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2008年1月20日 (日)

トンデモ本

  
 
うちの9歳の娘は、ベネッセの「チャレンジ3年生」を愛読している。
幼稚園の時に「しまじろう」にお世話になって、それがいまだに続いているのだ。
あきらかに「付録」が目当てなんだけど、本を読むという習慣をつけさせるために続けている。
 
 
12月号には特集号として「音の不思議大発見」という冊子がついて来たんだけど、ソファに寝そべってだらしなくテレビを見ている父親の私に向かっていろいろと説明してくれた。
 
 
娘:クラシック音楽を聴かすとトマトが甘くなるんだよ。
 
父:ウソや。
 
娘:牛にクラシック音楽を聴かすと牛乳がおいしくなるんだよ。
 
父:ウソや。
 
娘:クラシック音楽を聴かすとニワトリがうむタマゴの数がふえるんだよ。
 
父:ウソや。
 
娘:ここに書いてあるよ。
 
父:あんな〜、もしホンマやったら、トマト栽培農家はみんな畑にクラシック流してるはずやし、牧場でも、養鶏場でもそうや。
そんなん見たことも聞いたこともないやろ。
 
それに、証拠はあるか?理論的に説明できるか?
でけへんやろ。
 
娘:う〜ん、そうだね。
 
 
  
この冊子には、「野菜もタマゴも音でビックリ大変身」、と題してそんなことが書いてあるのだ。
 
  
トマトも牛乳もニワトリのたまごも
クラシック音楽の持つ
リズムが「ふるえ」となって、心地よいしげきを
あたえるのが大へん身の理由と言われているよ。
 
とまで説明してある。
 
 
ウソやろ。
 
 
 
その横に、読めないくらいちっちゃな文字で、一応、

お家の方へ:クラシック音楽が動植物に及ぼす影響については、諸説あります。
  
なんて、書いてある。
 
 
 
 
 
 
ええ加減にせえ。
 
 
 
 
   
 
こんな「エセ科学」を平気で子供に教える教材って有りえへんやろ。
小さな文字で注意書きしても、正当に判断できない親なら親自体もこの話を信じるに違いない。
 
監修は誰や、と探したら、「都立隅田川高校の吉澤純夫氏」、「日本動植物科学研究所長の今泉忠明氏」、「オルゴールの小さな博物館の名村明日子氏」だ。
 
 
 
顔が見たい。
  
 
 
Photo_2
 
 
Photo_3
  
 
 
エセ科学に関しては、「水にやさしい言葉を語りかけると氷になったときにきれいな結晶になり、罵詈雑言を浴びせると汚い結晶になる」有名な話があって、社会的な問題にまでなっているのに、この出版社はどういうつもりなのか。
  
 
  
購読やめるよ。
 
 
  
とにかく、ウチの娘には、証拠のないもの、証明できないものは鵜呑みにするな、と教えてある。
 
昨夜のテレビ番組「世界不思議発見」でも、ネッシーを取り上げてて、「テレビで放送されることは本当だから、ネッシーはいるんだ。」と、言ってる娘に、
 
「ネッシーは一匹じゃあ、生き延びれないから、親とか子供とか孫とか、複数いるはずで、しかも年とったら死ぬはずや。いままで、死体は見つかったか?いままで、たまごは見つかったか?いるっていう証拠はないやろ。」
 
「けどな、いないっていう証拠もない。そやから、どちらを信じることもない。人の意見に左右されずに自分で判断できる人間になれ。」
  
と言ってやった。
 
子供たちは、純粋で、大人の言うことやテレビで見たこと、本に書いてあることを無邪気に信じる。
 
 
だから、子供向けの教材は、細心の注意を払って監修して欲しい、と思うきょうこの頃なのである。
 
 
 
 
 
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