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2009年8月

2009年8月31日 (月)

知財戦略

 
 
(写真)横田基地のF-18Dホーネット(本文とはぜんぜん関係ありません)  
1f18
 
 
FA-18は、アメリカ海軍と海兵隊が使っている戦闘攻撃機。
(FA-18とか、F/A-18とかで記載されてるけど、アメリカの軍用機命名規則は記号の使用を禁じており、正式にはFA-18)。
それで、写真は、FA-18D で二人乗り(ちなみに一人乗りは、FA-18C)。
 
当初は、映画、トップガンで御馴染みのF-14補助のための艦載戦闘機であったんだけど、いつの間にか、F-14の後継機となり、現在に到っている。
初飛行(FA-18A) は1978年とあるので、基本構造は、もうかなり、古い機体とも言える。
現在は発展型であるFA-18Eのスーパーホーネットと区別する意味で、レガシーホーネットと呼ばれることも、あるようだ。
 
本機の外見上の特徴は、エリアルールを適用して主翼と水平尾翼の間に配置された垂直尾翼・・・。
そして、直線翼に近い後退角の小さな主翼・・・。
 
それと、なんと言っても、最大の特徴は、どでかいストレーキが張り出している点か。
 
原型機といえるP-530の愛称が「コブラ」とついていたので、このストレーキも、コブラの鎌首、シンボル的な左右へ広がった状態に見立てたものだったのだ。
 
じゃあ、このストレーキが何の役に立つの??と言うと・・・。
中低速域での機動性と離着陸性能に優れた特性を持つ・・・だけど、その他の性能、特に加速性能等では良くないちゅうので、空軍は不採用!!
空軍と、張り合っている海軍は、離着陸性能を重視し、意地でも採用!!・・・って訳でも無いんだろうけど・・・。
又、メインギヤは、いかにも着陸(艦)時に加わる大きなショックを良く吸収しそうな、折れ曲がりタイプ・・・。
 
アメリカ以外に、オーストラリア空軍、スペイン空軍、カナダ軍、スイス空軍、フィンランド空軍、クウェート空軍、マレーシア空軍、 と、7カ国で採用されている。
ネットによると、お値段約2900万〜5700万ドル(2006年)くらい。
 
現在は、F18は、FA-18E(一人乗り)およびFA-18F(二人乗り)として、開発され、FA-18A、Bは、既に生産されていない。
このFA-18E及びFは、FA-18C、D、を改良・発展させたものだけど、多岐に渡る改修の結果、C、D型と、E、F型の共通部品は、たったの1割程となってしまったそうだ。
実際には別物と言っても過言ではない程の再設計になっているらしい。
 
それで、FA-18E及びFは、敬意を込めて、「スーパーホーネット」との、愛称を付けたとある。
商売上のキャッチコピーなんだろうねえ・・・。
 
 
 
で、本文。
 
夕方から、阪大の某教授とこんどうで朝鮮人参たっぷりのサムゲタンをいただきながら有機ELの話とか、有機エレクトロニクスバレー構想の現状と課題とか、国の大型プロジェクトのまじめな話をしていたら、コーちゃんとノリちゃんが時間差でやってきて、ノリちゃんがコーちゃんに「ねえ、サムゲタンたべて精力付きすぎたらどおすんのよお」と大きな声で言ったので、一同笑った。
 
大阪でもやっていける。
 
昼は有機エレクトロニクス研究所で、月例報告会。
その後、幹部だけの推進会議。
そして、発明委員会。
 
推進会議では所長からの報告として、先週の「山形県有機エレクトロニクス産業推進会議」の内容を話した。
一同、あぜん、呆然、そして怒り。
 
たとえば、
 
知財に関してこの会議では評価委員のお一人が、山形県の知財戦略はどうなっているのか、と聞かれたので、管理人が手を挙げて「ありません。」と答えようとすると、一瞬早く県庁の担当者が、「現在、委員会を作って検討中です。」と答えた。
 
そこで、手を挙げて「私が、二ヶ月ほど前に、研究所の知財の活用法を考えてくれ。」と機構本部に申し出たからようやくその検討を始めたということを言おうとしたけど、大人気ないのでやめた。
 
もともと、山形県庁には知財戦略というものはない。
 
 
ここだけの話だけど、全国の国立大学でもまともな知財戦略を有するところはほとんどない。
もともと、特許というのは発明者がそれを実施する場合にその権利を守るためにあるのであって、第三者からライセンス料をピンハネするためにあるんじゃないんだから。
 
 
ものづくりの現場を知らない人間は、いくら本で勉強しても特許について語らない方がいい。
  
血圧が正常に戻った管理人なのであった。
 
 
 
 
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2009年8月30日 (日)

選挙と有機EL

 
 
きょうは全国的に衆議院選挙で盛り上がっていて、昼過ぎに投票に行ってきた管理人。
夜のテレビもダラダラと開票速報を見ていたんだけど、開票が始まっていないのにもかかわらず、出口調査とかで当落が発表されていて、ちょっと不思議だった。
 
結果、予想通り追い風が吹きまくり民主党が大勝ちしたんだけど、地元山形二区でも民主党の近藤洋介氏がこれまた予想通り自民の候補を破り、山形イコール自民王国というのを完全に過去の話にしてしまった。
有機ELの研究者としては、近藤議員が「有機ELを支援する」ことを打ち出されているので、今後は全面的に山形の有機エレクトロニクスバレー構想に対してご支援いただけるので有り難い。
   
山形一区の鹿野道彦議員とともに、吉村山形県知事を支持して山形県庁でも有機ELに追い風を吹かしていただきたいものだ。
  
 
 
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2009年8月29日 (土)

朝鮮人参

 

(写真)横田基地のF-15(本文とは関係ありません) 
1f15


とうとう米沢でも本格的にインフルエンザがはやりだして、うちの娘の小学校でも学級閉鎖が出た。
でも、いまだに市とか教育委員会とかからは、なんのお達しもなくて、クラブ活動の自粛などは現場の判断に任されている。
   
公務員(学校の先生のことね)というのは責任をとりたくないので、生徒が学外活動に参加するかどうかは、結局は各家庭に任せられ、子供にせがまれると許してしまう親もいるわけで、その結果、インフルエンザが蔓延するのだ。
  
もしそうなったら、市長、責任とってくださいよ。
  
 
と言うわけで、うちでは自粛と言うことで、好きなバスケの試合の応援にも行かず、先週東京で買ってきたDVDを観た。
 
1本目は「エクソシスト」。
35年前のホラーで、当時は画期的だったんだけど、今観るとそれほどでもなくて、小五の娘も怖くないと言った。
 
2本目は「ハチ公物語」。
仲代達也主演のオリジナル。
これはこれで、なかなか泣けるなあと思ったんだけど、娘は「HACHI」の方が泣けたと言って、けろっとしていた。
 
