスの最先端を知りたい人は、今すぐ申し込みを。
特に首都圏の学生さんたち、
この機会を逃すと二度とないからね。
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ということで、どこでしょうクイズの正解は、
成田発のUAでサンフランシスコ、でした。
ちょっと簡単すぎたので、回答も少なかったです。
で、MRS学会の参加。
管理人の招待講演が昨日、今夕が学生たちのポスター発表。
何を隠そう、MRSに参加できるのは研究室でもすばらしい成果を上げてる学生のみ。
すなわち、MRSに行って来たというのは一流の証。
で、その写真集。
清野です。ドクター候補です。
修士一年、チョン、といいいます。イミグレーションで小部屋に連れて行かれました。
九大安達研女子部です。キュートな彼女はいい仕事してます。
九大、北陸先端の珍しいツーショットです。
で、最後に集合写真。
番外編として、
クラレの中原さん。
クラレの森原さん。
何を隠そう、クラレでも有機太陽電池をこっそりやってました。
でも、城戸研との共著でもよかったんじゃないかなあと思うんだけど・・・。
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中小型有機ELディスプレイの動向です。
http://flat-display.dreamlog.jp/から。
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AUOと出光興産、有機ELで提携
February 04, 2012
液晶パネル大手、友達光電(AUO)は2日、有機EL(OLED)分野で出光興産と戦略提携を結んだと発表した。出光興産よりデバイス構成を含む高機能OLED材料、関連特許の提供を受け、OLEDパネル製品の開発に取り組む。戦略提携について証券会社は、AUOが今後アクティブマトリックス式有機EL(AMOLED)パネルに取り組む上で大きなプラスになると評価した。3日付工商時報などが報じた。
台湾液晶パネルメーカーは、OLED分野では、現段階で韓国メーカーに1?2年の後れを取っている。AUOは出光との提携により、製品開発時間の短縮や、材料や特許の不足を補うメリットが期待できる。
AUOは現在、3.5世代生産ラインでOLEDパネルの開発と生産を行っており、宏達国際電子(HTC)やノキアなど、複数の携帯電話メーカーが製品の認証中で、下半期に量産に入れる可能性がある。また、シンガポールでも4.5世代低温ポリシリコン(LTPS)TFTパネルの生産ラインを構えており、AMOLEDパネルの生産への転用を計画している。
彭双浪・AUO総経理は出光との提携について、「ディスプレイ産業の世界的な競争が激化する中、1社単独で戦うことは困難になっており、相互補完的な提携を求めることが現在進行中の目標だ」と述べ、さらに「出光は米UDCと並ぶOLED材料の2強で、提携は当社のOLED事業の長期的展開にとってメリットが少なくない」とコメントした。
韓国メーカーはサムスン電子が既に5.5世代ラインでAMOLEDパネルの量産に入っており、LGディスプレイ(LGD)も昨年、第8世代AMOLED生産ラインへの投資を発表している。両社とも今年、AMOLEDパネルテレビの投入を予定しており、同パネルの量産実績がなく、先端材料、設備、特許を欠いた台湾パネルメーカーは焦りを感じていた。日本メーカーは材料、技術開発の基礎力を持つものの、リスクを冒す投資は厳しい。AUOにとっては材料・特許の強化、出光にとっては量産化の実現と、今回の提携は双方にとって恩恵があると言える。
出光は2007年に静岡県御前崎市でOLED材料の生産を開始するなど、近年OLEDサプライチェーンの強化に取り組んできた。なおAUOは、今後OLED以外の他の分野でも、出光との提携の可能性を検討したいとしている。
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ソニー、台湾AUOに技術者派遣しAMOLEDとIGZO開発か
March 20, 2012
