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2007年12月

2007年12月31日 (月)

ファミマ神社

 
 
明日からお正月。
 
お寺や神社に初詣でに行かれる方も多いと思う。
そこで、耳寄りな情報を。
 
・・・  
 
山形大学工学部にファミリーマートがある。
実は、ここは、別名「ファミマ神社」と呼ばれ、参拝客が後を絶たないのだ。
   
なぜなら、ここには「アマテラスジュンジの神」のご神体である白色有機ELパネルがまつられているのである。
 
 
(写真)パワーアップした最新の有機ELパネルを展示 
Photo_3
 
 
県外の人にはあまり知られていないが、米沢地方では、古代より学問と科学技術の神様として「アマテラスジュンジの神」が信仰の対象となっている(らしい)。
 
受験を控えた中学生や高校生、そしてその保護者が合格祈願に来るそうで、駐車場の県外ナンバーの車のほとんどは、参拝の客といううわさだ。
 
そのため、ファミリーマート工学部店では、お参りに来た人がついでにジュースやパンを買って行くので、売り上げが東北地区で3番目と言うとてつもない優良店になった(これは事実)。
 
 
…そんなことで、 
受験生の皆さんには、お参りをお勧めしたい。
卒論や修論を控えた学生さんにも効くようだ。
 
市内の某有機EL工場の技術者が、歩留まりが低い時にはお参りに来る、と聞いたことがある。
 
とにかく、何にでも効き目があるらしいデ。
 
 
 
参拝の仕方は、二礼、二拍手、一礼、で結構。
二拍手の後に、願い事をする。
  
 
店内に客がいるからと言って、恥ずかしがってはいけない。
受験生なら、受験に必要な「度胸」もこれで養えるのだ。
 
ご神体の有機ELパネルの効能も、科学的にも解明されていて、白色パネルから放射される450nmから720nmにかけての電磁波は、脳の前頭葉部分を活性化し、意志力、計画性、創造性が飛躍的に向上することが、山大生10人の実験によって確認されている、ということをどこかで聞いたことがある。
 
また、青、緑、赤などのカラフルなパネルの点滅は、網膜上の錐体を刺激し、その結果、脳の松果体からのメラトニンの放出を抑制し、お目目パッチリ、眠たくなくなるとのこと。睡魔が撃退され、勉強がはかどるらしい。
一説には、ファミマで買った缶コーヒーブラックが効いていると言う噂もあるんだけど…。
 
 
米沢にはちょっと遠くて…、と言う人には、インターネットを通じて、以下の要領で参拝することができる。
 
1. このバカブログのこのページをパソコン画面に表示する。
2. ご神体の有機ELパネルの写真部分を画面中央に表示する。
3. 二礼、二拍手、一礼する。二拍手の後に、お願い事をする。
4. 最後に、ここをポチッとクリックする。
 
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これまで、願いがかなったということで、川崎市の小林様、東京都の吉川様、滋賀県の松本様、米沢市の尾越様、神奈川県の占部様、などなど2万5千通ものお礼のメールや手紙が寄せられているとか、いないとか。 
 
 
 
 
 
 
 
信ずるものは救われる。
 
  
 
 
 
 
 
来年もよろしく…。 
 
 
  
 
 
 
 
 
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キャノンのSED

 

キャノンがSEDに関して方針を発表した。
有機ELとは関係ないけど、薄型テレビということでコメント。
 
asahi.comから引用:
 
        ・・・・・
  
SEDテレビ キヤノンが独自技術で開発 米特許使わず
2007年12月30日10時46分
 
 
商品化も危ぶまれていた次世代の薄型テレビ「SED(表面電界ディスプレー)テレビ」について、キヤノンが独自技術で開発に乗り出したことが分かった。当初は米国企業の特許を使う計画だったが、特許使用権を巡る米国企業との訴訟が長期化し、商品化の時期にメドが立たなくなっていた。すでに独自技術による試作段階に入っており、量産技術の開発を経て商品化を目指す。
 
キヤノンが開発したのは、映像を映し出すために電子を放出する部分を製造する基幹技術。これまで使うことにしていた米国のベンチャー企業、ナノ・プロプライアタリーの特許では、ガラス基板上に電子を放出する膜を形成し、カーボンで覆っていたが、安定性に問題があることもわかり、キヤノンはカーボン以外を使う手法を開発した。
 
キヤノンは99年にナノ社から特許使用権を取得した。ところがナノ社が特許使用をめぐり米連邦地裁に提訴し、今年5月の地裁判決はキヤノンが契約違反をしていると判断した。現在は控訴審で審理中だ。
 
キヤノンは地裁判決を受け、07年内としていたSEDテレビの発売を、時期は未定のまま当面見送ると発表。一方で、自社のビデオカメラなどとつながるテレビの商品化という悲願を実現するため、ナノ社の特許を使わない方法を模索してきた。今後も訴訟は続けるが、独自技術の採用で、判決に事業の行方が左右されるのを避ける。
 
        ・・・・・
 
 
うがった見方をすれば、キャノンはSEDを諦めた、と言うこと。
一度、事業化を社長が宣言してしまった以上、どこかの社長のように「オオカミ社長」と呼ばれたくないので、一応、開発は続けるけど、それも有機ELを製品化して消費者がSEDを忘れるまでのこと。
 
なぜなら、企業が本気で事業化を決定したなら、特許だけじゃなく、ベンチャー丸ごと買収するからね。
 
 
たとえば、松下のプラズマ。
 
直流方式で開発を進めていた松下は、ニッチモサッチモ行かなくなり、交流方式の米国のベンチャー「Plasmaco」を たったの2600 万ドルで買収して技術を手に入れた。
特許ライセンスどころじゃないのだ。
 
だから、キャノンほど現金を有する会社なら、その気になれば、ナノ社なんて買収すれば済む話。
トッキより安いだろう。
ナノ社の創業者にしても、exitとして売却を視野に入れているはずなので、そこそこの額で折り合いがつくはずなのだ。
 
 
がめつくキャノンを訴えたナノ社、経営状況のよろしくないこの会社はこれで資金はショートし、経営が行き詰まるだろう。
 
そして、ひょっとしたら、ハゲタカファンドに安く売り飛ばすかも知れない。
ひょっとして、ひょっとして、それからキャノンは買収に走るのだろうか。
 
 
 
とにかく、裏の裏を読むと、単に新技術を自社で開発して製品化なんてストレートなものじゃない。
 
 
 
研究開発、事業化、経営、まったく異なるセンスが必要なのが企業経営なのだ。
  
  
  
おもしろいねえ。
 
 
 
 
 
  
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2007年12月30日 (日)

台湾旅行

    
   
きょうから1月6日まで台湾旅行だ。
 
妻と娘が、東海岸の花蓮の実家で待っている。
オッパッピーな娘に会うのが楽しみだ。
 
…もちろん妻にも。
  
 
台湾には仕事で年に1度は行くけど、台北から電車で3時間もかかるので、なかなか実家までは行かない。
過日のエントリーでも書いたけど、今回は義父が心臓のバイパス手術をしたので、お見舞いに行くのだ。
 
 
親孝行。
妻も喜ぶ。 
 
 
台湾旅行も最近は便利になって、仙台から飛行機で約3時間で台北に着く。
だから、外国旅行という気がしない。
 
 
 
今夜は、
  
台北で義弟と一杯やることになっている。
私より3歳若くて、アメリカのウィスコンシン大学の大学院で博士課程を修了し、台湾大の教授に若くして就任して、今は国立研究所(ITRI)の太陽電池センターの所長も務めている。
専門は結晶成長で、いくつかのLEDメーカーや太陽電池メーカーの技術顧問もしている。
  
ここ米沢には、有機エレクトロニクス研究所があって、わたしが所長を務めるが、ほとんどボランティア活動。一方、あちらの所長は、年収が大学の給料と同程度かそれ以上(1000万円以上)あり、しかも運転手付きの自家用車も着くのだ。
 
台湾はいいなあ。
 
日本では「やっかみ」があって、特定の個人の収入が大きくなると、組織的に足を引っ張る。
たとえば、兼業(副業)の収入の総額が、大学からの収入を超えると、いきなり手続きは複雑になるのだ。
 
要するに、やらせたくないのだな。
   
共産主義社会は破綻することが歴史的に証明されていても、いまだに国立大学は共産主義のままだ。
  
 
 
 
何とかせなあかんで。
 
 
 
 
 
 
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2007年12月29日 (土)

週刊現代ただいま発売中

   
 
発売中の週刊現代のカラーページに有機ELテレビが4ページに渡って紹介されている。
ソニーの開発担当の占部さんのインタビュー記事が中心だ。
この私も恥ずかしながら最後のページの下の方に写真入りで紹介されている。
  
もしよろしければ本屋で立ち読みでもしてくださいませ。
 
 
Photo
 
 
Photo_2
 
  
今回の11インチテレビは、ソニーにとって事業としては赤字でも、ソニーのブランド価値を上げる効果は絶大で、お金に換算するとトータルでは大きな黒字だろう。 
  
それに、一般大衆が「有機EL」を知るようになったし、業界に対する貢献は極めて大きい。
 
 
あとは、いつ30インチを超える大型テレビを始めるか。
サムスンや松下に負けてはいけない。 
 
 
  
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2007年12月28日 (金)

サムスンの31インチ有機ELテレビ

 
 
サムスンSDIが「31インチ」の有機ELディスプレイを開発した、と日経産業新聞に掲載されていた。
 
 
 
31
 
 
 
消費電力は、32インチの液晶に比べて約半分とか。
寿命は3万5千時間で、液晶の5万時間よりやや短い。
しかし、我々の開発したマルチフォトン構造を採用すれば、一気に10万時間は超えるだろうから問題じゃない。
 
サムスンSDIは、すでに携帯電話用に2インチクラスを量産していて、来年にはソニーのテレビより一回り大きな14インチのディスプレイの量産を開始する。2010には、40インチクラスを量産開始する予定だ。
 
 
シャープや東芝の社長が何と言おうとも、テレビはすべて有機ELに替わるのだ。
  
 
 
 
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2007年12月27日 (木)

覆面座談会忘年会

 
 
サイエンスキャンプ2日目も無事に終わった。
参加した高校生の感想も期待どおり。
二日も一緒にいると、別れがちょっと寂しい。
 
また来年もやるからね。
 
 
昨日と今日は、天候に恵まれた。
Photo_6
 
 
シャープのアクオス(左)とソニーの有機EL(右)。この圧倒的な画質の差は何なんだ。
Vsel
 
 
実験結果をまとめております。
Photo_3
 
 
有機ELテストピースをピカッ。これはオミヤゲです。
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みんな、元気でな。
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高校生を見送って、打ち上げの「くさや」パーティ。
炭をおこして、「横山まこっちゃん」からいただいた「くさや」をいただいた。
「まこっちゃん」は、米沢馬馬虎虎会のコアメンバーで、他のメンバーからこう呼ばれているのだ。
 