世代の差やね。
 
夕刻からは福島からお客さんが見えられて、こんどうで会食。
城戸ワインとか、兵庫県のおいしいお酒とかいただいて、昔話に花を咲かせていたら、常連のノリちゃんとコーちゃんのカップルが見えられた。
 
エクソシストの話から、除霊の話、鎌倉の幽霊マンションの話を一通りした後で、朝鮮人参の話になった。
 
うちの韓国の研究生が、生の朝鮮人参を持ってきてくれて、その食べ方なんかをこんどう親方と議論して、今度、ここでサムゲタンを作ってくれるということになった。
 
 
そしたらコーちゃん、
 
「そりゃあ、精力が付くなあ」
 
と言って、ニヤニヤしたので、
 
ノリちゃんが、
 
「それ以上精力つけて、どおすんのよお」
 
と突っ込んだ。
 
  
一同、笑い転げる。
ここはいつ来ても楽しい。 
 
 
 
 
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2009年8月28日 (金)

霞ヶ関

 
 
(写真)経済産業省本館(本文と関係あります)
1
 
 
昨夜は最終のつばさで東京へ。
ホテルのチェックインは日付が変わる寸前、その後、メールやらシャワーやらで寝るのが遅くなった。
最終での上京はつらいで。
  
今朝は朝一で、霞ヶ関の経済産業省へ。
 
9時にアポをいただいてたんで、勝手知ったる我が家、15分前に到着して余裕かと思っていたら、建物の中にゲートができていて、用紙に必要事項を記入して警備員さんのチェックを受けなければならなくなっていて、少々あせった。
 
某氏との面談では、有機ELのディスプレイや照明の状況、課題、問題点、そして山形県の取り組みについて説明させていただいた。
特に、山形県庁の取り組む姿勢に対して、最近あったできごとを中心に細かく説明したら、驚かれ、あきれられ、なぜそうなのか聞かれたので、知事が交代したことや、担当の部長、課長など主要人物の考え方によるところが大きいんです、と自分の考えを伝えた。
 
齊藤前知事は有機ELの支援に前向きだったのにねえ、と残念そうにされた。 
私も残念です、と同意した。
 
 
面談が終わり、東京駅までタクシーを走らせ、つばさで米沢へ。 
 
午後3時から地元米沢工業高校の小野校長が来室され、共同研究の打ち合わせ。
これが実現すれば、地元の大学、高校の連携で地域の活性化ができると、企画していて楽しくなってきた。
 
霞ヶ関にも応援して欲しい。
 
  
 
 
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2009年8月27日 (木)

警察

 
 
(写真)横田基地のA-10(本文とは関係ありません)
1a10


日頃から警察にはあんまりお世話になりたくないと思っている管理人、
米沢警察署から二人の警官の方々がオフィスに来られたときは少々どぎまぎした。
 
ひょっとして、アレしたのばれてました?
もしかして、あのときのアレ見られてましたか?

と、白状しそうになりながら、しらばっくれて何のご用でしょうかと聞いたら、講演の依頼だった。
って、いうか、ホントは前もって電話で講演依頼があったんだけどね。
 
 
米沢警察署ではときどき、米沢のいろんな分野、業界から講師を呼んで、もっと米沢を知る勉強会をしておられるとのことで、
ぜひ米沢の有機ELの話をして欲しいとおっしゃった。
  
聞くと、先日の「有機ELあかり塾」の開塾式に参加されてて、米沢警察署員約150名に管理人のためになる話を聞かせて有機ELの勉強をしたいとのことだった。
 
で、管理人、
 
了解です。
喜んで。
 
その代わり、スピード違反は見逃してね、
 
なんて、頼まなかった。
  
 
四方山話の中で、観光客が今年激増した米沢で、車上荒らしが増えてると聞いた。
なんでも、車中にバッグなどをおいたまま車を離れると、助手席からドアをこじ開けて、バッグの中から財布をとって、その中から免許証とキャッシュカードやクレジットカードだけを抜き取っていくとか。
 
そうすると、車のオーナーはしばらくカードが盗まれたことに気がつかず、その間にATMから現金をしこたま引き出すそうだ。
 
だから、車上荒らしにあわないコツは、
 
1.車の中に貴重品は置かない。特に目に付くとこに。
2.キャッシュカードの暗証番号は生年月日にしない。
 
ことだ。
結構、生年月日を暗証番号にしてる人は多いそうだ。
  
その他にも、普段知り得ない業界の情報を聞かせていただき、最後に、腰痛を一発で治してくれる「魔法使い」と呼ばれる寒河江の整骨院まで教えてもらった。
 
調子に乗って、今度、拳銃一発撃たせてください、と頼んだら、それだけはできません、ときっぱり断られた。
 
 
楽しい来客だった。
 
 
 
 
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2009年8月26日 (水)

霞ヶ関は雲の上

  

(写真)横田基地のF-16(本文とは関係ありません) 
1f16
 
 
朝9時に研究室に行ったら2年生の学生がすでに椅子に腰掛けて待っていた。
昨日、メールがあって研究室を見学したいと言うことだったので、10時から来客なんで9時においでと返事しておいたのだ。
 
もらったメールにはこうあった。
 
・・・・・・・・・・
 
城戸先生、こんにちは。私は、先生が所属なさっている機能高分子工学科分子設計コースの2年生で○○○○(学籍番号:XXXXXXXXX)と申します。
先日、私は経済産業省主催の「地域魅力発見ツアー(詳細はhttp://chi-bus.net/students/)」に参加し、山形県内の物づくりの現状を自分の目で見てきました。その企業の中には、城戸先生そして米沢が主体となって研究が進んでいる「有機EL」に関連した物づくりをなさっているものもありました。具体的には「タカハタ電子、昌和製作所、伊藤電子工業」の3つの企業です。
またそこの社長である「安房毅社長、小関博資社長、伊藤勝男社長」にも直接お話を聞いたり、私からもいくつか質問をさせていただきました。そしてこの体験によって、ますます「有機EL」について関心を持つようになりました。
そこで、城戸先生にお願いがあります。もしよろしかったら、私に先生の研究室を見せて下さい。よろしくお願いします。
 
・・・・・・・・・・
  
安房社長とか伊藤社長とか、身近な人たちの名前が飛び出すので、うれしくなって話を聞くと、
「中小企業のイメージが変わりました。」
って言う。
 
なんでって聞くと、
「社長さんたちの情熱がすごいんです。」
とのこと。
  
そのときの写真を見せてもらうと、20数人の学生たちのいきいきした顔と安房社長のなんだかうれしそうな顔が見事に調和して融合、楽しそうで見るだけで元気が出るような写真なのだ。
 