ソニー(Sony)の技術者がパネル大手、台湾AUO(友達)に駐在し、共同でアクティブマトリクス型有機EL(AMOLED)と酸化物半導体(IGZO)を採用したハイエンドのテレビ用パネルの開発に取り組んでいる模様だ。3月19日付の台湾紙『経済日報』がAUOサプライチェーンの話として伝えた。
消息筋によると、AUOの第6世代工場「L6B」にSONYの技術者が派遣されているとのことだ。両社は大型のAMOLED(アクティブマトリックス有機ELデイスプレイ)やIGZO(InGaZnOx)などの先端技術による次世代液晶パネルの技術を共同開発する予定だとのこと。開発が終了すると、この技術をより大型のパネルを製造する第8世代のL8A、L8B工場へ導入するとみられている。
AUOはすでに日本の出光興産とAMOLED材料の調達で提携。さらに大手ブランドとなるSONYと提携して受注と技術面で協力することになれば、AUOはAMOLED技術を使った大型パネルの受注を大幅に増やすチャンスともなる。
また新技術の導入に伴って、台湾の内部のサプライチェーンでも新たな顧客を得る可能性も高い。AUOが将来SONYのIGZO製造技術を導入すればこれまでAUOとシャープに対してIGZOターゲット材を供給してきた光洋応用材料科技(SOLAR APPLIED MATERIALS)の業績向上も見込まれており、台湾と日本の企業連合が世界の新世代ディスプレイ市場により大きな存在感を示すことができる。
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AUO、ソニー携帯にAMOLED供給
April 06, 2012
5日付工商時報によると、友達光電(AUO)が第2四半期にアクティブマトリックス式有機EL(AMOLED)パネルを量産、出荷する。出光興産からの材料供給、ソニーとの技術提携で歩留まり率改善を果たした。当面はソニーの携帯電話用4.3インチパネルに全力投球し、大型パネル開発も進めて、サムスンモバイルディスプレー(SMD)、LGディスプレイ(LGD)を追いかける。
AUOは今年2月に戦略提携を結んだ出光興産から有機EL(OLED)材料、関連特許などの提供を受け、2年にわたるAMOLED技術開発が実を結んだ。共同開発のため、ソニーがAUOに技術者を派遣したとの観測も出ていた。
ソニーは昨年末から今年年初にかけて、液晶パネル合弁会社、S-LCDの持ち株を合弁相手のサムスン電子に売却した一方、エリクソンから株式を買い取り、携帯電話事業をソニーモバイルコミュニケーションズ(旧ソニー・エリクソン)として完全子会社化したところだ。今年はハイエンドのAMOLEDパネル搭載携帯電話の多数発売を計画している。
AUOはまず、月産能力8,000枚の第3.5世代工場をAMOLEDパネル生産に充てる。下半期にはシンガポールの第4.5世代低温ポリシリコン(LTPS)パネル工場(同4万5,000枚)を加えて、供給量を増やす予定だ。4.3インチパネルなら、第3.5世代のガラス基板から1枚当たり50枚、第4.5世代ガラス基板から70~75枚切り出せる。将来的には、第6世代の薄膜トランジスタ(TFT)パネル工場もAMOLEDパネル用に変更する。
AUOは今年、AMOLEDパネルに重点的に投資する。年間の設備投資額400億台湾元(約1,110億円)のうち、第1四半期に90億~100億元を第4.5世代工場に投じて、AMOLEDパネル開発強化、タッチパネル生産能力増強などに充てた。TFTパネルの生産能力は拡大していない。
一方、AMOLEDパネルへの投資額を年々つり上げるSMDに、昨年から投資計画を展開するLGDを合わせれば、韓国パネルメーカーの昨年の投資額は5兆9,000億ウォン(約4,300億円)に上った。今年は8兆ウォンで過去最高を更新する見通しだ。
市場調査機関、ディスプレイサーチの統計によると、今年のAMOLEDパネル生産額は80億米ドル以上へと倍増する予測だ。
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ということで、日本の有機EL技術が最初はNECから韓国のサムスンへ、今度はソニーから台湾のAUOへ。