 
うわさでは、とてつもなく臭い食べものと聞いていたので、ちょっと身構えたけど、私にとっては「磯の香り」がちょびっと強烈になった感じで、悪くはない。中山准教授は、「動物園のゾウ舎の匂い」と表現して、多数の同意を得ていた。
 
 
全体意見としては、ムロアジをふつうの塩焼きで食べてみたいと言うことで意見がまとまった。
 
 
こんなにたくさんの「くさや」、まこっちゃん有り難う。
Photo_2
 
 
うまそうな「くさや」 
Photo
 
 
おいしそうに、むさぼる中山准教授。
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丸山に食べさせてもらい、泣いて喜ぶ千葉。
Vs
 
 
般若のような顔で、おいしさを表現する則定。
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夜は、城戸邸に若手准教授2名と奥様方をお招きし、第3回覆面座談会を忘年会を兼ねて開催した。
 
今回もいろいろな議題で討論したけど、ストリップの話題は前回に引き続き活発に議論された。結論として、地方には首都圏で使えなくなったダンサーが流れてくるので、美人や若手は期待できないということ。しかし、話題性、おもしろさ、技術と言う点では、年季の入ったオバハンの方がよろしい、とのことだ。これは、特に某若手准教授氏の意見だ。
 
真剣に議論した内容の一つは、大学が学生に与える処罰のこと。
たとえば、山形大学では飲酒運転で事故を起こすと、無期停学になる。
最近では、企業でも厳しくて、飲酒運転イコールクビであろう。
 
しかし、大学は教育機関である。
利益追求団体ではない。
大学は、学生から学費をいただき、学生の将来のために、可能性を最大限に引き出し、社会人になるための準備をさせる所である。
 
社会的に処罰を与えられている学生に対して、大学が処罰を与えると、学生は二重の処罰を与えられることになるだろう。
 
これは、フェアじゃない。
 
また、停学期間中に所属する研究室の教員が面倒を見ると言うのもおかしい。
特に、精神面でのサポートが必要なので、学内の精神カウンセラーが、謹慎中のケアをすべきであろう、ということで一同合意。
 
さらに、無期停学中の学生に学費を支払わせるとは何事か、ということで一同憤慨した。
学費とは、サービス(授業)を受けるために支払うものである。しかし、無期停学中の学生は「休学」が許されず、授業に出られないのに学費は支払わないといけないのだ。
 
ぼったくりバーか。
おかしいやろ。
  
大学が一方的に学生を無期停学にして謹慎させ、しかも学費を払わせる、とは社会の常識に反していないか。
もし、私が学生でこのような処分を受けたなら、大学を訴えるであろう。そして、大学のバカさ加減を公にするのだ。
 
一同、鼻息が荒くなった。
 
実は、座談会メンバーの某准教授は、山形大出身で、学生時代にバイクで事故を起こした。対向車線に進入し、バイクと正面衝突したのだ。大腿骨骨折、右手の指を脱臼、骨折して重体だった。本人は否定するが、頭も強打して、それ以来回転が著しく遅くなり、たまに人の話に付いて行けず、トンチンカンなコメントを発する。
 
その彼は、当時、大学からは何のおとがめもなかったということだ。
教育機関と言う観点から眺めると、昔の方が、極めてまっとうな処置だったと思う。
 
だから、一同、トンチンカン問題准教授に「じゃあ、今からでも謹慎は遅くはない、無期停学だ。無期停准教授だ。」と宣告した。
 
 
悲しいかな、本人には、その意味がよく理解できなかったようだ。
 
 
学生もいろいろ、教員もいろいろ、なのだ。
 
 
 
 
 
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2007年12月26日 (水)

サイエンスキャンプ

   
 
北は岩手、南は沖縄、全国から高校生12名が研究室にやってきた。
きょうから、サイエンスキャンプなのだ。
 
これは、文部科学省の外郭団体である科学技術振興機構の主催で、春と夏と冬に全国各地の大学や研究期間で開催される泊まり込みの実験講座だ。
 
ウィンターサイエンスキャンプは、9ヶ所でトータル130名程度の高校生が最先端科学に触れる。
当研究室では、これで5回目だ。結構人気があって、今回も定員12名のところ、その3倍の応募があった。
みんなに来て欲しかったけど、泣く泣く12名を選抜させていただいた。
 
近ごろ、理科離れが叫ばれるけど、これらの生徒達には無縁だ。
皆、すでにバリバリの研究者の目をしていて、好奇心旺盛、うちの学生がたじろぐような質問を連発する。
ちゃんと拙著「有機ELのすべて」を前もって熟読し、有機ELの何たるかぐらいは知っている。
うちの修士の学生、たとえば権守(ごんもり)より、詳しいかも知れない。
 
 
頼もしいデ。
 
 
サイエンスキャンプは、綿密な企画と時間をかけた準備、学生の手助けも借りて、私個人的にはボランティア活動として実施している。
個人的な業績には、まったく数えられないし、出世や昇給にも、ぜんぜん関係ない。
 
 
けど、
 
将来有望な未来ドクターと接することができるだけで、うれしくて、ホッとするし、なんだか教育者として社会に直接貢献してると実感できる。
それに、山形大学に進学して当研究室に来てくれるかも知れないし。
実際、4年の橋本はサイエンスキャンプの第1期生だ。
 
 
科学技術振興機構に対する要望としては、
 
全体で130名程度と受け入れ人数が少ないので、予算をせめて3〜4倍増にして実施場所を増やし、少なくとも応募者全員500名程度がサイエンスの最前線を経験できるプログラムにして欲しいと思う。
それだけの応募があるのだから、もったいないですよ。
  
 
以下、キャンプの風景。
 
 
午前中は、城戸の講演とデモ。
有機ELテレビに群がる高校生。(増田さんお貸しいただき有り難うございました)
El


生協にて昼食。トレイからはみ出さんばかりの食べもの。育ち盛りは違うで。
Photo_4
 
 
合成したAlqをルツボに仕込む図
Alq
 
 
緑色発光のNPD/Alq素子を作製。ほかにもポリフルオレンの青色素子も作製。きょうの実験はココまで。
Photo_5
 
 
夜は懇親会。ビールは二十歳以上だけ。だれも暴れたりしません。
Photo_3
 
 
恒例の城戸の差し入れケーキ。いつも「シャトレー」から。
Photo
 
 
睡眠中のドクター(候補)井口
Photo_2
 
 
 
明日もがんばろう。
 
 
 
 
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松下、キヤノン、日立が包括提携

 
 
正式に発表になった。
薄型テレビにおける松下、キャノン、日立の提携。
 
以下、asahi.comから引用:
 
        ・・・・・
 
日立製作所、キヤノン、松下電器産業の3社は25日、液晶パネル事業での包括提携に基本合意した。キヤノンと松下が、日立傘下の中小型パネル製造会社とテレビ用大型パネル製造会社をそれぞれ子会社化。3社は資金と技術を持ち寄り、液晶に加え次世代パネルの有機ELも共同開発する。
 
「1社だけでは世界に勝てない。最終製品で強い松下、キヤノンにやってもらった方が世界で勝てる」。記者会見した日立の古川一夫社長は、こう強調した。
 
日立は08年3月末までに、全額出資の中小型液晶パネル製造子会社、日立ディスプレイズ(本社・東京)の株式の一部をキヤノンと松下に売却。両社は24.9%ずつ出資し、その後、キヤノンが過半数を取得する。
 
日立は事業の選択と集中を進めている。傘下2社はともに赤字続きで追加投資は難しかった。経営権を譲ることで、「経営資源を最適配分し、安定的な高収益構造を確立する」(古川社長)狙いだ。3社で最先端パネルを共同開発し、テレビ事業の競争力強化も図る。


キヤノンはデジタルカメラなどに使う中小型のパネルを自社生産し、安定的な確保とコスト削減につなげる考え。内田恒二社長は「高品質の中小型液晶パネルの内製化の筋道が立てられた。有機EL開発も製品化に向け加速する」と話した。
 
一方、日立傘下のテレビ用大型液晶パネル製造会社、IPSアルファテクノロジ(本社・千葉県茂原市)は、松下が子会社化する。現在の出資比率は日立ディスプレイズ50%、松下30%、東芝15%、キヤノン2%などだが、松下はまず東芝から株式を買い取り、その後、過半数を取得する。
 
世界をリードするテレビメーカーを目指す松下は、プラズマを軸に消費者のニーズを逃さないよう液晶や有機ELも強化し、品ぞろえを増やす。IPSの新工場建設も計画。大坪文雄社長は「3000億円規模を投じ、09年度の稼働を目指す」と強気の戦略を描く。
 
液晶パネルはテレビや携帯電話、デジカメなどに使われ、需要が拡大する一方、競争も激化。高品質な液晶パネルを、低価格で安定的に提供する必要がある。シャープも堺市に液晶パネルの新工場を建設し、東芝と提携して長期的に大量供給することを決めた。
 
        ・・・・・
 
薄型テレビ業界では、PS3と呼ばれているPanasonic、Sony、Samsung、Sharpが中心に動いてたが、東芝と日立がパネル事業から撤退することにより、これが完全に明確になった。
 
先日のエントリーでも述べたけど、最終的に松下勢xシャープ勢の構図にいかにソニーが絡むかで勝敗は決まると思う。
これは、VHS vs.ベータやBlu-Ray vs. HDDと同じである。
 
液晶テレビの場合、シャープと松下主導のIPSになる訳だけど、客であるセットメーカーが、シャープの場合、自社と東芝、IPSの場合、松下、日立、(+キャノン)となる。
 
有機ELテレビでは、松下主導のIPSが「積極的」であるのに対し、シャープは「消極的」である。
よって、有機ELの過激派ソニーは、IPS陣営に参加する可能性が高くなる。
 
こうなると、有機ELパネル供給先が、松下、ソニー、日立となるIPSは、ビジネス的に圧倒的に優勢に立てる。しかも、体力的にシャープと言う規模の小さい会社では、投資合戦になった際に消耗が早く、松下+ソニーには勝てない。
 
シャープの片山社長は、液晶のインフラが整っているので、共通技術を多用する有機ELも、その気になればいつでも量産できるとおっしゃるが、「量産する」のと「事業で成功する」のとは別の話である。
 
