出張の心得
応用物理学会二日目。
今朝も朝の6時に起きて筑波に向かった。
昨日と同じ会場に行ったら人がパラパラとしか入ってなくて、ちょっと様子がおかしいなと思ってプログラムを確認すると別の部屋に変わっていた。
おいおい。
たくさんの人が入っていた有機ELのセッションでは午前中11件の発表があったんだけど、昨日と同じく、新しい発見とか、ビックリするような発明とか、そんなサプライズがない。
そんな中で、九大の安達研究室の横山助教の二件の発表が泥の中の真珠のようにピカリと光っていた。
有機ELの薄膜は非晶質で分子の方向がデタラメだということでこれまで通ってたんだけど、分子の構造によっては基板に寝たように積み重なって、それが電荷の移動のしやすさや発光の方向に影響を与えるということを初めて証明したのだ。
多くの材料について詳細を検討した結果、そしてパーフェクトな質疑応答はなかなか聞きごたえがあったデ。
夕刻から神田のうなぎ屋「きくかわ」で懇親会。
(写真)白焼き。他にも肝焼きとか。
(写真)うな重。東京ではここのが一番好き。
神田きくかわ
東京都千代田区神田須田町1-24-2
03-3251-7925
そこで笑ったこと二つ。
参加者の一人が学会前日の移動の際にキャリーバッグ(旅行鞄)を電車の中に置き忘れた。
今朝まで駅に問い合わせ続けたけど見つからず。
それが、きょうの午後、筑波から移動する際に連絡があって警察に取りに行ってきたとのこと。
三日間同じ服を着てたので、下着も替えなかったのかと聞いたら、下着は買いましたとのことだった。
うちに帰って下着が増えていると奥さんにあらぬ疑いをかけられるので、正直に話した方がいいですよとアドバイスした。
たぶん、泥酔してキャリーバッグを置き忘れたに違いないんだから。
もう一人は逆にとてもコンパクトな鞄しか持ってないので、毎日同じ下着を着てたんですか、と聞いたら、はい、二日目は裏返して、三日目は前後を逆さまにして着たんです。最長4日間はけますよ、と言ったとか言わなかったとか。
ということで、
出張の心得としては、まず旅行鞄には名前のついたタグをつける。
移動の日は泥酔しない。
下着類含め持ち物は必要最低限にする。
この三つは守ることやね。
参考になった人もならなかった人もクリックを↓