日の丸有機ELディスプレイメーカーのジャパンディスプレイは有機ELでのソニーの協力が得られずいったいどうするんだろう。
いずれにしても、このままでは有機ELディスプレイの技術は全部海外に出てしまうんだなあ。
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平野大臣が来学されたその夕方。
オフィスで仕事をしながらテレビを観ているとでました、大臣。
NHKでした。
有機エレクトロニクス研究センターにご入場。
クリーンルームを説明するぶっちゃけ教授。
右は近藤洋介議員。
オフィスでは、オーガニックライティング社製造の有機EL照明器具を説明。
ぶらさがりの記者さんたちに一言、
「有機エレクトロニクス、支援しますよ〜!」
実は、4階会議室での会議中に、iPhoneでパシャリ。
左から、山形大学結城学長、山形県庁高橋副知事、平野大臣、地元選出近藤洋介議員と、そうそうたるメンバーです。
ぶら下がりの様子を後ろからパシャリ。
まあ、こんな感じでセンター開所式と同じ位か、それ以上のマスコミ関係者が集まりました。
いやあ、さすがに大臣だなあ。
ということで、次は経済産業大臣様、お待ちしております。
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先週のこと、
火曜日から木曜日まで二泊三日の出張の予定のところ、
強風のため火曜日は飛行機が飛ばず、水木二日間の弾丸上海出張だった。
でもまあ、アジア県内は羽田から飛べば、九州も沖縄も韓国も台湾も上海にしても国内感覚で行けるから楽と言えば楽。
で、何をして来たかと言うと、
それは、
ヒ・ミ・ツ!
で、大臣が来られたのが土曜日で、
翌日の日曜日からまたまた外国出張。
そこで恒例の、
城戸はどこを出発してどの航空会社で、どこに到着したしょうか?
出発空港のラウンジはこんな感じ。
スペース広し!
機体は比較的新しくて、食事も最近工夫されている。
ただし、スチュワーデスさん達には何も期待できないけどね。
って、何か期待してる訳でもないけど。
約9時間のフライト。
空港からホテルまでタクシーで約30分。
チェックイン後に、お昼を食べに学生たちとふらりと町中へ。
いやあ、この写真がでたら簡単やね。
まあ、今回は入門者向けということで。
ちなみに夜はこんな店で、名物のコレをいただきました。
ヒント満載でした。
本日、土曜日。
草の上で棒を振って運動する予定だったけど、急遽変更して大学へ。
しかもスーツを着て、ネクタイをして。
何でかって言うと、
平野文科大臣が来学されたから。
有機エレクトロニクス研究センターの視察、そして有機EL総責任者の管理人との面談が目的。
100周年記念会館で昼食、歓談後にセンターへ。
城戸先生太ったんじゃない?
とのご質問に、
はい、ストレス太りです。
1階のクリーンルーム、5階の化学合成室、デバイス作製室、ご見学後に城戸オフィスへ。
(写真)YOMIURI ONLINEから
有機EL照明や携帯電話などの有機EL製品を見ていただいたあとに、4階会議室へ。
飯塚学部長、大場センター長に続き、城戸が最近の状況を説明。
特に塗布型有機ELに興味を示され、JSTプロジェクトについて、
「予算を増額するから研究開発を加速せよ」
と心強いお言葉をいただいた。
あのー、現在年間7000万ほどですけど、これを2億ほどに増額いただければ有り難いんですけど。
平野大臣、ご多忙中、雪の米沢までおいでいただき有り難うございました。
いやあ、充実した一日だった。
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朝8時。
イチロー氏が自宅前に到着し管理人をピックアップ。
次いで、車で15分ほど走り、シマヌキ氏をご自宅でピックアップ。
で、向かったのが山形大学小白川キャンパス。
そうです。
きょうは記者会見の日。
学長の定例記者会見の中で重大発表することになっている。
で、その中身。
新会社の設立!
