男の中の男
昨日から今日にかけて京都を往復したんだけど、行きの新幹線の中で週間文春と週刊新潮を読んだら、どちらも野球の星野監督のバッシングがすごかった。
ご存知のように、北京オリンピックで日本の野球は期待が大きかったにも関わらず韓国やアメリカやキューバにコテンパンにやられてしまって、銅メダルすら取れなかった。
でも、途中、なかなかヤルじゃないかと思ったのは、ダルビッシュ選手が、頭を坊主刈りにして、気合いを入れたこと。
この若者は、名前と風貌は日本的じゃないけど、一番、心が日本男児じゃないかと思って、ひょっとしてこれがキッカケになって、このチームはメダルを取るんじゃないかと期待が膨らんだけど、結局、ダルビッシュ選手はそれ以降先発させてもらえずに、結局このチームは一勝もできずに帰ってきた。
星野監督は、これまで男の中の男という印象があったので、やっぱり帰国する時には坊主刈りにして、ゴメンなさいすべて私が悪うございました、と謝るかと思っていたら、ストライクゾーンが違うとか、なんとか言って他人のせいにするもんだから、ああ、この人は男らしくないなあと、がっかりした。
次のワールドベースボールクラシックWBCでの監督の話があるけど、
ヤメテ欲しい。
昨夕は、そういう訳で、京料理をいただこうと、企業の杉本さん(仮名)らと京都東急ホテルの「たん熊北店」のカウンターに座った。
杉本さんは、管理人以上にグルメなので店を選ぶ時は神経を使うんだけど、ここは間違いない、ハズなのだ。
季節の京料理をいただきながら、有機ELの情報交換をひとしきりしたあと、どういう訳か、かき氷の話になって、京都で食べる宇治金時も最近は緑色のシロップをかけただけのニセ宇治金時ばかりになったと嘆かれ、唯一、祇園の「都路里(つじり)」のそれは本物で今でもおいしいです、と、キッパリ言われた。
この人は、見かけは男の中の男なんだけど、ときどき女、子供の中に混じってかき氷を召し上がるのだ。
京都駅ビルの中にもあるけど、本店もそこもいつも長蛇の列で1時間は待たないといけないです、と言われたので、出張で時間のない管理人のようなビジネスマンはなかなか食べる機会がないなあと残念に思った。
「こんどう」でもそうだけど、カウンターでいただく料理は、料理人と気の利いた話をしたりして、料理だけじゃなくて食事そのものを楽しむことができるけど、このお店のご主人も、タイミング良く会話に混ざられる。
京都の料理屋さんの話になって、肉料理なら「・・・」が、おいしいですよ、とか、鳥料理なら「・・・」ですねえ、とか、料理人ならではの切り口で解説してくれた。
そんな店を紹介したら、次は客がそっちに行っちゃうじゃないかと、生来セコイ管理人は聞いてて心配したんだけど、やっぱり腕に自信がある料理人というのは、星野監督と違って男らしくて堂々としているのだ。
ああ、早く京都にまた行きたい。
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