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2008年11月24日 (月)

鷹山公はもういない

 
 
11月20日(木)の朝日新聞朝刊の山形版に「有機ELバレー〜明日への岐路〜」連載の三回目が掲載された。
内容は地元企業の積極性について。 
今回も杉本記者の切り口は鋭い。
 
 
1
 
 
積極性と言えば、山形の人達はおとなしい。
というか、おとなし過ぎる。
 
たとえば、新しく開発した技術を新聞発表する。
聞きに来られるのは県外の会社ばかりで、県内からはナシのつぶて。
 
研究所主催で研究会を開く。
県内よりも県外からの出席者が多かったりする。
 
そこで有機エレ研ではこちらから積極的にでていき、有機ELのよさ、すばらしさ、将来性を伝えることにした。
 
 
その一例が「有機ELヤマガタ」という交流広場。
ホームページから登録してもらうだけで、メールマガジンをお送りし、ニュースやイベント情報をお知らせする。
 
参加費無料の研究会やセミナーをこれまでどれだけ開いたことか。
 
有機EL照明デザインコンペももう3回目だ。
これは照明デザイナーの人達に有機を知ってもらうために開催している。
 
ライティング・フェアやCEATECなどの展示会への出展もそうだ。
有機のあかりを見たことがない人達に見てもらい、知ってもらうためなのだ。
 
7月には初めて有機EL照明器具の技術公開を行った。
これは、有機ELの照明器具にどのような部品や技術が使われているのか公開して、地元企業の方々に有機ELの産業に少しでも関わってもらおうと開催したのだ。
 
これまでさまざまな技術が大学や研究所に持ち込まれ相談を受けてきた。
これも県内企業より県外企業の方が多い。
  
 
なぜなのか?
 
    
それは、徳川時代から山形人に限らず日本人は平和で安寧な時代を送っており、民は与えられた仕事だけをコツコツしていればよかった。
なにか問題があれば、それはお殿様が解決してくれたのだ。
民が政治に口出ししたりする必要はなかった。
それが遺伝子にしっかり刻み込まれている。
 
典型的な農耕民族ね。
特に山形県。
 
だから、今でも政治家や県庁、市役所に頼っていれば世の中良くなると思っているのだ。
  
社保庁、国交省に限らず、官僚は民のことを考えるより自分の立場を守ることで必死だし、政治家は票を取ることだけを考えて耳障りのいい公約やマニフェストを掲げるだけ。
2兆円のバラマキなんて開いた口がふさがらない。 
これだけの予算があればどれだけの地方活性化プロジェクトを立ち上げられたことか。 
 
 
高度経済成長時代なんて昔の話、今や自分の身は自分で守るしかなくて「待ち」とか「現状維持」イコール「衰退」である。
どこまでも積極的にどん欲にチャンスを掴みに行かないと逃げてしまうか、誰かが持って行ってしまう。
 
 
山形もそう。
 
県の産業活性化も「山形県庁」が何とかしてくれるんじゃない。
だいたい山形県庁って何?
単なる建物。
  
具体的に産業の活性化を担当してるのは、たとえば商工労働観光部であって、より具体的には工業振興課で、実際にはそこの課長や課長補佐なんだから。
彼らにしても上司からの命令で事務仕事してるだけ。
 
だから産業の活性化を県庁に任せるなんていうのは、課長や課長補佐の方がたに県民120万の未来を託すことで、そんなこと無茶なの誰でもわかる。
 
基本的に民間が努力しないと何も変らないのだ。
 
 
だからチャンスを掴みに来て欲しい。
大学や有機エレ研には仕事のネタがいっぱいある。
こんな機会を与えられた山形県内の企業はラッキーだよ。
 
とにかく門を叩いて欲しい。 
 
 
 
鷹山公のような政治家はもういないのだから。 
 
 
 
 
 
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