とりあえず、配布した資料をお読みください。
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平成24年4月3日
山形大学
山形大学発ベンチャー 設立
有機EL植物工場、常温乾燥機の研究開発、製造販売会社
山形大学の有機エレクトロニクス、流体力学の技術力及び地元企業の職人技
を結集し農業の六次産業化のため、食品を製造・販売することを目的に設立。
◇城戸淳二山形大学教授、鹿野一郎准教授、嶋貫昭一(有)サント電業社長は4月2日、有機EL光源を用いる植物工場、常温乾燥技術を用いた食品加工の研究開発および乾燥機の製造販売会社「ナチュラルプロセスファクトリー株式会社」を設立しました。新会社はまず、常温乾燥機及び常温乾燥技術を用いた食品の製造販売を計画しています。
◇具体的には、有機ELなどの人工光源を用い、光ダクトや将来的には太陽電池を用いて太陽光をも利用し、さらに流体力学的に計算された工場内の環境を均一に保つ技術を駆使して徹底的に省エネ化された植物工場を設計、開発し、販売します。その際、県内企業より部品を調達、さらに県内企業にて加工、組み立てを行い県内企業のものづくり技術を最大限利用します。
◇また、常温乾燥機はすでに小型、中型機はサント電業での販売実績もあり、さらに大型化、大量生産型の開発を行い工場設計までを行います。常温乾燥機の商品化は、山形大学との共同研究の成果であり、嶋貫サント電業社長が山形大学大学院ものづくり技術経営学専攻で学び、事業化に成功したものです。
☆新会社の概要
社 名 :ナチュラルプロセスファクトリー株式会社
事業内容 :有機EL植物工場、常温乾燥機の研究開発、製造販売会社
資本金 :300万円
出資者及び出資比率:城戸淳二(33.3%)、鹿野一郎(33.3%)、嶋貫昭一(33.3%)
代表取締役社長 :城戸淳二(山形大学教授)
本社所在地 :山形県米沢市窪田町矢野目2546番地
従業員数 :5人
※山形県や東北経済産業局、(独)科学技術振興財団、(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構の支援も受ける予定。
(お問い合わせ)
ナチュラルプロセスファクトリー株式会社
(TEL)0238-37-4977
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ということで、まず常温乾燥の技術を使って商売を始めます。
常温乾燥は熱をかけないので植物の持っている酵素などを失活させないので栄養価が高くて、しかもフリーズドライのように電気代がかかることもなく、しかも初期投資も少なくて、理想的な乾燥方法。
けど、大量に処理するのが難しかったこの乾燥技術、山形大が誇る流体力学の専門家、鹿野一郎准教授が完成させた。
すでに、商業ベースでの乾燥に使用され始め、さらなる応用も考えられることから今回新会社を設立して大々的に普及活動をすることになった。
たとえば、おせんべい。
サント電業の乾燥機は山形県内のおせんべい屋さんで使われていて、この方法で乾燥させたせんべいがバカ売れ。
http://www.sagaeya.co.jp/SHOP/387261/389049/list.html
近所のヨークベニマルでも売ってるけど、これがうまいのなんの。
で、比較として普通の大量生産品。
ボリュームは倍以上で、値段は半分。
このしみかり煎餅、値段は高いけど、売れるんだなあ、これが。
同じ原料を使ったせんべいでも、ほんの少し製造工程が違うだけで、おいしさが増して、高く売れる。
付加価値を高めるということでしょうか。
だから、これからの農業は単にお米を作る、野菜を作るだけじゃなく、それをいかに付加価値を高めて消費者に届けるか、まで考えないといけないと思う。
その方法の一つが常温乾燥技術で、その技術を世界で唯一確立することに成功したのが、山形大学の知恵と地元企業の熱意。
農業の6次産業化に貢献します、
ナチュラルプロセスファクトリー株式会社。
ご支援よろしくお願いします。
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日経Web刊より:
