ソルベー法
ベルギーのブリュッセル空港に降り立って、タクシーで20分ほどで来たのがLeuvenというところ。
ここで、Solvay-COPEシンポジウムという有機半導体の国際会議で招待講演をさせていただいた。
Solvayというのはベルギーの会社。
あまり日本では知られてないけど、高校の化学で習うソルベー法のSolvayなのです。
1863年に設立された。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ソルベー法 (Solvay process) とは、ガラスの原料である炭酸ナトリウムの工業的製法。電気分解が必要ないため、低コストで生産できる方法である。また、副材料のアンモニアと二酸化炭素を回収し再利用できるといった特徴も持っている。1861年にベルギーの化学者、ソルベーが考案し、1867年に実用化された。原料としてアンモニアを用いることから、アンモニアソーダ法とも呼ばれる。電離しにくい二酸化炭素をアンモニア水で電離させるのがこの方法の主要な部分である。
山形大工学部ができる50年も前に大発明をしたソルベー氏の会社だから歴史は古く由緒正しい。
その化学会社がベルギー出身の米国ジョージアテック、ブレダ教授らと毎年開催しているのがこの会議。
今回で4回目なんだけど管理人は第二回のジョージアテックでの会議にも呼んでいただいた。
これ会議場の様子ね。
若者はこんなところで招待講演させていただくことを目標にしないといけない。
参加者はほとんどがヨーロッパの企業研究者、マネージャー、大学関係者でしかもレベルが高く、情報交換には持ってこい。
最新の研究開発状況をシンポジウムで仕入れ、コーヒーブレイクや夕食会場で裏話を聞きだしながら、人的ネットワークもまたまた拡大できた。
昨夜のバンケットは、上質のワインとフレンチの影響を大いに受けるベルギーの料理で満足。
通常、学会の懇親会ではこれはこれはと思える物は出ないけど、さすがベルギー、
やるなあ。
(写真)ドイツでいただいた物とは違い、太く、サクサク感があり、うまい。お決まりのホランデーズソースでないところにも脱帽。
(写真)ソースが絶品。パンで最後まで舐めるのがフレンチですなあ。
(写真)ダイエットを忘れるね。
実は10年ほど前にもベルギーのゲントに来たことがあって、その時にマツモトさんとたまたま入ったレストランが絶妙で、とにかくベルギーと言う国はフランス、イタリア、スペインとならぶグルメ大国であるということに気がついていて今回も密かに楽しみにしていたんだけどその期待を裏切らなかった。
いまのところアイスランドの火山はおとなしくしているけど、思いっきり大噴火してここに1週間ほど釘付けになってもちっとも困らないなあ、と不謹慎なことを考えてしまう管理人はおかしいのだろうか。
日曜日に帰国予定。
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