だれがこんな企画を考えたのかと聞いたら、経済産業省の課長さん、と答えた。
 
ええええっ、
と、驚いた。
 
霞ヶ関の雲の上の役人さんが、こんな地方の現場にマッチングした素晴らしい企画をされるとは、流石やね、と我らが経済産業省を見直した。
 
学生さん、付け加えて、
「先生の講演、数年前に聞いてるんです。」
 
ええええっ、どこで?
と聞くと、
 
「うちの高校で講演されたんです。福島の○○高校です。」
 
ああ、そうかあ、福島にはこれまで数回高校に講演に行ってる。山形より多いかもね。
 
「その講演聞いて、山形大受験したんです。」
 
うううう、
もうちょっとで、涙がチョチョ切れそうになった。
 
  
次のお客さんが来られそうな時間になったけど、サービスして話を続けた。
 
あのね、大企業に行きたがるのは安定志向の人間。ブランド志向の人間。
大企業じゃあ、10年後、20年後の自分の姿がすぐそばに見本としてあるから、それを見て安心するわけ。
オレは夢がないと思うけどね、それは本人次第や。
 
自分の力を試したいなら、中小企業やベンチャー。
ホンダやソニーも最初は中小企業だったんだから、そういうところに行って第2のホンダやソニーと言われるまで自分の力で大きくしようと思うのがチャレンジング精神、ベンチャー精神。
 
そういう意味で、公務員になりたいという人は「超」がつく安定志向で、変化を求めず、仕事でも上司に言われたことだけをやる、そういう人に向いてる。
あなたはそうは見えないね。
  
だから、このツアーを企画した課長さんのセンスの良さと実行力に脱帽したのだ。
  
 
さっき、iPhoneでメールをダウンロードしたら、その学生さんからお礼のメールが来てた。
 
・・・・・・・・・・
 
先ほど、城戸先生の研究室を訪問した○○です。
   
今日はお忙しい中、私に先生の貴重な時間を割いていただき、ありがとうございました。先生から数々の為になるお話を聞くことができて、先生に直に会って良かったなと思っています。
そもそも、今日のように私が先生にお会いしようと思ったのは、ツアーの中であることを自分で決意したからなんです。それは、「知るだけじゃダメ。知ったことによって自分を自分なりに考え、行動を起こそう」ということです。そこで、私は早速、今日のようにして先生にお会いすることにしました。
 
実際、先生のお話を聞いていて私なり感じたことがあります。それは、ツアーで訪問した企業の社長といくつかの共通点があるということです。例えば「世界に1つしかないものを作りたい」や「自分が決めた道で一番になろう」というプロフェッショナルな姿勢がそうです。この姿勢は本当に素敵だと思いますし、自分もそんな風になりたいと思います。そして今度、先生に会ったときには先生に「おまえ、成長したな」と言われるように頑張りたいと思います。
  
今日は、本当にありがとうございました。
 
・・・・・・・・・・
  
こちらこそ、有り難う。
こころが暖かくなりました。
  
福島県の内堀副知事、こんな優秀な若者、山形がいただきます。
すいません。
  
  
で、何を隠そう、きょうは昼から東京出張。
帰りのつばさの中でパカパカとMacBookに向かってキーボードをたたいているんだけど、例の「有機エレクトロニクス関連産業集積プロジェクト評価委員会」が開催された。
今年度で第1フェーズが終わる有機エレクトロニクスバレー構想のこれまでの成果報告と、来年度以降の研究計画の事前評価。
 
山形県庁の工業振興課から今後の計画やら体制が提案され、その後、山形大学工学部長の発表、そして有機エレクトロニクス研究所長のこの私からの発表及び提案、と続いた。
 
きのうのエントリーでも書いたけど、いまだに県と大学の方向性が一致してなくて、ちぐはぐな発表会で、審査委員の先生方もかなり戸惑っておられたようだ。
 
それにしても困惑したのがこれ。
昨夜遅くに県庁の発表資料をあらかじめメールで送ってもらったので、こちらも深夜に完成したpdfを送っておいた。
ところが、今日、会場に着いたら県庁の資料が急遽刺し変わっていて、昨夜いただいたものとは、肝心な部分に霞がかかったように修正が入っていた。
 
こら〜っ!
オレの発表資料見てから内容変えたんかっ!
 
委員の先生方の前でこの食い違いを指摘され、議論されるのを避けたんだな。後ろめたいところがあるからそんなことするんだろう。
この県の将来を左右する重大プロジェクトを真剣に考えていない役人さんたちに、大きく、深く、心の底から落胆した。
 
その上、委員会では時間が短くて深く突っ込んだ議論もさせてもらえず、退出させられた後で委員の先生方と山形県関係者だけで打ち合わせして、報告書をまとめ上げて、結局はアリバイ作りのお手盛り委員会なのかなあ、と県庁職員のお見事とも言える手腕にある意味脱帽した。
  
 
帰りしなに、大場学部長が一言、
 
「○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○」。
 
  
同じ役人さんでも、霞ヶ関と地方自治体の歴然としたレベルの差、能力の差、志の差、を肌身で感じた一日だった。
地方自治体にとっては、霞ヶ関はあらゆる点で雲の上なんだろうなあ。
 
 
地方分権は遠い。
 
 
 
 
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2009年8月25日 (火)

ダークサイド

 
 
午前中は「フィナンシャルジャパン」誌の取材。
中小企業についての特集で、オーガニックライティング社のことを聞きたいとのことだった。
誰もが聞く一般的な質問に答え、中小企業の良いところは?と聞かれたので、フットワークの軽いところですと答えた。
 
大企業では非常識なテーマで研究はできません。
20年前は有機物に電気を流して光らせる研究は非常識そのもの。結局、実用化一番乗りは山形県の東北パイオニアだった。
だから、これからの技術立国日本は既存の大企業なんかには頼らずに、中小企業やベンチャーを大きくすることに国や地方自治体は注力すべきです、と持論を展開した。
 
パラダイムシフトについて行こうとして、ついていけないのが今の大企業。
それよりパラダイムシフトを起こすベンチャーを生み出すのがこの国の生きる道。
 
インタビューの後、伝国の杜に出かけて有機ELラウンジでポーズをとった。
 
 
午後からはまず有機太陽電池研究会。
毎月、企業の方々と勉強会を開いているのだ。
 
その後、装置メーカーの方々の訪問を受け、夕方、某県庁の方々がまたまた来室された。
何を隠そう(隠してないけど)、明日は東京での県庁主催の「有機エレクトロニクス関連産業集積プロジェクト評価委員会」。来年度以降の山形プロジェクトの事前評価委員会なのだ。
  