こんなこと大学教授に指摘されたくないとは思うけど、事業で勝つには投資の「タイミング」と「額」が極めて重要なのは、言うまでもないことだ。
  
  
残りの課題は、
 
プラズマ事業で日立のプラズマを松下と統合することだけど、そうするとシャープと提携したパイオニアは、プラズマの事業を統合する先がなくなる。
  
だから、プラズマではパイオニアの一人負けか。 
もともと、先細りのNECのプラズマ事業を買い取ると言う大きな間違いを犯したので、今でも一人負けだけど。
 
 
あと、
 
シャープから液晶を調達する東芝は子会社の東芝松下ディスプレイ(TMD)をどう取り扱うのか。パネル事業から足を洗う東芝には今やお荷物であろう。
有機EL技術では世界でもトップクラスの実力を持つTMD、もったいない話である。
 
しかも、TMDはNEDOプロジェクト参画時に経済産業省に、有機ELテレビの実用化を約束したはずなのに…。
あんな約束、チャラにしてもいいのか。  
   
 
 
NEDOプロジェクトと言えば、
  
今や、テレビメーカーが次のメシの種と期待して人と資金を投入し、大型有機ELテレビを開発しているというのに、2002年から06年の5年間の経済産業省・NEDO「高効率有機デバイス開発プロジェクト」で大型有機ELディスプレイの開発を途中で中止した経産省の某担当課長は、いまどんな思いなのだろうか。
 
 
有機ELが今日のような大型化競争に突入するであろうと予測してプロジェクトを推進していたプロジェクトリーダーの私は、大型有機ELディスプレイの予算を途中でカットされ、「断腸の思い」で開発を中止せざるを得なかったのだ。
 
また、その時の窓口であったNEDO電子部の担当の某氏は、今は出向元の国立研究所に帰ったけど、業界の動向などまったくわかっちゃいない人だった。
生まれて初めて「ハラワタが煮えくり返った」予算交渉をした時のことは、今でも鮮明に憶えてる。
彼の名前と顔は一生忘れへんぞ。
    
 
 
  
ハラワタが切れたり、煮えくり返ったり、研究開発も最先端を突っ走るととてもストレスが多いのだ。
 
 
  

  
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2007年12月25日 (火)

一人のお楽しみ

  
 
チョンガー生活で寂しがっていることをブログで知った音響機器メーカーに勤める友人Sさんが教えてくれたサイト。
 
なぜ、寿司職人のようなお堅そうなSさんがこんなサイトを知っているのか不思議だ。
 
こんなサイトを開設する人がいるのも不思議だけど。
 
 

見たい人は、順番にクリックすること。
 
 
    まずココね↓
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    次にココね↓
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忘年会

  
 
この時期は大学教授と言えども、飲み会がつづくのだ。
だから、昨日ときょうは休肝日。
  
大学では、教員同士以外にも研究室単位での忘年会を開く。
奉職して早18年間、感じるのは、学生の飲む量、食べる量が確実に減っていることだ。
それと関係してかどうか、実験量も減っている。
 
昔は、飲み会では、バカみたいに飲んで騒いで、ゲロ吐いて、実験する時にゃあ、徹夜も厭わない。
 
やる時はやった、のだ。 
 
だから、城戸研究室では、バリバリ実験する(させる)ために、飲む時は飲む、食べる時は食べる、を心がけている。
 
 
そこで、先日の「いろり」での忘年会での様子を紹介したい。


 
全体像はこんな感じか。大広間貸し切り状態。
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今は、平和なお肉タイム。みんなでピース。
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にたり顔でお肉を味わう楠ら。
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世界最高のカルビ、カルビ、カルビ。
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カルビ、カルビ、山下。
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3年「ナミカタ」こと大内と八嶋。
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ほんのり赤い秘書の寒河江さん。
Photo_4
 
 
下品にメシ食う権守(ゴンモリ)。
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育ち盛りの3年高松です。
Photo_26
  
 
  
途中で、先立って実施した有機半導体技術の基礎知識確認試験の結果を発表。
 
最高得点の高松と「ナミカタ」大内。両名とも3年ながら、あっぱれあっぱれ。期待してるでえ。
Photo
 
 
中山准教授からトップ賞の景品をもらう「ナミカタ」大内。
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一方、修士2年でD印刷から内定もらってる権守が最低点。
 
しょげる権守。お前は文字通りサイテーや。
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恥ずかしい17点。修士2年でAlqの構造も書けないとは、城戸研の恥じゃ。 
 17
 
 
謝っても遅い!たわけ〜!
Photo_22
 
 
ぼちぼち、みんな飲み出した。
修士2年の加藤。まさか、それは焼酎じゃないだろうな。
Photo_3
 
 
酔っぱらってきた山下と千葉
Photo_5
 
 
美人秘書を取り囲む酔っぱらった学生達。
Photo_17
 
 
ご機嫌の「裸の大将」丸屋。
Photo_21
 
 
ちょっと飲み過ぎじゃないのか、イケメン二人とイマイチ一人。
Photo_24
 
 
かなりいっちゃてる山田と鈴木。
Photo_11
 
 
韓国パワー炸裂の3年の李。
Photo_13
 
 
3年の土岐(ドキ)にお酌するキド。
Photo_6
 
 
まあ、どうぞどうぞ、と3年の楠にサービス。
決して無理やり飲ましているのではない。
Photo_7
 
 
飲まんかいオリャ、と4年鈴木に飲ませるオヤジ。
Photo_8
 
 
グビグビいくのはいいけど、だれだ胸をモミモミしているのは。
気持ちよさそうじゃないか。
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千葉ッ!およしッ!
Photo_23
 
 
 
これが、有機ELで世界最先端をブッチギル研究室の飲み会なのだ。

 
 
 
 
最近、ポチが足りず5位に転落しそうです。
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2007年12月24日 (月)

クリスマスイブ

 
 
今夜は、全国的にクリスマスイブである。
雪がなくてちょっと雰囲気がないんだけど別に構わない。
 
なぜなら、昨日、妻が子を連れて家を出たのである。
 
 
し〜ん・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
と言っても、冬休みになったのでひと足早く実家に帰ったんだけどね。
結婚披露宴の翌日、仙台空港まで送って行った。
30日までチョンガー生活だ。
だから、クリスマスイブと言うのに、夜はたった一人で頂き物のレトルトカレーを食べた。
 
 
かなり、サビイシイデ。
 
 
妻は、好き放題にできるから喜んでると思ってるようだけど、実態は悲し寂しいオヤジ生活なのだ。
特に、宴会続きのあとだからね。  
 
 
 
だれか、慰めに来てくれないか。
 
 
 
 
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渡部惣一のこと

  
 
一昨日の土曜日は、仙台で開かれた結婚式および結婚披露宴に参列した。
 
卒業生の渡部惣一が結婚したのだ。
職業柄、卒業生の結婚披露宴に招待されることは、しばしばあるけど、今回は初めてづくしだった。
 
彼は、この3月に博士課程を修了した新進気鋭のドクター。
卒業後は、ドイツに渡りBASF社という大きな化学会社の研究部門に就職し、有機ELの材料開発をしている。
これまでドクターを何人も出したけど、外国企業に就職し、海を渡ったのは彼が初めてだ。
城戸研では、外国人の研究者も多くて、4年の時はからっきしだった英語も、卒業時には不自由なくなった。
 
たいしたもんである。
 
 
 
そして、今回、中国人の女性と結婚した。
国際結婚なのだ。
これも初めてだ。 
 
 
 
実は、この結婚には、指導教官である私が深くかかわっている。
 
昨年の5月に上海で開催されたBASF社主催の国際会議に、招待されたんだけど、他の国際学会と重なってたので大学院生だった渡部を代理で派遣した。
 
その時に、研究発表の会場で知り合ったのが新婦さんで、約1年の短期間遠距離恋愛の末、結婚と相成ったのだ。
だから、わたしが上海に行ってれば、二人の出会いがなかった訳だし、渡部を派遣したのもこのわたしである。
愛のキューピットね。
 
 
 
人は見かけによらない。  
  
 
 
お決まりの、ケーキに入刀で〜す。
Photo
 
 
NZ社のKさんの漫談調スピーチ。いつ会ってもゴルフ焼けしている。
Photo_10
 
  
卒業生のテーブル。TDK、キャノン、ソニー、エプソンなどなど。
Photo_9
 
 
いや〜、おめでとう、おめでとう。飲め、飲め〜。
Photo_2
 
  
やわらかいお肉です。
Photo_3
 
 
ウェディングケーキと言ってでてきたショートケーキ。しかし、ナイフ入刀したケーキとは異なることがデジカメ写真で判明。う〜ん。
Photo_7
 
 
これは結構高そうだから、朝から夜まで何回も使い回すのだろうか。
Photo_6
  
 
デジカメチェック。手前は、auの有機EL携帯電話。向こうが、液晶のキャノンデジカメ。
この圧倒的な画質の違いは何なんだ。キャノンさん、早く有機ELに切り替えましょうね。
Photo_5
 
 
二次会は、中華でした。NZ社のKさんがメチャ楽しそう。
Photo_8
 
 
仙台のイルミネーション。
Photo_4
 
 
 
三次会は居酒屋で焼酎飲みながら、業界話で盛り上がった。
ソニー、キャノンなど、今注目の有機ELパネルメーカーの現場のバリバリの研究者だから、元気があって内容も濃くて、話をしていて楽しい。
 
最後は、あの「ビール会社」の件でも情報交換。
有機EL業界の発展についてのまじめな議論だ。
 
 
最近、小粒で小心者の学生が増える中、彼らのような大胆かつ繊細な若者がもっと増えてくれれば、技術立国日本の将来は安泰、と思う今日この頃である。
 
 
 
  
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2007年12月23日 (日)

ジャングルファイヤー

 
 
昨日は、飲み過ぎてアップできなかった。
 
スマン、スマン。
 
と言いつつも、今日も「いろり」で開いたクリスマスパーティでちょっといただき過ぎた。
大学に務める友人達と、その奥様方を含めて、教育とは何かを「熱く」語り合ったのだ。
 
某氏いわく、やっぱり学生の気持ちがわからないと指導なんかできないんですよ。自分が、学生の時に連れて行ってもらったストリップが忘れられないから、オレも学生を連れていってやる。
 
なるほど、なるほど、一理ある。
  
 
 
そして、学生時代に飲み会でやってた「ジャングルファイヤー」を学生に引き継がせたい、と言う話になった。
 
かつて、チェコから学者さんが研究室に研究員で滞在していた時に、飲み会で「ジャングルファイヤー」を実演したら、ドン引きした、ということだ。(ここで、詳細は書けない)
 
 
チェコ人にはちょっと刺激が強過ぎるで。
 
 
実は、その奥さんもチョーぶっちゃけた人で、旦那を含めた団体で、いっしょにストリップに行った時に、踊り子さんのある演技を手助けしたほどの強者なのだ。(ここで、詳細は書けない)
  
ふ〜。
 
 
 
似た者夫婦とはこのことか、
 
 
  
大学の教員は、こんなんばっかりじゃございませんので。
 
 
 
いや〜、飲んだ飲んだ、笑った笑った。
  
 
 
 
 
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2007年12月21日 (金)

国立大学は共産主義か

  
 
山形大学副学長小山教授のブログの最近のエントリーに利益相反についての意見が述べられている。
 
 
        ・・・
 
小山副学長のブログより引用:
 
 
利益相反の判定
 
     ・
     ・
     ・
 
 その中で、面白い話題があった。
 「利益相反は、利益を独り占めにしたときに、発生する。いわゆる一人勝ちに対するねたみが利益相反問題を生む」とのことだった。利益相反にならずに、稼ぐにはどうすれば良いのかとの質問に対しては、「もうけのうちのある部分をみんなに分け与えれば、利益相反にはならない」という。TLO(Technology Licensing Organization)は利益相反とならないための隠れ蓑だとのこと。
 なかなか分かりにくいが、利益相反とは、理屈ではなく、人間の感情が判定基準だということがよく分かった。
 
・ ・・
 
 
だから、どうなの?
 
