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2008年4月17日 (木)

人類は三度驚く

  
 
ファインテック2日目、まず午前中はセミナーに参加して座長を務めた。
「薄型ディスプレイの本命!有機ELの最新技術」というテーマで、日本代表としてソニーの石橋氏、韓国代表としてサムスンSDIのリー氏、そして台湾代表はチーメイELのパク氏に講演いただいた。
 
ソニーは、パネルの構造から特性、有機ELテレビの将来構想までをきれいにまとめられて、内容濃く聞き応えがあった。
最初は赤字事業であっても、技術のソニーをアピールする為に旗艦商品としてやり遂げるという意思がヒシヒシと伝わってきた。
  
SDIは、アクティブ型有機ELトップメーカーとして堂々の講演で、利益を出しながら大型化を進めると言うこれまた確固たる信念を持って社運を懸けて事業を進めておられることがよくわかった。
 
CMELは、液晶で儲けた金をタダ単につぎ込むだけではなく、償却の終わった液晶のインフラを活用しつつ、儲ける為に有機ELをヤルと言う台湾らしい講演であった。
 
三社とも実力は伯仲しており、今後、業界を間違いなく、そして確実に業界を引っ張って行ってくれるであろう事を確信し安心した。
 
 
午後は、ときどき名刺交換しながら展示会場をぶらついた。
 
 
三菱重工のブースでは、有機EL量産装置や有機EL工場のパネルと数枚の有機ELパネルの展示。
有機照明を使ったモデルハウスまであったのには驚いた。
 
メタボ検診に確実に引っかりそうな説明員の方は、重工は社運を懸けてこの事業を進めております、と言われた。
社運までかかってるとはちょっと大げさやろ。
原発や航空機事業とはケタが違うで。
   
 
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同じく、装置メーカーでは長州産業のブースがあって、蒸着源、蒸着機、スパッタ装置などの実物やパネルの展示があった。
封止膜がスパッタでできると言うことで、薄膜封止したパネル数枚が水槽の中で点灯してあって、面白い絵なので写真を撮ろうとしたら「撮影禁止」と注意書きがあったので撮れなかった。
  
ところで、このミラートロンスパッタ方式はいわゆる対抗ターゲットスパッタであって、これってFTSコーポレーションの特許じゃないの?
それから、この方式を使った有機EL封止膜は、うちと共同研究企業で持ってる特許のような気がするけど別物なのか。
  
 
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同じく装置関係では、協真エンジニアリングのブースがあった。
ここでは有機EL材料昇華精製装置を扱っていて、うちでも愛用してるんだけど、とても良くできてる。
実験用ばかりじゃなくて、1キロ程度一度に精製できる量産用もあるので、研究室だけじゃなく材料メーカーでの量産にも対応できるとのことだ。
 
もっと、「有機EL材料精製用」とデカデカとかかがた方がいいですよとアドバイスしておいた。
  
 
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電子ペーパーを展示しているブリジストンのブースに行くと電子紛流体電子ペーパーのデモがあって、のぞき込んでいたら、早稲田の大先輩の田沼さんが説明員でおられて、恐縮してしまった。
 
しかし、この展示は米沢では政治的な理由で「絶対に」でけへんで。
 
 
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ドイツの企業が集る一角があって、知り合いがいるかと訪ねたらノバレッドの連中がヒマそうにしていた。
昨日の管理人の講演を聞いたよと、一人が言ったので、ダンケ、ダンケとお礼を言ったら、ノバレッドのことを紹介しなかったな、と注意された。
 
昨日の講演ではドイツでの有機EL照明への取り組み、特に、オスラムが照明デザイナーと組んで有機EL照明器具をフランクフルトのライティングフェアで展示したことを紹介したのだ。
 
Early Future」と名付けられたデザイナーズ卓上スタンドは、15,000ユーロだそうだ。
約200万円か、
 
驚いた。
 
 
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ソニーのブースでは、11インチがずらりと並び、他にも27インチと、0.3ミリのウスウスのディスプレイが2台展示してあった。
これは、「紙」やね。
 
見てる人達、驚きを隠せない。
そのハイクオリティな画質とチョーがつく薄さに2度驚いている。
 
 
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そう言えば、
 
昨日のレセプション会場で、確か九大の服部励治先生だったか、「ソニーのテレビは二度じゃなくて、三度驚きますようねえ。」と言われた。
 
 
そうだった、ソニーのテレビに人類は3度驚くのだ。
 
 
高い画質と
 
その薄さ
 
そして高い値段に、ね。
 
 
 
 
 
 
 
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