この全国から注目されてるプロジェクトで、県庁の方向性と大学の方向性に若干(?)のズレがあって平行線をたどり、彼らと議論していると胃が痛くなりそうだ。
ダークなエネルギーさえ感じる。 
 
  
ここのところ機嫌が悪いのはこのせいだからな、
悪く思うな千葉。
 
 
 
 
 
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2009年8月24日 (月)

UFO

   
  
(写真)横田基地のF-22(本文とちょっと関係あります)
1f222
 
 
午前から午後にかけて、研究室夏休み前の中間報告会で時間切れでできなかった学生たちの報告を聞いた。
数が多いので学生もピンキリ。
データ出てない学生、がんばりや。 
 
 
午後は学内の会議で、これから申請するプロジェクトの打ち合わせ。
地方自治体との共同で申請することになっているので、県庁のハンコがいるんだけど、その県庁が無理難題をふっかけるので会議では大学だけで申請するかという過激な意見も出た。
大学が活性化することは、優秀な教員や学生が集まり、その結果地域も活性化するというのに、この県庁は一体全体何を考えてるんだろうか、と皆あきれた。
 
まあ、公務員に地域活性化をまじめに考えろと言うのが所詮無理だし、県庁は「ざわせん人脈」で牛耳られてるし。
どうなるんだろうか、山形県。 
 
 
午後から旧知の共同研究企業の杉本さん(仮名)が早稲田のオケの後輩の一級建築士を伴って来室された。有名建築家の磯崎新氏と仕事をされてる超一級建築家なのだ。
前もって伝国の杜の有機ELブースを見ておいてください、と伝えておいたので、どうでしたか?と聞くと、
  
ダメですね。
 
と厳しいご意見。
どこがダメなのか、具体的には教えてもらえなかったんだけど、建築家の目から見てピンと来なかったということだろう。
 
夕刻から「旬采こんどう」で、岩牡蠣とか米沢牛タンとかいただきながら昔話やら、満州のこととか、李登輝氏のこととか、ルーブル美術館とか、芸術家と科学者が集まるとこんな話になるのかというくらいバラエティに富んだ5時間だった。
 
なかでも、Qちゃん系の話になって、カウンターのマリちゃんが福島の心霊スポットを紹介したり、バイオリニストでもある一級建築士のスタジオ録音の怪の話とか、エジプトに遺跡発掘の際に見たV時編隊で飛んでいく未確認飛行物体UFOの話をされた。
あの吉村作治教授と発掘に行ってたそうで、吉村教授にUFOのことを聞くと、エジプトではしょっちゅうあるよ、とのことだった。
 
UFOが宇宙からの飛来者の乗り物だとすると、一機250億円もするF-22でもかなわないだろう。
 
  
 
 
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2009年8月23日 (日)

衆院選のレレレ?

 
 
横田基地のF22(本文とは関係ありません)
1f22

 
昨日だったか、テレビを見ているとどこかの地方自治体の首長さん(知事のことね)がインタビュウに答えて、「○○さんを応援することにしました。というのも、前回の知事選で応援してもらったから。」的なことをおっしゃった。
 
 
その瞬間、管理人の頭の中、
 
 
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だらけになった。
 
 
応援する基準は、候補者の政策とか、人物とか、ビジョンとか、経験とか、要するにこの国のためには、どなたがふさわしいかで選ぶべきであって、「お世話になったから」では、政治家に便宜を図ってもらってる、そこらへんのいかがわしい企業団体と同じじゃないか、
 
と、地方自治体のレベルの底なし沼のような低さに驚き、あきれはて、落胆し、失望した。
 
地方分権なんて夢のまた夢だわ。
 
 
 
 
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2009年8月22日 (土)

300万ヒット御礼

 
 
このバカブログを始めてちょうど二年。
ちょうど300万ヒット。
 
ご愛読有り難うございます。
 
これからもぶっちゃけ続けますんで、よろしくお願いします。
 
 
 
 
 
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2009年8月21日 (金)

エコフラワー

 
 
きょうの午前は企業の方々が来られ、その後引き続き某県庁の方々。
企業の方に見せてもらった新聞記事には、「北九州市が有機ELの拠点宣言をした」という、寝耳に水のニュースだった。 
 
えええっ、と思ったけど、
県庁の人たちに新聞記事を見せながら、人口200万都市が、その気になって予算をつければ人口120万で貧乏な山形県なんてひとたまりもないですよ、と忠告した。
  
これまでの産業集積のアドバンテージを保つためには、引き続き有機ELへの支援を怠ることはできないのだ。
 
かく言う管理人も、山形が中途半端な支援しかしないと引き受けないし、大阪人として山形県に義理も恩もなく、しかも父方が福岡出身なので、あちらの方が縁があるので、お手伝いを頼まれれば断れません。 
 
 
午後から助教人事の講演会。
青色リン光材料の内容で、管理人には分かりきった話だけど、委員会メンバーには少々専門的すぎた。
 
 
で、エコフラワーのこと。
 
実は、米沢ではすでに夏休みが終わっていて、きょうも娘が夏休みの課題を学校に持って行った。
それがこれ、
 
 
1
 
 
廃材であるペットボトルとか、ストローを使った造花。
命名の時に、
 
「パパ、名前はなんてつけたらいい?」 
 
と聞くので、

「う〜ん、そうやなあ」
 
と、言うやいなや、
 
「エコフラワーってどう?」
 
この瞬間、この子のクリエイティビティの高さに感服した。
 
 
親ばか。
 
 
 
 
 
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2009年8月20日 (木)

四万十川

 
 
朝10時40分のつばさで上京。
ああ、忙しい。
 
東京駅で乗り換えて千葉方面へ。
企業の研究所で情報交換及び技術指導。
 
夜は9時半頃米沢に着き、その足でこんどうへ。
ノリちゃんとか、マリちゃんとか、アサヒ先生とか、ブレンディとか、常連さんがいて、とりあえずは冷たいビールをいただいた。
 
ノリちゃんから、こないだの「苦瓜」の記事で、「あんな書き方したら私がエロイじゃないのよお」と、にらまれた。
ああ、こうやってコウちゃんも毎日にらまれているのかとちょっと同情した。
 
でもまあ、ノリちゃんって、日本には200万人くらいいるわけだし、コウちゃんも150万人はいると思うし、本人が特定できないんだから問題ないよねえ。
  
 
帰ろうと思っていると、下からカッペイちゃんが高知からすごい人が来ているからぜひ紹介したいと声をかけてきたので、広間に顔を出したら、畦地さんという珍しいお名前の元気なおじさんがおられて、話を聞くと、なんでも四万十川流域を活性化すべく奮闘しておられる有名人とのことだった。
 