 
山形大では、収入の多い教員からピンハネして全員にばらまくの?
あるいは、頑張る教授がそれなりの収入を得るのを是認するのですか?
 
副学長として、この話題を取り上げるのなら、個人の意見を示して欲しかった。
 
 
 
最近、ちょっと官僚化してせんか?
 
 
 
 
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拝啓 東芝西田社長

 
 
恥ずかしくないのですか?
 
キャノンとのSEDの協業を撤回し、有機ELテレビの事業化を撤回し、いかに自社の技術に疎いかを露呈して、恥ずかしくないのですか?
 
もし、私が東芝の社長と言う立場なら、テレビ事業の方針を誤ったとして辞任しますね。
 
自社技術の現状すら知らなくて、有機ELテレビの実用化を宣言し、すぐに撤回する。ものづくり企業のトップとしては、サイテーです。
 
完全に、有機ELと城戸を敵に回しましたね。
個人的に、徹底的に、東芝のテレビに対抗します。
LEDの中村さんが日亜化学を潰すっ言ってるのと同様、有機ELをここまで愚弄する社長には宣戦布告します。
 
                         敬具
 
 
 
 
一般大衆の皆様、ご支援お願いします。
  
  
 
 
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IT Proより引用: 
 
シャープの片山幹雄社長(左)と東芝の西田厚聡社長

 シャープと東芝は2007年12月21日、液晶テレビ向けの液晶パネルと半導体の分野で提携することに合意したと発表した。2010年度にシャープは東芝から液晶テレビ用のシステムLSIを約50%、東芝はシャープから32型以上のテレビ向け液晶パネルを約40%購入することを目標に、相互供給を進める。
 今回の提携について、シャープの片山幹雄社長と東芝の西田厚聡社長はいずれも、それぞれの強い部分で協力することで、企業価値、収益力、競争力を強化するのが目的であると強調した。
 シャープの片山社長は「今後、テレビには高精細が一層求められる。東芝はシステムLSIに十分な設備投資もしており、技術面で信頼性が高い」と評価。ハイエンドからローエンドまで幅広い製品に東芝製のシステムLSIを採用する方針を明らかにした。
 一方、東芝の西田社長は、「テレビ向けに大型有機ELの開発をしてきたが、低消費電力という点でシャープの次世代液晶にはかなわない」と説明。これまで検討してきた液晶テレビ向けパネルへの大型有機ELの採用は見送り、シャープの液晶パネルを採用するとした。
 
 
 
 
 
 


シャープと東芝が提携

  
 
いや〜、年の瀬にビッグニュースが相次ぎますなあ。
 
 
      ・・・
NIKKEI NETより引用:

 
東芝、液晶パネルでシャープと提携・松下-日立連合を離脱
 
東芝とシャープはテレビ用の液晶パネルで提携する。シャープが堺市に建設中の新工場から、東芝がパネルを調達してテレビに組み込む。東芝は松下電器産業、日立製作所の2社とパネル生産で提携しているが、これを解消して新たにシャープと組む。競争が激化するパネル市場は「東芝—シャープ—パイオニア」「松下—日立—キヤノン」「ソニー—韓国サムスン電子」の3グループが競う構図に一気に塗り替わり、電機再編が一段と加速する。
 
21日に両社の社長が記者会見して発表する。シャープは3800億円を投じて堺市で液晶パネルの新工場を建設中で、2009年度に稼働させる計画。東芝は長期契約を結んでシャープから40—60型台の大型パネルを大量調達し、東芝ブランドのテレビに搭載して国内外で販売する。東芝は現在シャープのテレビ向けに画像処理用半導体を供給しており、同分野で協力を深めることも検討するとみられる。
      ・・・
 
 
松下が日立の大型液晶事業IPSアルファを引き継ぐと言ったら、そのIPSアルファから東芝が抜けて、シャープと組んだ。
なんか、男女の仲を見ているようで、第三者としてはオモロイ。
 
なぜ、このような再編劇が起こるかと言うと、もともと日立、松下、東芝の三社は経産省のお見合いで政略結婚させられたからだ。
   
「イヤよ、イヤよ」という、大地主の箱入り娘を、「おぬしも悪よのう、ふぉッ、ふぉッ、ふぉッ」みたいな悪代官に嫁がせたものだから、いづれ破局を迎えるのは目に見えていた。
しかも、三角関係だし。
  
松下と東芝、どちらが大地主で悪代官かは読者の判断に任せるとして、とにかく、松下と東芝は仲が悪いのだ。
今も、Blu-RayとHDDで争ってるしね。
  
  
中小型液晶で両社が協業している東芝松下ティスプレイ(TMD)でも、実質東芝の100%子会社みたいなもんで、松下は経営にはタッチせず、技術者も行きたがらず、いずれ、松下がTMDから資本を引いてもおかしくない。
今や松下には、中小型液晶および有機ELを製造する日立ディスプレイズと言う松下・キャノン・日立連合があるのだから。
  
 
  
となると、
 
シャープは中小型液晶も製造するので、東芝がシャープと協業するとなるとTMDの役割がなくなる。
しかも、TMDは経営状況もよろしくなさそうなので、いずれはシャープに吸収されてシャープ石川工場になるのか、あるいは、東芝シャープディスプレイ(TSD)に変身でもするのであろうか。
  
 
 
 
一般読者の方々には理解しにくいかも知れないけど、企業にはそれぞれ「企業文化」と言うものがあって、「親方日の丸お役人的」東芝と、「浪速の商人的」松下では、文化があまりにも違い過ぎるのだ。その点、日立は、「お公家さん的」性格で、「よきにはからえ」とばかりに、誰とでもうまくやって行けるのだろう。
  
とにかく、東芝と日立は、液晶やプラズマなどのディスプレイパネルの製造事業から足を洗いたくて、シャープや松下からパネルを調達してテレビセットを組み、それぞれのブランドとして販売する方針と見る。
「テレビ」と言う製品は家電メーカーとしては、イメージ戦略的にも、たとえ赤字であってもやめられなくて、日立や東芝にとっては、テレビ事業の赤字は広告宣伝費みたいなものなのだ。
 
 
 
残るソニーの身の振り方としては、このままサムスン電子と協業を続けるのか、あるいは将来の大型有機ELテレビ事業を考えて、シャープ・東芝連合に付くか、松下・日立連合に付くか、選択肢がある。
もしソニーが有機EL事業で、「Made in Japan」「日本で生まれた日本の技術」にこだわるなら、これまでのシャープとの液晶戦争、東芝とのBlu-RayxHDD戦争と考えると、松下・日立連合に加わって、松下・ソニー・日立連合軍となる可能性の方が高いと考えられる。
 
  
そうなると、この会社はマジで強いで。
シャープはしょせん内弁慶な会社だ。   
ソニーの身の振り方次第では、シャープ勢はヤバイな。
 
 
ここまで先を読むと、シャープと東芝の提携は、かならずしもシャープの株価上昇には結びつかないのかも知れない。
   
 
どうする片山社長。 
 
 
  
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2007年12月20日 (木)

松下とキャノン:つづき

  
  
今回は管理人城戸の独断と偏見に満ちあふれたコメント中心。
 
まず、ここを、ポチッ、とクリックしていただけますでしょうか?
 
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さてと、
 
まず、日立の液晶・有機ELディスプレイ事業について解説。
 
日立には二つの液晶子会社がある。
一つは、日立の100%子会社で中小型液晶の日立ディスプレイズ。小型有機ELの開発もココ。
もう一つが、日立(50%)、松下(32%)、東芝(16%)の合弁で、日立が主導権を握る大型液晶のIPSアルファ。
 
技術的には、TFT基板の種類が異なり、日立ディスプレイズが低温ポリシリコンTFT、IPSがアモルファスシリコンTFT。
大型液晶には、アモシリTFTが必需品で、大型有機ELにも応用できる。
 
以上を頭の隅に置きつつ、以下、読み進みください。
 
 
 
まずは、日立ディスプレイズにおける、松下、日立、キャノンの協業から。
 
日経ネットに詳細が報道されてる。
  
 
        ・・・
日経ネット
 
松下・キヤノン・日立、有機ELと液晶で連合
 
日立は全額出資子会社の日立ディスプレイズ(東京・千代田)で中小型液晶パネルを製造し、有機ELを開発している。松下とキヤノンは日立から保有株を買い取って日立ディスプレイズに出資する。株式の50%強を日立が握り、残りを松下とキヤノンで各半分保有する案が有力。出資額は検討中だが、それぞれ1000億円を超える見通しだ。
 
        ・・・
 
日立ディスプレイズは、低温ポリシリコンTFTを用いる小型液晶を生産しており、小型有機ELの生産ラインも有する。
しかし、親会社の日立が積極的に有機ELを使用せず、宝の持ち腐れ状態が続いていた。
この1年、有機ELに関しては、まったくの音無しで、開発がfrozen状態であったことが予想される。
 
