アメリカはオバマ大統領でチェンジ。
山形は吉村知事にチェンジ。
ということで、きょうの知事選挙の結果、現職の斎藤弘氏を破り、新人の吉村美栄子氏が知事に選ばれた。開票率99.77%の時点で、吉村氏が320,323票、斎藤弘氏が309,612票なので、僅差での勝利。
開票速報を見ていても、一時的には斎藤氏が上回ったりして開票率91%の時点では4000票ほど勝っていたほど。
いやあ、負けた方としては悔しいだろうなあ。
通常、首長の選挙では現職が圧倒的に強くて、今回も吉村氏が立候補されるまで、楽勝ムードが漂っていた。
けど、このバカブログでも指摘したように、対立候補としての吉村氏は山形でも偉人を輩出する大江町出身で強力なネットワークをお持ちで強敵。しかも現職には不支持率の極めて高い麻生自民党の支援を受けたということで、強い逆風が吹いたようだ。
加えて、海の向こうではとても立派な若い大統領が生まれ、その過程でチェンジ、チェンジと連呼するものだから、山形県民もチェンジ、チェンジとさらに吉村候補に追い風が吹いた。
だから、サブプライムローン問題がなくて、派遣切りがなくて、オバマ大統領が誕生せずに、麻生総理に人気があれば逃げ切っていただろうなあと思う。「現職の強み」がサブプライムローン問題とオバマ効果でぶっ飛んだということだろう。
でも、この2ヶ月というもの、県内の企業経営者や新聞記者、学校の先生その他もろもろの方々と話をしたときに、この選挙ではどちらが勝つと思いますか?と聞いたら、「斎藤知事には交代してほしいけど、現職だから勝つだろうなあ」という声が圧倒的に多かった。
昨年、山形新聞に連載されたように、人の話を聞かない知事として人気がなかったからね。
と言っても、敗因は結局のところ過去4年間で県民に山形の明るい未来を示すことができなかったからだと個人的には思う。
たとえば、有機ELにしても支援はマニフェストに掲げられたものの、具体的に「有機エレクトロニクスバレー構想の第二フェーズ継続」は最後の最後まで正式発表されなかったし。
有機ELに期待する多くの人たちががっかりしたに違いない。
この点に関しては、知事となられる吉村氏も有機ELの支援はマニフェストに掲げられてたので、プロジェクト推進者としてはこの辺のところを期待している。バレー構想を立ち上げられた高橋和雄元知事も吉村氏を支援しておられたしね。
とにかく、長いトンネルの中に入った山形に、ぜひとも明るい灯をともしてもらいたいと一県民として切望する。
喜んで有機ELでお手伝いさせていただきますので。
大変な時期ですが、がんばってください、吉村知事。
期待しております。
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