四万十ドラマという会社の社長さんで、四万十ならではの食品とか、自然を生かした商品を開発して販売しておられる。
いくつか見せていただいたけど、なかなかアイデアグッズで、とても四万十川流域の一市民が考案したものとは思えないものばかりだった。
特に古新聞バッグは最高やね。
 
山形にも最上川があるのだから、そっくりそのままパクらしてもらったらいいなじゃないですか、と節操ないことをカッペイちゃんに提案した。
 
 
また行ってみたくなったなあ、四万十川。
 
 
 
 
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2009年8月19日 (水)

夏の終わりのBBQ



午前中は某県庁の方々が来室されまじめな議論。
でも、もうちょっと腹を割って話をしなければ、時間切れでにっちもさっちもいかなくなるんじゃないかとこちらが心配した。
すべてが公務員的なんだなあ。
 
午後は浜松からの来客。
レーザー加工機を紹介されて、なかなか素晴らしいなあと思ったので、どなたが発明したのですかと聞いたら、説明いただいたご本人だった。
こんな社員のいる会社だから伸びるんだわ。
県庁にもこういうクリエイティブな職員が必要だと思った。
 
 
夕刻から松川の河川敷で有機エレ研のBBQ大会。
所長としてちょっとは威厳を見せないといけないと思い、佐藤畜産で米沢牛のカルビを3キロほど仕入れて差し入れた。
ビールとか、焼酎とか、旬采近藤さん差し入れのゆず酒とか、グビグビいただいてご機嫌になり、最後は所長として威厳を見せるために鉄板で焼きソバを作った。
 
 
1
 
 
でも、手となり足となるはずのアベ所員が、所長命令を聞かずに豚肉より野菜を先に投入するし、風向きを考えてコンロを移動させるときにわざと所長である私の方へ寄せて川に突き落とそうとするし、なにか魂胆があるのかと訪ねたら、次期所長を狙っているとのことだった。
 
嗚呼…。
 
 
秋の虫が心地よい音色を奏でる今日この頃、近年最高のBBQ日和だった。
  
 
1_2
 
 
 
 
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2009年8月18日 (火)

激辛コロッケカレー

 
 
午前中、中国からのお客さんがあって、対応してから米沢駅へ。
10:40のツバサで東京へ。
東京駅で同行の大学職員の矢口さんと合流した。
 
とりあえず、昼食でもと言うことになり、東京駅のレストラン街のカレー屋、ドンピエールへ。
ここのカレーはおいしいので管理人のお気に入りでもある。
 
矢口さんは人気のホワイトカレーを注文し、管理人は新メニューの激辛カレーを指名。
具が少なそうなので、男爵イモのコロッケをトッピングした。
 
コロッケを揚げるので時間がかかるのか、カレーの割には5分ほど待ってホワイトカレーと激辛カレーが出てきた。
 
そこで、白いご飯の上部1/4程度にあとで足らなくなるのを防ぐために慎重にカレールウをかけてから、コロッケを一口大にスプーンでカットして、コロッケ、そしてカレーご飯をスプーンにのせて口に運んだ。
 
その瞬間、

口の中の上部に激烈な熱さ。
コロッケが揚げたてで、しかも中のジャガイモの部分がねっとりとしかもべっとりと密着したのだ。
その場ではき出すのも失礼だし、とにかくハフハフハフと空気を送り込み、温度を下げた。
 
やけどです。
いわゆる薄皮がはがれました。

でもまあ、軽傷なんでカレーを食べ進み、最後まで完食した。
辛さも米沢のらあじゃのスープカレーの空絶辛にくらべると子供だましみたいなもんで、激辛コロッケカレーというより、
 
激熱コロッケカレー。
 
もし、口の中が焼けただれて、一週間食べれれなくて、栄養失調で倒れたら、この場合損害賠償請求はできるんだろうかと、もと司法試験受験者としては考えた(うそです)。
 
実際、この後、某所でチョー重要なヒアリングがあって、口中やけどでしゃべれなくて、パスしちゃってたらお金に換算すると100億円ほどの損害が出るので、激熱コロッケカレーに対して100億円の損害賠償を請求することになるなあ、と考えた。
 
でも、揚げたてのコロッケが熱いのは公知の事実であって、その温度を確認せずにいやしくがっつく客が悪いと言うことに常識のある弁護士は結論づけるだろうなあ、と夜になって考えを改めた。
 
 
皆さん、駅ナカのカレー屋はコロッケやカツを揚げ置きしてるけど一流カレー屋は注文があってから揚げるので、ご注意を。
 
 
 
 
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2009年8月17日 (月)

苦瓜

 
 
午前中に人事委員会が開かれて出席。
有機デバイス工学の助教の採用について。
直接関係あるので、委員会免除のリサーチプロフェッサーの管理人も意見を述べる必要があったのだ。
 
午後からは企業の訪問が二件。
夕刻から「旬采こんどう」で、有機EL照明デザインコンペの審査員の方々をお招きして懇親会。
企業から、大学から、フリーランスのデザイナー、それぞれ個性的な面々が集まっている。
その中のある照明デザイナーさん、ドイツの大御所デザイナーであるインゴ・マウアーを評して、
 
「あの人はオリジナリティがない」
 
こう言い切る○○さんを少しだけど尊敬した。
 
 
懇親会中締めのあと、カウンターで芋焼酎をちびりちびりやりながら、常連さんたちと他愛ない話をしていると、同じくカウンターで食事をしていたうちの家内が隣の席のノリちゃんから自家製の苦瓜をいただいたと言って、目の前につきだした。 
 
 
1
 
 
「いやあ、立派ですなあ」とノリちゃんに言ったら、
「うちの旦那のコウちゃんのは、もっとすごいんだから」と自慢した。
  
う〜ん、人は見かけによらないんだなあと考えを改めた。
 
 
 
 
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2009年8月16日 (日)

屈斜路湖

  
  
屈斜路湖というのは道東にある大きな湖で、恐竜のクッシーがいるので有名。
これまで3回の北海道旅行で、ここはこれで二度目となる。
 
というのも、「アトレーユ」という城戸家お気に入りのペンションがあってここに泊まるため、と言っても過言ではない。
今回は二泊して、釧路川源流のカヌー川下りとか、ゆったりと屈斜路湖周辺を楽しんだ。
 
 
最初の夜は、期待に応えるかのように羊の半身丸焼き。
これは見ているだけで、よだれが出てくる。
オレの先祖はイヌかと思った。
  
  
1
 
 
フランス産の赤ワインをいただきながら、ウメー、ウメーと羊のような声をだしながら上機嫌でいると、「山形大の城戸先生ではないですか?」と隣のテーブルの大家族の家長であろう男性から声をかけられたので、話を聞くと愛知県の某自動織機メーカーの方で、生産技術を担当されてて、有機ELにもちょこっと関係していたとのことだった。
 