日立ディスプレイズ自体が経営状況がよろしくなく、単独で有機ELを生産すると初期の赤字分を負担することができず、ニッチもサッチもいかなかったのである。
  
だから、最近発売になった日立のauの携帯電話には、サムスンSDIの有機ELが搭載されている。
情けないことに、自社製ではないのだ。
 
  
一方、松下は東芝に有機EL技術をすべて渡してしまい、東芝松下ディスプレイ(TMD)で有機ELの生産を一部行っている。実質、TMDは東芝の子会社として機能しているので、松下の自由にはならない。
 
日立同様、東芝もディスプレイ事業には見切りをつけており(たぶんね)、新規に有機ELディスプレイを積極的に事業化していく気はサラサラない。
したがって、松下はTMDとは関係なく日立ディスプレイズに出資することにより、小型有機ELディスプレイを調達する目論見なのである。
 
また、同じく有機ELの開発を行っているものの、TFTの製造ラインを持たないキャノンは、日立ディスプレイズのラインに食指を動かし、出資して関連会社となって積極的に日立ディスプレイズで小型有機ELの生産をすすめようと考えていたのだ。
 
 
  
しかし、
  
  
 
この協業体制には納得がいかない。
 
なぜなら、キャノンにとって必要なのは、日立の製造ラインであって、松下の技術ではない。同様に、松下にとってもキャノンの技術より、日立のラインが欲しいのである。
しかも、搭載する製品がおたがい競争関係にあるデジタルカメラだから、話はよりややこしくなる。
 
キャノンにとっては、単に日立ディスプレイズの株を51%以上取得して、経営の主導権を握り、事業を思うどおりに積極的に進めて行けばいいのである。そして、デジカメのディスプレイをすべて有機ELに置き換えて、ルミックスを蹴散らすのである。
  
わたしが経営者ならそうする。
以前、キャノンの御手洗会長がインタビューに答えて、「もし、買えるものならシャープを買いたい」と答えられたそうだ。
ここまで積極的に事業を進める企業が3社で協業とは理解できない。
 
何か、政治的なしがらみでもあるのか。
 
   
同様に、松下もキャノンの技術も金も要らないのだから、IPSアルファと同様、単独で日立ディスプレイズを買い取り、子会社にすればいいと思っているはずである。
ルミックスに搭載すれば、キャノンのデジカメにおける牙城をたたき潰すことができるのである。
 
 
さらに、出資比率も株式の50%強を日立が握り、残りを松下とキヤノンで各半分保有する案が有力とのことだけど、
 
これじゃあ失敗しますな。
 
最もやる気のない、消極的な会社が、主導権を握ってどうするんだ。
それに、それぞれの親会社向けにスペックとの異なるパネルを生産することは高コスト化につながり、事業をすすめる上でまったくメリットはない。
 
だから、キャノンや松下とすれば、一社で51%以上の株式を所有して日立ディスプレイズを子会社化すべきである。
 
 
このような中途半端な提携は、失敗のモトなんだけどなあ。
   
  
 
 
 
次は、大型有機ELの件。
 
 
        ・・・
日経ネット
  
松下が日立の液晶パネル製造子会社を傘下に収め、3000億円規模を投じ工場を新設する。日本のパネルメーカーは同連合、シャープ、ソニーの3陣営にほぼ集約され、韓国や台湾勢を含めた世界的再編の引き金になりそうだ。
 
        ・・・
 
日立の液晶パネル製造子会社というのは、IPSアルファのこと。
現在の出資比率は日立ディスプレイズ50%、松下32%、東芝16%で、東芝が抜けたがっている。日立も辞めたくてしょうがないので、松下が100%子会社化する話には、日立も東芝も渡りに船、ラッキーラッキー、大賛成である。
  
  
松下は、これまで、大型テレビはプラズマに投資を集中していたが、プラズマが液晶に負けるのが見えてきた現在、次世代の大型テレビとして有機ELを本命として据える必要が出てきた。
 
プラズマ事業が赤字に転落するのは、5年後なので(城戸の予想ね)、5年後には有機ELを立ち上げる必要がある。さらに、中継ぎとして液晶も手がける必要がある。
 
だから、IPSアルファを買収するのは大正解だ。
 
結局、小型有機EL用の日立ディスプレイズも買収したかったに違いないけど、キャノンに先を越された格好になったのだろう。
 
 
 
ひょっとしたら、日立はプラズマでも松下と協業し、最終的に日立はディスプレイパネルの製造から手を引き、セットメーカーとしてだけ事業を継続することを考えているのではないだろうか。
 
 
いづれにしても、松下がプラズマから大きく有機ELへ舵を切ったことが明白になった。
 
 
さて、ここで困るのがソニー。
どこから大型TFT基板を調達するのか。
 
  
 
来年は、有機EL飛躍の年、そしてディスプレイ業界再編の年になるのは間違いない。
  
 
 
おもろいで。
 
 
 
 
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2007年12月19日 (水)

松下とキャノンが有機ELで協業

  
  
 
ビッグニュース!
 
 
松下が日立のディスプレイ事業を引き取り、有機ELを量産することとなった。
 
 
詳細は、ロイターのサイトから:
 
 
 
          ・・・
 
2007年 12月 19日
 
松下・キヤノン・日立が薄型パネルで提携検討=関係筋
 
 
松下電器産業、キヤノン、日立製作所の3社が、液晶と有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)による薄型パネルでの提携を検討していることが分かった。関係筋が19日明らかにした。
 
松下とキヤノンが、中小型の液晶パネルを製造している日立の子会社に出資することや、松下が日立子会社などと共同出資するテレビ向け液晶パネルメーカーを傘下に収め、新工場を建設することなどが検討されている。
 
松下とキヤノンは、日立が全額出資する日立ディスプレイズ(東京都千代田区)に出資し、有機ELを共同開発する方向。キヤノンはデジタルカメラのモニターなどに活用するとみられる。
 
また松下は、日立ディスプレイズ、東芝と共同出資するテレビ向け液晶パネル製造のIPSアルファテクノロジ(千葉県茂原市)への出資比率を引き上げ、子会社化する意向であるほか、新工場の建設も検討している。IPSへの現在の出資比率は日立ディスプレイズ50%、松下30%、東芝15%。
 
松下はプラズマテレビの世界最大手だが、市場の伸びでプラズマを上回る液晶テレビが手薄なため、IPSを子会社化して強化を狙う。日立はパネル製造2社への出資比率を減らすことで、投資負担を軽減する意向とみられる。
 
 
          ・・・
 
 
  
予想どおりと言えば、予想どおり。
 
松下が日立の大型TFT技術を手にしたことにより、将来の大型有機ELテレビの量産技術を手にしたことになる。
 
シャープにとっては、とてもコワイ展開になってきたね。
株価に影響するかも。
 
このニュースの続きは、近日中にアップします。
  
 
 
 
 
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2007年12月18日 (火)

地方大学の実情

  
 
いや〜、スゴイですな〜。民衆の力は。
 
何がスゴイかって、このバカブログのランキングのこと。
まずは、ココんとこを、ポチッとクリックしてご確認を。
 
 
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でも、念のため、もう一度、
 
 
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確認された方は、読み進んでください。
 
 
 
 
 
何を隠そう、今、このバカブログがうれしハズカシの5位なのである。
とうとう、「ホトトギス」をゲットし、気がつくと「ニューハーフ」が、目の前におります。
ブログを初めて約4ヶ月で、このポジションって、すごいじゃあ〜りませんか。
 
 
読者の皆様に、感謝、感謝です。
 
 
この際、ついでに、一気に「ニューハーフ」も追い越し、ブログランキング4位の座に躍り出たいと考えておりますので、引き続き皆様のご支援を御願い致します。
 
 
 
だから、念のため、もう一度、
  
 
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ひつこいッちゅうねん。
  
 
 
 
 
 
ところで、
 
ブログと言うと仕事柄、同業の大学教員のブログをたまにのぞく。
元同僚で、今は京都大学化学研究所の増渕雄一准教授のブログもその一つだ。
ご本人、真面目な性格なので、このバカブログのようなバカバカしいことは書かれないんだけど、若手大学准教授の奮闘ぶりが手に取るようにわかる。
 
その増淵さん、12月12日のエントリーで、地方大学教授の公募について触れられていた。具体的には、日本物理学会のウェブページに掲載された琉球大学の教授募集だ。
 
 
オモシロソウなので、目を通したら応募資格の欄が気になった。
 
 
        ・・・
 
琉球大学理学部物質地球科学科 物理系教員公募
 
応募資格 (望ましい経歴)
 
大学院博士課程を担当できる方。50歳前後の方が望ましい。地方大学の置かれている状況をよく理解し対応できること。教育,研究,学科運営に積極的な方。
 
        ・・・
 
 
 
大学院博士課程を担当できる方。…ふむふむ、これは理解できる。
50歳前後の方が望ましい。…なるほど、若手が欲しいのね。
地方大学の置かれている状況をよく理解し対応できること。…???
教育,研究,学科運営に積極的な方。…???
 
 
たぶん、地方大学のおかれている状況を地方大学以外の方々が理解しているとは思えないので、おせっかいとは思うけど説明したい。
 
 
 
まず、国立大学(正確には国立大学法人)の予算は、文部科学省の方針で毎年交付金が1%削減され、その結果、すでに大学から支給される研究費はほとんどなくなり、電話代と郵便代を支払ったらおしまいだ。
しかも、科学研究費補助金などの文部科学省の予算は、ほとんどが東京大を中心とした旧帝国大にもっていかれる。
だから、研究費は自力で企業などから集めるしかないのだ。
  
アメリカでは、大学教授をacademic prostituteと言うくらい、研究費の獲得のためなら研究テーマを平気で流行のものに変更し、企業にも節操なく媚を売る。
 
今の、日本の地方大学もおかれた状況はまったくおなじですな。
私など、企業のお客さんが来る時には、寒い日にはスリッパをふところで温めておきますからね。
 
 
木下藤吉郎か!
 