東芝・日立・ソニー統合会社、有機ELパネル参入
スマホ向け、サムスン追撃
2012/4/2 23:39
東芝、日立製作所、ソニーの3社と官民ファンドの産業革新機構が共同出資する中小型液晶パネルの新会社、ジャパンディスプレイ(東京・港)は2日、有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)パネル市場に参入する方針を明らかにした。2013年度にもスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)向け有機ELパネルの量産を始める。先行する韓国サムスングループを追撃する。
大塚周一社長が2日、新会社の発足会見を開き、有機ELパネルについて「13年度をメドに量産を始める」と表明した。日立製作所から取得した茂原工場(千葉県茂原市)に試験設備を設けて研究を進めている。12年度中にも製品のサンプルを通信機器メーカーなどに出荷し、受注につなげたい考え。
スマホ向けの有機ELパネルは現在、サムスングループのサムスンモバイルディスプレーだけが量産している。大塚社長は「パネルの高精細化や消費電力を抑えた新製品を開発し、明確に勝てる戦略でやっていきたい」と強調した。
記者会見後、大塚社長は新会社が量産する有機ELパネルの解像度について「(1インチ当たりの画素数で)300ppiを目指す」と語った。サムスン製の1.3倍にあたる。解像度を高めて差異化をはかる。
新会社の母体となった3社はこれまで単独で有機ELパネル技術の開発を進めてきた。ソニーは07年に世界初の11型の有機ELテレビを発売した。現在は放送局などで使う25型の有機ELモニターの生産を続けている。日立はキヤノンと08年以降、共同開発を進めてきた。東芝は有機ELパネルに使う電極材料を効率生産する技術を持つ。
3社は高い要素技術を持ちながら、既存の液晶パネル事業で赤字が続いた。財務基盤が弱く、多額の投資を必要とする有機ELの量産で出遅れる要因になった。3社は事業統合を機に、蓄積してきた技術を持ち寄れば高性能な有機ELが開発できると判断した。
今月1日に発足したジャパンディスプレイは中小型液晶パネルで20%超の世界シェアを持ち、首位。従業員は約6200人で、11年度の売上高(3社合計)は4500億円。資本金は2300億円。産業革新機構が2000億円を出資した。15年度に売上高で7500億円を目指す。
社長に就任した大塚氏は、かつて半導体大手のエルピーダメモリの最高執行責任者(COO)を務めた。
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ということで、日本代表選手であるジャパンディスプレイの有機EL市場参入です。
まあ、わかってたけどね。
他にもキヤノンの有機EL材料技術や東北パイオニアの有機EL成膜技術、山形大学の基礎、応用研究も集積すれば盤石の体制と思うんだけど、いかがでしょう、大塚社長。
サムスンは手強いですよ。
くれぐれもエルピーダのようにはならないでくださいね。
きょうから春休みも終わり、研究室の新年度のスタート。
朝一の全体ミーティングで、教授として一言申し、夕刻からは飲み会。
以下、写真集。
教授の差し入れのハブ酒にホオズリする4年のタカハシケント。
ハブ酒に寄って来たM1のイデタとサトウ。
実は眼鏡をはずすと韓流だったイデタ。
モトダさん一目惚れ。
なぜかご機嫌なササベ助教。ひょっとして・・・。
今回は40数名の飲み会で、これはほんの一部。
なぜか眼鏡を外すササベ助教。
ちょっとデレッとしているのが、この4月から着任のオオヒサ氏。某KM社からの移籍組その2。
左はこの4月着任のウダガワ氏。某Y県の研究開発センターからの移籍。理由はここでは書けません。
プーさん笑い過ぎやで。
4年です。
右の二人は横山研の精鋭。左は城戸研のお笑い芸人。
やっぱり〆はシュークリームですな。
ということで、新しい年度の始まりです。
みんながんばってね。
ちなみに、明日の11時から本部キャンパスで学長を横に記者会見。
夕方6時からのテレビニュースと明後日の新聞各紙を注目!
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