うちの鈴木がお世話になってます、なんて言いながらしゃべりながら、オーナーに「この先生有名なんですよ」なんて言われるので、オーナーが他のテーブルにまわったときに、そこのカップルも管理人をテレビかなんかで見たことがあると、言われたのでオーナーが驚いていた。
 
悪いことはできません。
 
 
このオーナー、実は昔はイケメンだったような雰囲気で、今は髭なんかを生やしていて、奥さんもキュートな方で愛想良く、このペンションはこのお二人とスタッフの感じの良さと羊の丸焼きでリピーターが多いのだと思う。
 
皆さんもぜひ。
 
 
この近くのグルメとしては、川湯温泉駅の食堂「オーチャードグラス」。
無人駅が食堂を兼ねるのは北海道では多く見かけるけど、ここのお薦めはビーフシチュー。
お肉がごろごろ入っていて、おいしいです。
 
 
1_2
 
 
1_3
 
 
皆さんもぜひ。
 
 
移動日に帯広を通過したので、ここでトライしたのが、「豚丼」。
いつのころからか、帯広では豚丼が有名らしくて、今回も観光ガイドブックに載ってる店に行ったら20人ほどが店の外まで列をなしていたので、その近くの店に入ったら40分ほどで丼にありつけた。
  
それがこれ。
  
 
1_4
 
 
はい、真っ黒です。
味メチャ濃いです
豚肉、薄いです。
ちょっと堅いです。
 
なにがうまいんでしょうか。
  
大阪人の私には理解不可能摩訶不思議な豚丼でした。
二度と食べることはないでしょう。
 
 
皆さんも話のネタにぜひ。
   
   
  
 
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2009年8月15日 (土)

ラーメン続き

 
 
全国的にお盆ですが、みなさまお元気でしょうか?
何を隠そう、管理人の家族、北海道に行っておりました。
仙台から飛び、千歳に降り立ち、そこからホンダレンタカーでインサイトを借りてドライブ。
 
北海道と言えばラーメンと言うことで、最初に食べたのがこれ。
  
  
1
 
  
塩ラーメン650円也。煮卵トッピング。
鰺でダシをとったというだけあって、あっさりラーメン。
予想以上のうまさにスープを飲み干した。
 
お薦めです。 
 
 
さて、クイズ。
このラーメンはどこのお店でしょう?
正解者にはインサイトを1台進呈します。(うそです)
  
テレビチャンピオンのラーメンチャンピオンでもあたらんやろなあ。
 
 
 
 
お盆なのに、読んでいただいた方、有り難うございます。
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2009年8月13日 (木)

もやしそば

  
 
米沢の食べ物と言えば、牛肉と日本そばとラーメンか。
実は、豚骨こってり系が好きな管理人、あまり醤油系米沢ラーメンは好みではない。だから、麺類と言えばソバをよく食べに行く。
山形のソバはおいしいもんね。 
特に粉屋小太郎は、このバカブログで時折紹介するけど、味よしサービスよしで毎週のように暖簾をくぐる。
 
ラーメンの場合、娘は近所の「金ちゃんラーメン」の味噌を主張するので、ちょくちょく出かけるんだけど、実は管理人「東部食堂」のもやしそば650円也が大好物なのだ。 
 
これは他の米沢のラーメンとは違ってとにかく昔懐かしい味で、これを食べるとなぜか大阪で暮らした小学校当時を思い出す。
本来、醤油系はパスなんだけど、これだけは別格。
 
たっぷりのモヤシにちょっぴりの豚肉がアクセントとして効いていて、とにかく本当は毎日でも食べたいくらい好きなのだ。
  
 
1_2
 
 
小さいお店で駐車場スペースも狭くて、お客さんが殺到すると困るんだけど、米沢でラーメンと言うときはぜひこちらをお試しあれ。
 
 


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2009年8月12日 (水)

誰の子?

 
 
またまた赤子の親当てクイズです。  
 
 
1
 
 
ヒントは、女性の卒業生、○ニーケミカル勤務。
そして、管理人が助手の頃の長井研究室の卒業。
 
わかりましたでしょうか。
 
それにしても、今年はおめでたいことが多いなあ。
 
 
 
 
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2009年8月11日 (火)

うれしい電話

 
 
きょうの午後1時以降にひょっとしたらうれしい知らせが電話にかかってくるかも知れないので、実は午前中から気になってて、たぶん1時を過ぎたら1分過ぎるたびに緊張するかも知れないなあと思っていたら12時14分に胸ポケットに入れていたiPhoneがワンワンと鳴った。
 
すかさず車を路肩に寄せて電話に出ると、期待どおりちょっと早いうれしいお知らせだった。
緊張する間もない。
 
夜は嫁さんと赤ワインで乾杯した。 
 
 
 
 
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2009年8月10日 (月)

中学生

 
 
土曜日は休みなんだけど、先週末は午前中研究室にでかけた。
というのも、遠く鶴岡から中学三年生が研究室を見学したいと言って父親と来られたからだ。
 
時間に行くと、中学3年生と小学3年生の弟と、お父さん。
名刺をいただくと高校の先生だった。
しかも山形大学工学部卒業。
 
有機ELに興味があるとのことで、まず手持ちのコレクションを見せてあげた。
特に、照明用白色パネルとソニーのテレビにはいたく感激したようだ。
 
 
これから大学まで何を勉強すればいいですかと聞かれたので、国語算数理科社会全部です、と答えた。
最先端の研究は学際的だから、物理だけとか、化学だけ、なんて通用しない。物理、化学、生物、全部勉強しといてね、と言って、国語力も論文や報告書書くのに必要だし、社会を勉強しないと非常識な社会人になるからね、と釘を刺した。
 
特に、高専に行くと大学受験がないので英語が弱くなるので、英語は入試になくてもきっちり勉強しておくようにアドバイスした。
これからグローバル化が進むので、英語ができない人は人の上に立てないのだ。
 
 
それと、漠然とでもいいから夢や目標を持つように、
 
と言って、
社長さんや大金持ちやノーベル賞受賞者をたくさん知ってます。
彼ら、彼女らは、そうなりたいと思って、絶対そうなってやると誓って、そうなったんです。
イチローだって、今のように世界で活躍したいと思って、子供の頃からがんばってきたんです。
 
夢のない人には夢は実現しません。
だから、夢や目標を持ってください。 
 
と付け加えた。  
 
 
ちなみに、管理人、人生の目標はまだまだ高いところにあって、今現在、山登りで言うと3合目くらいか。
 
頂上はまだ見えない。 
 
 
 
 
 
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2009年8月 9日 (日)