 
あと、地方では地方活性化とか言って、地方自治体がすすめる何とかバレー構想に巻き込まれて、雑用が増える可能性がある。へたすると、○×研究所の所長なんかを月に8万円ぐらいの薄給で務めさせられ、しかも1兆円規模の産業創出を約束させられ、そのプレッシャーで飲み過ぎ食べ過ぎでデブになるのだ。
 
 
地方大学とはこんなとこだけど、よろしいか。
 
 
あと、教育、研究、学科運営に積極的な方、とあるけど、大学教員を分類すると、教育熱心20%、研究熱心20%、学科運営積極派20%ぐらいで、どれにも興味もなく、能力もなく、朝からお茶を飲みながら鼻くそほじくってるグータラ教員が40%。
だから、教育と研究と学科運営すべてに積極的な教員は、全体の0.8%しかいない。スーパー家庭教師は聞いたことあるけど、こんなスーパー教授は聞いたことないで。
 
だから、応募資格にわざわざ「(望ましい経歴)」と付け加えてあるのだ。
 
 
 
地方大学は、きびしいで。
 
それでもよかったらおいで。
 
 
 
 
  
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2007年12月17日 (月)

師走

  
 
昨日降った雪の除雪で朝が始まった。
除雪機もスタンバイしていたんで、雪はそれほどでもないのだけど、肩慣らしに出動した。
晴れの日の除雪は、結構楽しい。
 
 
月曜は朝一で講義なのだ。
有機構造化学を2年に教える。有機EL材料の設計と合成の基礎をたたき込まないといけない。
黒板にアセチレンの構造を書いたけど、アセチレンと答えられたのは一人だけだった。
 
 
大丈夫か…。
 
  
講義終了後、すぐに米沢駅に向かい、10:40発のつばさに飛び乗った。
午後は、某材料メーカーの共同研究報告会と兼業としてのコンサルティングなのだ。
 
 
午後3:30に終わり次第、移動。
実用化でご支援いただいてる会社と打ち合せ。
会食になだれ込んだ。
 
某「特許ゴロ」の話で盛り上がった。 
有機EL業界では、特許が数多くでているので、量産する時にはその整理、対応が大変なのだ。
 
 
 
きょうは、東京泊で、明日は朝一で米沢に戻って、企業との共同研究打ち合せ。
 
 
 
教授が走るきょうこの頃なのだ。
  
 
 
  
おかげさまで、ホトトギスの尻尾はつかめました。
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2007年12月16日 (日)

出光のリン光

 
 
12月14日付けの日経産業新聞に、出光興産と米国のUDC(Universal Display Corporation)が、有機EL材料の共同開発で提携した、と掲載されていた。
 
 
Udc
 
 
発光材料には、蛍光材料とリン光材料の二種類があり、これまで蛍光材料が主に用いられてきたが、さらなる高効率化にはリン光材料が必要とされている。
 
ディスプレイに用いる青、緑、赤の光の三原色のうち、青色のリン光材料の共同開発を昨年12月に共同開発すると発表していた。今回は、緑や赤にも共同開発の範囲を広げると言うものだ。
より具体的には、出光が有機EL材料の発光層を構成するリン光「ホスト」を開発するのだ。
 
実は、出光は、これまで蛍光材料のうち、青色材料をほぼ独占していたが、最近では他社材料が市場を侵食し始めた。さらに、リン光材料も、ホスト材料などは新日鉄化学が市場を独占しており、このままでは出光は有機EL材料の市場占有率を減らし続ける可能性があったのだ。
 
だから、他社と協業しない体質の化学メーカーでありながら、協業しなければ生き残れない状況に直面している。
 
 
ちなみに、記事中で、「リン光材料の基本特許を有するUDC」という下りがあるが、これは間違いで、UDCが有するのは限定された材料特許だ。
たとえば、業界ではよく知られた話だが、青色リン光材料のうちカルベン配位子をもちいた材料は、ドイツのBASF社の方が特許出願が早い。
 
したがって、リン光発光材料に関しては、いまだに戦国時代みたいなもんで、どこがこの分野を制するかは定かではない。
 
 
そういう意味では「下克上あり」のとてもエキサイティングな状況なのだ。
5年には勢力図がガラッと変わっているかも知れない。  
 
 
 
 
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2007年12月15日 (土)

覆面座談会

  
 
ちょっと早めのクリスマスパーティを自宅で開いた。
招いたのは、学内の若手准教授二名とその奥様方。
 
日頃、米沢牛を口にしないと言うことで、佐藤畜産で買ってきた米牛をすき焼きで召し上がっていただいた。
自宅の場合は「佐藤畜産」、贈答用は「扇屋」と決めている。
 
みんな、「溶ける、溶ける、おいしい、おいしい」「城戸家の子供になりたい」なんて、好きなこと言って、ゲラゲラ笑ってたんだけど、真剣になったのは、大学事務の話題になった時だ。
 
会計係がひどい、企画係がひどい、管理係は最低、と言う声が上がった。
 
たとえば、会計に関して、出張旅費の間違いはまだ可愛い方で、装置の購買について監査の時に指摘され、それ対して教員が厳重注意を受けた。本来、会計が責任持って事務手続きしているのだから、購買の責任は事務方にあるのだ。なぜ、教員が厳重注意なんだ、と不満の声。
 
そうだ、そうだ、とみな声を荒げた。
 
よくよく話を聞くと、係が悪いんじゃなくて、その担当だ。
担当が、役人的だと本省を向いて仕事をして何のリスクもとらない。
担当が、無能だと事務処理が極端に遅い。
担当が、アホだと訳のわからんイチャモンをつける。
 
教員は、評価を受け特別手当に差が出るのに、どうして事務は評価されないんだ、との声。
 
ごもっとも、ごもっとも、と一同。
 
まあ、結局はこのような社会不適合ダメ人間が事務で野放しになっているのは、事務長の管理能力がこの程度だと言うことなのか。
また、工学部長も最終的には管理能力、リーダーシップを問われるだろう。
 
少なくとも、定期的に教員の不満を聞くと言う態度を示さなければ、このわたしが学部長になり、学部内を徹底的に改革するしかないのだ。
 
 
それだけは、回避した方がいいぞ。
 
 
学外の不満と言えば、講演謝金の件で若手がぼやいた。
 
某銀行の顧客向けの講演会で、講演したものの旅費も謝金もでなかったと言うのだ。
 
ひどい、ひどい、と一同。
 
基本的に、企業の営業活動の一貫として講演会を開く時は、謝金として「最低10万、上限50万円」は講師に支払うべき、と相場を教えた。
しかも、異なる地域で5回も講演したと言うのだ。
 
なら、謝金はトータルで最低50万ですな、と言ったら、ソニーの有機ELテレビ2台買ってもおつりが来る、といってしょげていた。
 
こういう扱いをすると、この若手君はこの銀行に対して、今後、積極的に協力しないばかりか、講演依頼を受けることは二度とないだろう。
 
 
今度、若手向けに講習会を開いてやるかなあ。
 
 
次の、覆面座談会は、忘年会を兼ねて年末に開くことで決定した。
 
 
 
 

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2007年12月14日 (金)

東芝のテレビ

  
 
きょうは大阪に行ってきた。
 
千里中央のライフサイエンスセンターで有機EL研究会があったので、運営委員長として最初に挨拶させていただき、座長を務めながら講演を聞き勉強した。
日頃、大学教授なのに、実用化とか、低コスト化とか、金もうけとか、食べもののことばかり考えているので、学術的な話を聞いて頭の中がリフレッシュしたような気がした。 
 
 
有機ELと言えば、
 
東芝の「有機ELテレビ発売延期」に関して、こんなメールをいただいた。
 
  
・・・
 
差出人:Iさん
 
東芝さんが変なことを言っています、ぜひ反論を載せてください。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20071212/144156/
 
はじめまして、Iと申します。
単なる先生のファンで、ブログを毎日拝見させてもらっています。(本も2冊購入)
 
TMDは関係ないですが、東芝のほかの部門と取引していますので、先生のブログは人気ブログなので一応、名前は伏せてもらえたらと思います。
 
失礼のないように身元をあかします。
 
XXXXX会社 I
住所:東京都XXXXXXXXXX
TEL:XXX-XXX-XXXX FAX:XXX-XXX-XXXX
 
・・・
 
 
 
Iさん、メール有り難うございます。
まず、最初に、拙著は3冊ございますので、もう一冊も是非ご購読お願い致します。
  
 
実は、同様のメールを複数いただいており、以下、東芝の動向について、第三者としてクールに分析し、独断と偏見をもって説明致します。
 
まず、問題の記事から、
 
・・・
 
Tech On 2007/12/12より引用
 
 
「消費電力を液晶以下にしなければ」、東芝の有機ELテレビ発売時期延期の一因をTMD社長が語る
 
 
「問題は消費電力です」——。東芝松下ディスプレイテクノロジー(TMD) 取締役社長の藤田勝治氏は、2007年12月12日に東京都内で開催された東芝の記者懇親会で、テレビ向け有機ELパネルの実用化に向けた課題をこう説明した。
 
東芝は、2009年に30型級の有機ELテレビを発売すると宣言していたが、発売時期を延期する考えを示している。このテレビに向けたパネルを開発することになっているのがTMDである。TMDの藤田社長は、実用化が見込みより遅れることになった理由について「30型台のパネルで比較すると、現状、有機ELの消費電力は液晶の2〜3倍になってしまう。これを液晶以下の値にまで下げていく必要がある。あと少し時間が掛かる」とコメントした。
 
さらに藤田氏は、消費電力の低減に加えて、より低コストにできる生産技術の確立も必要だとし、それが実用レベルに到達するのは「2010年ころ」との見解を示した。
 
・・・
 
 
このバカブログの12月11日のエントリーで、東芝の事情をお節介にも説明したけど、それを覆す社長のコメントなので、ここで再度説明しておきたい。
 
 
あまり知られてないが、TMDでは約2年前にすでに3.5型の有機ELディスプレイの製造を始めた。1万枚程度製造し、台湾のメーカーからモバイルビューアーとして製品化されるはずであった。
しかし、その台湾メーカーが発表直前に倒産し、製造したパネルはお蔵入りとなってしまった。
結局は、別の台湾メーカーが安く(?)パネルを引き取ることになり、約1年前にモバイルビューアーがようやく製品化された。
 
すなわち、これまで親会社の東芝が有機ELに見向きもしなかったし、有機EL大型テレビの開発など完全にストップしていた。
TMDにとって有機ELは今や「あつものに懲りてなますを吹く」状況なのだ。
 
  
だから、東芝社長の発言を聞いて、
 
 
「東芝が根性入れ直した」
 
 
のかと思ったら、ぜんぜんそうじゃなかったという訳だ。
  
  
ところで、
 
  
大型液晶テレビを製造販売する東芝や日立が、有機ELに積極的に投資しないのは、パネル製造を行っている子会社の液晶事業が赤字であり、これ以上赤字を拡大したくないからである。
 
東芝は、できることならテレビ事業を辞めたいとさえ、思っているフシさえあるのだ。
 
 
なぜなら、
 
 
大型液晶に関しては、日立、松下、東芝の「液晶負け組」が、それぞれの事業部を切り離して合弁で設立したIPSアルファ社があり、そこから親会社が液晶パネルを調達してテレビにセットして販売している。
実質、出資比率の一番大きい日立主導で経営されているのだが、前回の増資の際には東芝は応じず、東芝の持ち株比率は低下した。
 