HACHI

 
 
1_2
 
 
「山形スクリーム」を観に行きたいという娘に、あれはちょっとバカバカしすぎるねネ、とやわらかく反対してその代わりに「HACHI」を観に行こうと言って友達のホノカちゃんも一緒に連れて行った。
 
みんな知ってる渋谷駅前の忠犬ハチ公物語のアメリカ版でリチャード・ギアが主演ということで、一体全体どんな展開になるのかと思っていたら、やっぱり最後にはハルカもホノカも嫁さんも涙がチョチョ切れた。
 
でも、吹き替えでリチャード・ギアが北大路欣也の声だったし、日本語をしゃべってるので違和感ありあり。
やっぱり、本人の声で、しかも英語で、「ハーチー!」と呼ぶ声が聞きたかった。
  
 
泣きたい人、お薦めです。
 
 
 
 
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2009年8月 8日 (土)

赤ちゃんの親

 
 
はい、先週の赤ちゃんの親当てクイズの正解は、
 
 
1
 
 
植田夫妻でした。
 
現役時代は城戸研究室のホープと呼ばれ、
卒業してからは某N産業でホープと呼ばれ、
今や高給取り。
 
がんばってちょうだい。
 
準備していたお祝い、渡すの忘れました。
また今度ね。
 
 
 
 
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2009年8月 7日 (金)

日経

 
 
日本創造会議。
会員番号006。
 
8月4日。
サンディエゴに行っている間に日経に管理人の記事がデカデカと出た。
 
タイトルも「有機EL 今なら勝てる」。
 
 
1
 
 
山形での有機EL研究開発、地域活性化、今の大企業の問題点、好きなことを記者さん相手にしゃべりまくったら、そのエッセンスが見事に文章化されている。
 
3つの提言として、

地方大学を産業創出の起爆剤にと銘打って、

1.強い技術を眠らせるな。組み合わせて最強の産業を育てよ。
2.国はリスクを負う施策をし、経営者は横並びを排せ。
3.研究者は専門の枠を飛び越え、成果の事業化にも前向きに。
 
耳が痛い人もおおかろう。
 
 
サンディエゴにいるのを知ってた知り合いがわざわざ記事をスキャンして送ってくれた。
東京から、大阪から。
 
そして、わざわざ新聞記事を送っていただいたのが、

なんと、
 
 
1_2
 
 
元財務大臣。
 
そして、わざわざ3つの提言を赤ペンで囲われて、

「この政策が日本の産業構造を変える」

と同意していただいた。
  
 
1_3
 
 
とてもとても心強く、有り難い。
 
 
ぜひとも、財務省主計官の方々、経済省、文科省審議官、局長の方々、そして山形県知事にも同意いただければと心から念ずる。
 
 
それにしても永田記者、いろんな意味で絶好のタイミングでした。 
有り難うございました。
 
 
 
 
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2009年8月 6日 (木)

帰国

  
 
(写真)昨夜のディナー450g也 
1
 
 
まだ薄暗い朝早くにホテルを出発。
サンディエゴ空港からロサンゼルスへ。
 
空港でYang教授が出迎えてくれて、高級住宅街にあるご自宅へ。
塗布型太陽電池で10%が達成できたという話を聞いて、こりゃあ日本は完全に出遅れてるなあと実感した。
 
まあ、うちでも最近は本気モードで太陽電池に取り組んでるんで、10%ぐらい来年には出せるとは思うけど。(ほんまかいな。)
 
お昼の便で、ロサンゼルスから成田へ。
行きも帰りも新しい機体の747で、UAながらリグライニングも電動だし、映画もオンデマンドだし、あとはスチュワーデスさんが若くて美人で水川あさみみたいだったら申し分ない。
  
成田空港から東京経由で米沢へ。

米沢駅から、タクシーで妻子の待つ「こんどう」経由でオムライスをいただいてから自宅に戻った。
 
 
二泊四日サンディエゴの旅は慌ただしい。
 
  
 
 
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2009年8月 5日 (水)

家庭環境

 
 
午前中早くからセッションが始まり、基調講演を行った。
無機LEDは山口大の田口先生、有機ELはこの管理人というコンビで、どちらも日本が先頭を走ってると言うことでなんだか誇らしい。
 
昼食時間がとれなかったので軽くベーグルで済まし、午後からフロリダ大のSo教授と情報交換。
有機ELの外部量子効率の理論上限が30%であるという発表があったので、いままで30%説を実験結果をもって主張していた管理人と二人でそれみたことかとうれしかった。
 
夕方からは九州大の安達教授と某クラリーノメーカーアメリカ支社のメキシコ人風日本人の方とで夕食へ。
典型的なアメリカンステーキをわしわし食べながらアメリカと日本の違いについて語り合った。
 
技術立国日本の資源は「人材」、だから優秀な人材を育てないといけない。
けど、今の学生はヘタレが多い。
英語はまともにできない。
英語をまともにしようとも思わない。
これは山形大も九大も同じこと。
 
小学校から英語教育を始めたけど、その実態を管理人が説明。
これまで小学校で英語を教えたことない先生がいきなり教材を渡される。
子供たちにもその英語の下手さがバレバレ。
これで英語に興味を持つか?

それよりも国語をきちんと教えて欲しい、と三人の一致した意見。
敬語はまともにしゃべれない。
汚い言葉を使う。
文章はまともに書けない。
あなた日本人か?と疑いたくなる、若者が多い。
  
なぜこんなに日本人のレベルが落ちたのか、それは家庭の環境が昔と大きく変わったから。
核家族化で母親の影響が大きくなりすぎた。
しかもバカ母が多い。
父親の影響も小さくなりすぎた。
と、思う。
  
放任主義とか何とか言いながら、甘やかし放題で子供は辛抱できない切れやすい性質になり、すべてを与えられて育つから自ら考えようとしない。
大学院の最先端の研究でさえ、指導教授に一から指導してもらわないと遂行できないんだから。
 
あ〜あ、大丈夫か日本。 
 
その点、アメリカには優秀な学生が世界各国からやってくる。
日本に来るのはイランから核の研究にくる熱心な信者学生くらいだ。
だから、日本をもっと外国人にとって住みやすい国にして、大学に留学するだけじゃなく、その後も住んでもらうようにしないとダメだなあ、とここでも意見が一致した。
 
教育と言えば、家庭だけが悪いんじゃなくて、公務員的事なかれ主義教員が多くなって、教育に対して熱心に取り組む教師が少ないことを申し上げた。
以前、某大学の教育学部の教授が嘆いた、
挨拶もしない、掃除ができない、そんな学生が教師になるんですよ、城戸先生。
 
あ〜あ、大丈夫か学校。 
  
 
そんな今時の学校に通ううちの小5の娘がきのうのバカブログを見てメールをくれた。
遠く離れた外国にいると、家族を思う気持ちが強くなる。
 
涙が少しでた。
  
 
 Dearパパ☆                  
                         
 ブログよんだよお。
 う〜ん、
 確かにはるかは、夏休みどこにも
 いけないのは寂しいけど…
 まあ、しょうがないよね!(笑)
 パパも大変だと思うし。
 仕事頑張って!
 はるかも、勉強頑張ってるよ♪
 パパが帰ってきたら、
 映画観に行こっ 
    
 ママも、応援してま〜す!!
     
 byはるか 
 
 
 
 
 
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2009年8月 4日 (火)

無駄

 
 
無事にサンディエゴ到着。
飛行機は予定通りにロサンゼルス着、乗り換えのターミナルに行くと一本早い便に間に合ったので、変更して結局は1時間早く着いた。
 
 
いつも思うんだけど、ここに来るまでの無駄に多さ。 
 
まず、東京駅での新幹線の改札口。
ここで、切符をわざわざ取り出して自動改札に通す無駄はいったい何なのだ。
両手がふさがっているときなど、不自由この上ない。
これをなくすだけで、ここで切符詰まりの客に対応するための女子職員が必要なくなる。
浮いた分で、山形新幹線のグリーン車のコーヒーサービスを復活させて欲しいものだ。
 
 
次の無駄は、成田空港。
 
なんなんだ、あの身分証明書拝見、は。
ここで、いちいちパスポートを鞄から取り出す煩わしさ。
いつ通ってもあそこは腹立たしい。
 
それにしても、いったい何のため?
今時テロもないだろうに。 
結局は、警備会社に国交省から天下っていて、やめられないんだろうね。
 
 
それと出国手続き手前の手荷物検査。
ここで必ず何か言われる。
今回も鞄を開けられて、洗面用具を取り出され、歯磨きとかチューブものを透明のジップロックに入れろと言われた。
   
この善良な市民を捕まえてどういうこっちゃ。
 
 
で、最後はロサンゼルス空港での入管。
ESTA登録が済まぬままやってきたけど、今まで通り機上で配られた紙の申請書に必要事項を記入し、係官に手渡して、二言三言会話して、指紋採られて、写真撮られて、はいどうぞ。
 
何も変わっとらんぞ。
 
なんなんだESTA。
これこそ無駄の極値か。
 
 
夕食は、UCLAのYang教授ご家族とハイアットホテルのシーフードレストラン「Sally's Seafood on the Water」へ。
ここはグルメ評論家のJonathan Yang氏お薦め。
 
前菜、スープ、メインディッシュ、
100%サティスファクション。
  
  
(写真)サクッと揚がったカラマリ(イカリング)  
1
 
 
(写真)ロブスターのスープ
1_2
 
 
(写真)マグロのステーキ(ミディアムレア)とソフトシェルクラブ
1_3
 
 
ここは無駄がなかった。
 
 
 
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2009年8月 3日 (月)

夏休みなのに

 
 
ただいま、成田エキスプレスの中、
チョー久しぶりの外国出張である。
  
サンディエゴで開催されるSPIEと言う学会で基調講演させていただくことになってるんだけど、4月のサンフランシスコのMRS学会と5月のSIDをパスしてしまったので、昨年の12月のボストン以来の外国で、ちゃんと英語がしゃべれるかはなはだ疑わしい。
    
それと、何ヶ月か前からアメリカ入国にはESTAとかいうめんどくさい電子渡航認証システムに事前登録する必要があって、それを知っていたけど一昨日までコロッと忘れていて、成田空港についてもユナイテッドに乗り込めるか疑問だし、乗り換えのロサンゼルス空港あたりで入国できなかったりしたらどうしようかと一抹の不安が脳裏をかすめる。
   
けど、なんとかなるんだなあ。
  
途中の東京駅にはたくさんの子連れの家族がいてみんな楽しそうなんだけど、うちの娘は家内と米沢駅まで車で送ってくれたときに、姿が見えなくなるまで手を振ってくれて、夏休みなのにどこへも連れて行けずにすまないなあ、と申し訳なく思うのである。
 
悪いパパを許しておくれ。
 
 
 
 
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2009年8月 2日 (日)

夏祭り

 
 
最近、卒業生の結婚式とか、卒業生に赤ちゃんができたとか生まれたとか、どういうわけかおめでたい話が多い。
大不況となにか関係があるのだろうか。
 
きょうも卒業生が生後一ヶ月の赤子をつれて遊びに来てくれた。
まだ4000グラムとかで、ういういしい赤ちゃんはすやすや眠り、たまにぐずってミルクを飲み、その顔を見ていると約10年前の娘を思い出した。 
 
で、恒例の「この子は誰の子」でしょうか?
特に卒業生の皆さんには頭を振り絞って考えて当ててみて欲しいと思います。
 
  
1
 
 
で、午後遅くから町内会の夏祭り。
ビールを飲みながら町内の人たちと盛り上がった。
 
ここ林泉寺ニュータウンは子供が多くて、きょうも小学生たちが駄菓子を食べながら走り回っていた。
アメリカからおいでの小学校非常勤英語講師のジェフも乱入して、いつもより国際的だった。
向こうではスキーのインストラクターもやってたとのことで、じゃあ、この冬は行くからねと約束した。
 
 
1_3
  
 
1_2
 
 
暑い夏もそろそろ終わりかなあ、と思わせる涼しい夜だった。 
 
 
 
 
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2009年8月 1日 (土)

大泉 洋

 
 
娘がテレビで放映された映画の実写版「ゲゲゲの鬼太郎」を留守録したというので、午前中、いっしょに観た。
アニメ版は昔よく観てたからなつかしい。
 
そして、夜もその第二弾を放送するというので、それは生で観た。
 
というわけで、ゲゲゲの鬼太郎づけのような一日だったんだけど、その配役で驚いたのが「ネズミ男」。
ウエンツ瑛士の鬼太郎はチョー違和感ありだったんだけど、大泉洋という人が演ずるネズミ男はまさしくアニメのネズミ男がそのまま生きて動いてるという感じで、顔も似てるし、演技が上手で、恐れ入った。
 
で、この人のこと全然知らなかったんで、googleってみると、北海道ではすごく有名らしくて、劇団を持ってたり、歌も上手でCD出してたり、とても才能のある人らしい。
 
これから注目。
 
ちなみに映画のできはと言うと、大人がお金を払って観るもんじゃなく、うちでテレビで観る場合も子供と一緒だとどうぞ、という程度かなあ。
  
でも、娘の笑い声を聞きながらソファに体を横たえていると、昼間の空手の練習で疲れた体が癒された。
 
 
  
 
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