すなわち、東芝は大型液晶にさえ投資をしていないのである。
 
さらに、液晶以外の技術としてキャノンとSEDという筋の悪い技術に投資をして、大型テレビを作るための合弁会社を設立したものの、ここから引き上げたのは記憶に新しい。
一応、アメリカの特許保有ベンチャーが、イケズしたからというのが表向きの理由だが、こんなの本気だったら金で解決できることだ。
やる気がなくなったのを、
   
ひとのせいにしちゃいけない。
  
今回のドタバタ劇にしても、春先にディスプレイ事業の状況を理解してない東芝の社長が、ソニーに対抗して「有機ELテレビ実用化」を口にしちゃったものの、それを知らされていなかった子会社TMDは慌てふためき、やっきになって「できない理由」を探したのだろう。
 
できない理由を探す、なんて、役人のすることだぞ。
 
 
 
そういえば、ある番組プロデューサーが東芝の人達は役人的だと言ってたのを思い出した。  
  
 
 
今回の有機ELテレビ製造の延期理由が、「効率が低い」とのことだけど、結局は「自社技術の低さ」あるいは「やる気のなさ」を露呈したに過ぎない。
FPDインターナショナルで台湾メーカーが、25インチで比較したように、有機ELパネルの消費電力は圧倒的に液晶を下回る。
 
 
(写真)左、有機EL、右、液晶
    上の数字が電力消費量
Cmel
  
 
これが30インチになったからと言って、液晶の数倍にまで消費電力が跳ね上がるとは常識的に考えられないのだから、
 
ひとのせいにしちゃいけない。
  
  
 
 
東芝やTMDには、ほんとうに素晴らしい技術があるのだから、個人的には思いきって投資して大型有機ELテレビの実用化に突き進んで欲しいと思ってる。
 
 
 
遠い将来、20年後、「東芝のテレビ」というものが、ひょっとしたら無くなっているかも知れない、と思うきょうこの頃である。
 
 
 
 
 
 
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2007年12月13日 (木)

小林さん

 
 
「ブログランキング」に関してメールをいただいた。
ここのところオカシナものがランキング1位の「きっこのブログ」の上に表示されることがあるので、まず、ここをポチッとクリックして、ご確認のほど。
 
 
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大丈夫ですか?
 
 
でも、念のため、もう一度、
 
 
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では、続きをどうぞ…。
 
 
 
昨日のことだけど、小林さんからメールをいただいた。
小林さんと言ってもご存知ないかも知れないけど、学生時代に所属したスカーゼスキークラブの先輩で、今は電飾会社の部長さんだ。
 
昔は、ヒッピーのような外見で、スキーしかしない、できない人だったので、大学をちゃんと卒業したかどうかもあやしい人なんだけど、今では結婚して聡明な大学生のお嬢さんもおられるまともな社会人かつ父親になられた。

でも、本質的には何も変わってなくて、多忙な大学教授に対してこんなフザケたメールを送ってくるのだ。
 
 
 
・ ・・
 
07.12.12 
城戸さん

ご無沙汰です。
 
いつものように、「ポチッ」したら、7位に下がっているじゃあーりませんか!
このところずっと6位をキープ、もうすぐ5位に手が届きそうという状態だったのに、誰だ?不届きな奴は...と思ったら、このところしばらくおとなしくしていた「ニューハーフ」が復活してるじゃないの。
何ぞ面白い事件でもあったんだろか(読んでないけど)。
 
んでさらに、「ポチッ」すると出て来るページの常勝「きっこのブログ」の上のPR欄にでてくる、ありゃなんだ?
「抜け毛を止め、髪を生やそう!」だと?!...
「ポチッ」したのが私だから出て来るのか?それとも元のブログが城戸のだから出て来るのか?
いずれにしてももう遅いわ!!!
...と毎回思う...
 
      ・
      ・
      ・

 
・ ・・



と、長い前フリがあって短い本題に入って行った。
本題は、結構真面目な内容なので、すぐさま返事を書いた。 



・ ・・
 
 
小林様、
 
おかまちゃんが、姑息な手段を使ってポチッを増やしたので、順位が落ちております。
それから、抜け毛の宣伝は私がポチをしても出てこないので、小林さんの個人情報が流出し、小林さんの時だけ出ているものと思われます。
 
      ・
      ・
      ・
 
・ ・・
 
城戸さん


げ、そうなのか...まさかとは思ったが...机上のiMacの上の方についてるカメラから情報が流出しているのだろうか?
      ・
      ・
      ・
 
・ ・
 
 
 
CCDカメラ付きのパソコンをお使いの読者の皆さん、
お気をつけください。
  
 
  
 
  
  
最後に、念には念を入れて、もう一度、
 
 
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ひつこいッちゅうねん!
 
 
 


ソニーテレビデモ展示中

 
  
ただいま、城戸のオフィスにてソニー有機ELテレビを期間限定でデモ展示しております。
アイサプライ・ジャパンオフィスの増田様のご好意でしばらくお借りすることができました。
世界初の有機ELテレビをまだ見てない方、どうぞお立ち寄りください。
 
 
Photo
  
   
しかし、ストリンガー会長も一台くらいデモ用に無償貸与してくれてもよさそうなもんやのに…。
 
   
 
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2007年12月12日 (水)

AB型

  
  
アイサプライ・ジャパンの増田淳三さんは城戸淳二よりも人類学的に年齢が一つ下なので淳三なんだけれども(?)、淳二よりも博識で、経験豊かで、かしこくて、お話もうまい。
だから、客員教授を数年前からお願いしていて、きょうも「第6回有機デバイスセミナー」として講演いただいた。
 
演題は、「雑談」だ。
 
これまで、何百と言う講演会に参加したけれども「雑談」なんて初めて。
会社経験のない学生向けに会社とはどういうもんだ、とご自身の経験から具体例を挙げて説明いただいた。
 
特に、ボストンのレストランにTシャツで行った千葉を例に、社会人には常識が最低限必要と指摘いただいた。
しかし、その肝心の千葉が講演会にきていなくて、やはり奴には常識がないということが再確認された。
 
増田さんには、ソニーの有機ELをわざわざ京都からお持ちいただき、参加者に御披露目した。
  

 
みな、感動!
 
 
 
夜は、米沢和食三本指の一つ「旬菜こんどう」で増田さんを囲み、K社の方、横山特任教授、中山准教授などを交えての会食。
 
 
Photo_5
 
 
Photo_6
 
 
仕事の話はほとんどなくて、組織における役割分担の際に血液型は参考になるとの意見が出され、盛り上がった。
 
他の血液型は忘れたけど、AB型は、頭が切れて、しかも切り替えが速くて失敗してもへこたれず、思い込んだら一直線、協調性も高くて、人からも愛され、ブレークスルーを生み出すのは常にこのタイプとか。
天才型と呼ばれているらしい。
 
 
   
あっ、そう言えば自分はAB型だった。
 
 
 
横山教授のご提案で、大阪大に血液型の専門家の先生がおられると言うことで、第7回有機デバイスセミナーは、「血液型と気質」という演題で講演いただくことで全員の了解を得た。
 
また、そのカウンターとして、ニセ科学の専門で「正義の人」と呼ばれる山形大理学部の天羽優子准教授に「ニセ科学をぶった切る」と題して「第8回有機デバイスセミナー」として講演いただくことを提案し、承認された。
 
こうやって、このセミナーの内容は決まるのだ。
  
 
 
帰る際、この店に住み着いた「座敷わらし」高橋幸司教授にカウンターで遭遇した。単純に統計確率的に推測すると、高橋教授は週に5日はここにいる。
やはり新築した家は別荘なのだ。
 
 
 
帰ろうと玄関を出た所で、ご主人に呼び止められた。
 
 
 
オミヤゲでもいただけるのかと思って振り返ったら、店のスリッパを履いたまま帰ろうとしていただけだった。
頭脳明晰論理的思考のAB型にしては珍しい行動だけど、酔っぱらっていたので恥ずかしくなかった。
 
 
 
明日は、休肝日にしよっと。
 
 
 
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クレイジーエンジニア

 
 
リクルートTech総研の「我ら“クレイジー☆エンジニア”主義!」に、管理人が紹介されております。
ちょっと、照れ臭く、恥ずかしいのですが、おヒマな時にでものぞいてやってください。



Photo_4



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2007年12月11日 (火)

魚の師匠ブリ

   
 
有機エレクトロニクス研究所で、東京海洋大学の稲田博史先生に「光で魚を集め獲る技術」と題して講演をいただいた。
 
 
Photo
 
 
イカとかサンマとか、集魚灯を用いた漁の話で、海水の可視光透過率、魚の目の分光感度など学術的な話から、漁での掟とか、一週間イカばっかり食べる話とか、マッコウクジラと大イカの対決の話とか、目からウロコがポロポロ落ちた。
 
ご本人も学生時代から漁に出たり、いまでも漁師さんらと酒をくみかわし、身体もがっしりしていて大学の先生と言うより、網元の親方だ。
 
最新のLED集魚灯も、拓洋理研の花井慎一郎社長にデモいただき、そのまぶしさに一同あぜんとした。
 
 
Photo_2
 
 
懇親会は、「吉亭」でコース料理をいただきながら、講演会では聞けなかった裏話で盛り上がった。
 
なかでも、遠洋漁業の船員はみな角が取れて丸くなる、と言う話が興味深かった。一月以上も狭い船上で生活するには、人との摩擦を極力避ける必要があるので、とんがった人間も自然に丸くなるそうだ。
 
そこで、研究所の小田プロジェクトマネージャーを半年ほどマグロ漁船にのせるという名案を思いついた。
   
 
 
いいと思わないか。理事長の許可が得られれば実施したい。 
 
 
 
「魚の師匠」と呼ばれるにふさわしい知識と経験の持ち主であるイナダ先生だけど、まだまだ鰤(ぶり)の域には達していないのですよと、笑顔で謙遜されていた。
 
 
東光の古酒をいただきながら夜が更けた。
  
  
 
 
 
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東芝の志

  
 
東芝が有機ELテレビの発売を延期した、と日経新聞にでていた。
ソニーが有機ELテレビの発売を発表したことを受けて、この春に東芝の社長が09年に32インチの大型有機ELテレビを発売する、と発表した。
それを取り消したのだ。
 
 
Photo
 
 
有機ELの名誉にもかかわることなので、この背景をわかりやすく説明したい。
まず、東芝は子会社の東芝松下ディスプレイ(TMD)社で、中小型液晶の製造および小型有機ELの開発を行っている。
液晶も有機ELも、TFT基板を使用したアクティブタイプで、その中でも低温ポリシリコンTFTという、ハイパフォーマンスだけど大型化および量産の難しい技術を用いている。
したがって、大型化には液晶でさえも用いられない技術だ。
 
大型液晶は、パネルを日立、松下、東芝で設立したIPS-アルファ社で製造している。ただし、日立が主導する会社なので、東芝はパネルを調達し、モジュール化し、テレビとして販売しているだけだ。
 
したがって、東芝が自由にできる技術は、中小型に限られており、大型テレビを量産することは出来ないのだ。
記事中の21インチディスプレイも、事業化を進めている低分子蒸着系とは異なる高分子塗布系をNEDOプロジェクトの宿題として試作しただけだ。事業家を目指したものではない。
 
だから、社長が大型テレビを量産すると言ったのは、単なる弾みで、勢いで言っただけなのだ。
キャノンと進めていたSEDという薄型テレビの開発でも途中でケツを割ったし、社長がいかに自社のディスプレイ技術を知らず、ビジョンすら持っていないことが露呈した。
 
 
台湾、韓国のメーカーは、志を高く持ち、ビジョンも明確に、大型有機ELの事業化を進めているのに…。
 
ちょっと、情けないと思わないか。
  
 
 
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2007年12月10日 (月)

忘年会

 
 
今年、一回目の忘年会があった。
有機エレクトロニクス研究所で、今年最後の報告会を開き、その流れで忘年会に突入した。
 
会場は、「ふる山」で、私の行きつけ三本指の和食のお店だ。
魚料理がメインだけど、きょうのすき焼きコースもなかなかいけた。
さすが、こだわり主人の店は違う。
 
無礼講の飲み会で、小田プロジェクトマネージャーにからまれた。

まず、 
なぜ、山形大との契約締結は時間がかかるのか。 
とりあえず、工学部と本部とのやり取りがあるので、時間がかかるのですよ、と答えた。
実は、事務処理能力が足らないだけなのを知ってるんだけど、身内として大学の弁護をした。
 
次も、大学絡みだ。
研究所との共同研究で、研究員を大学に派遣してるのだけど、研究員の住所が大学から近いと言うことで、駐車場のパスがもらえないのだ。
 
大学と研究所をしょっちゅう行き来するのに、パスがでないのはおかしい、との主張だ。
 
同感。
弁護の余地はない。
 
駐車場を潰して記念会館を建てる構想が進んでいて、駐車パスの発行を意識的に抑えているのだ。
けど、パスなしで来て、守衛所で許可証をもらえる訳だから、パス発行してもしなくても駐車スペースは必用なのだ。
 
解決案としては、駐車スペースを確保するしかないのだから、周辺の駐車場を借り上げるとか、より積極的な解決策が必要なのだ。
役人的な対応に、わたし自身かなり不満を持ってるので、わたしが工学部長になった暁には、まず第一に工学部の事務を改革したいと思っている。
  
 
 
 
けど…  
 
 
 
 
疲弊しきっている米沢市を改革するために、米沢市長にもならなければならないし、不活性化が進む山形県に活を入れるために、山形県知事にもならなければならない。
しかも、この国の教育を改革するために文部科学大臣にもならなければならず、技術立国再生のために経済産業大臣にもならなければならない。
 
だから、山形大学工学部の改革なんてちっぽけな仕事は大場学部長に任せておくのだ。
  
 
 
  
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2007年12月 9日 (日)

黒田智二のこと

 
 
3年ほど前のこと、東京に出張した時に、朝、メールをチェックしたら、黒田からメールが来ていた。
 
 
・・・・・

From: 黒田 智二
Date: 2004.3.23
Subject: 城戸、久しぶり!

城戸淳二様

久しぶりです。
早稲田大学理工学部で一緒でした黒田です。
高分子の世界的権威になっていたのですね。
昨日深夜偶々見たTXの番組で見た瞬間分かりました。「城戸だ!」
私は卒業後、テレコムスタッフというテレビ番組・CMの制作会社に入社し
今は、番組のプロデューサーをしております。
東京でお会いできる機会があれば連絡下さい。

テレコムスタッフ
黒田智二        

・・・・・
 
 
黒田とは同じ応用化学科で、城戸、黒田と出席番号が近かったこともあり、すぐに親しい仲になった。
いっしょに、飲み、食べ、語り、学生実験、レポート、試験、いつもいっしょだった。

しかし、4年になって研究室が忙しくなり、また黒田は留年したので、つるむ機会も減り、卒業直後にわたしはアメリカに旅だち音信不通になった。
 
当時から黒田は理工学部生らしくなく、文学やジャズ、落語などにも詳しく、当時のわたしには、異次元からきた兄貴分のような存在だった。
風のうわさに、卒業後は業界の人間になったと聞いてたけど、連絡の取りようもなく、いつか、どこかで出会えるんじゃないかと、あてもなく期待していた。
 
その黒田から、約20年の時を経てメールが届いたのだから驚いた。
どうもわたしの風貌は目立つらしい。
 
すぐに電話して、その日の夕方、赤坂の路上で再会した時には男同士で思わずハッグした。オヤジ二人がハッグするなんて、ちょっとキモいけどね。
それぐらい、お互いうれしかったのだ。
 
その夜は、モツ鍋をつつきながら、20年の空白を埋めた。
 
卒業後、番組制作会社に入社した黒田は、AD、ディレクター、そしてプロデューサーと出世し、京都の表千家のビデオを撮るためにロケで京都に入りびたっているとのことだった。
 
まったく異なる業界で活躍する黒田の話は、新鮮で、おもしろくて、刺激的で、学生時代と変わらず知らないことをいろいろ教えてくれる。
 
これを機会に早稲田の応用化学の他の同期にも声を掛け、時々集まろうということになった。
これまで2〜3度集っただろうか。
みな、それなりのポジションについていて、こんな時、さすが早稲田だと思う。
 
 
(写真)
前列左から、黒田、金
後列左から、桑原、柄沢、妹尾、佐々木、おバカさん
Photo
 
 
 
 
 
…けど、
  
 
 
 
 
 
2年前のクリスマス、奥様から電話をいただいた。
 
釣りに行った熱海の温泉で、黒田が帰らぬ人になったとのこと。
  
信じられなかった…。
その時の驚き、悲しみ、なんと表現していいかわからない。
 
 
葬儀の際、ご家族に初めて会った。
会社を経営するしっかり者の奥さんと、高校生のお嬢さん。それに、黒田ソックリの中学生の息子さん。
  
人懐っこい笑顔の写真の黒田を見ると、弔辞を読みながら涙が頬を伝った。
ご親戚、ご友人、仕事仲間、たくさんの人達に見送られる黒田。
 
ちょっと、行くのが早過ぎるネ。
 
その正月には、京都の鶏鍋セットを送ってくれることになってたんだから。 
 
約束を守れよ。  
  
 
 
 
 
 
 
昨日は、3回忌の法要だった。
  
2年という歳月は、悲しみをいくらか希釈してくれたものの、
いまだに、黒田に二度と会えないという事実を受け入れることが出来ない。
 
 
お嬢さんは、早稲田の教育学部理学科の2年で生物学を勉強している。
理系離れが進む昨今、優秀な女性が科学者を目指し、しかも早稲田に来てくれてとてもうれしい。これも、父親の影響か。
息子さんは、東京の高校へ進学し、アメフトの東京選抜にも選ばれた。
ますます、父親に似てきたな。 
たぶん、次にお目にかかる時は二人とも成人しておられることだろう。 
 
 
黒田もどこかで見守っているのか、
  
冬なのに、抜けるような青空がまぶしい一日だった。 
 
 
 
 
 
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英語の重要性

 
 
英語は小学校から授業として教える必要はなくて、中学からnativeにキチンと教えてもらうのが一番いいと思う管理人であるが、困ったことに現場がまったく理解できてない文部科学省や教育再生会議の方向性は異なる。
 
いずれにせよ、英語の重要性は今後ますます高まるのは間違いないのだが、これからの日本を背負って立つ若い人達にその意識がまるでないのが実は一番の問題である。
かく言う私も学生時代はまったく英語など勉強してなかったのだから、人のことは言えない。
 
そこで、きょうは米国在住の友人が、送ってくれたメールを紹介したい。
これは、アメリカの大企業であるABC社(仮名)の人事担当副社長が、日本人の英語がヘタでコミュニケーションが取れない状況に業を煮やして、日本支社に送ったメールだ。
 
これから社会に出ようとする人達には、ぜひとも読んでいただきたい。
 
 
・・・
 
 
Many of you are participating in English language training or self-Learning program as part of your development at ABC Company. It is never easy to learn another language and especially as an adult and believe me I know, I am studying Japanese!!
 
This message is just to let you know that it is so important to you and your career. The world has become a global village and in the future country borders are likely to exist for only two reasons: national security and taxation. This means that all capital (money) and human resources will move freely back and forth between countries and continents. In order for all Japan employees (and Brazilian, German, French, Korean and all the rest) to take advantage of this changing world, a command for the English language is essential. English is the language of business worldwide and will someday soon enough be a requirement to do business even in Japan!
 
ABC Company has so many smart people in Japan. You lead the world in so many areas and processes but it is difficult for us to leverage and take advantage of this because we cannot communicate in one language. Japan is far behind other Asian countries like China and Korea in English language skills and we need to close this gap as fast as we can. Every company in Japan will need to do this in order to compete in the brave new world.
 
Please take this development need seriously. ABC Company is here to help you and provide the opportunity for you to learn. Please take advantage of it as it makes sense for you and we look forward to supporting your efforts. We are committed to your success.
 
 
 
<日本語訳>
多くの方が能力開発の一環として英語研修や自己啓発による英語学習プログラムに参加しています。 大人になってから母国語以外の言語を学ぶことは、決して簡単ではありませんし、私も今 日本語を勉強していますので大変さはよくわかります。 このメッセージで私は、英語を学習することが皆さんと皆さんのキャリアにとって何故重要なのかをお伝えします。
 
 
世界は「地球村」となってきており、将来、国境は「国の安全」と「税金の徴収」の2つの理由だけでのみ存在することになるでしょう: これは、すべての資本(お金)と人的資源が国と大陸の間を自由に行き来することを意味します。日本の全従業員(そしてブラジル人、ドイツ人、フランス人、韓国人などの英語圏で無い国々の人)が世界でこの変化を生かすためには、英語の能力は不可欠です。 英語は、世界中のビジネスの言語であり、いずれ近いうちに日本国内でビジネスを行う上でも必要になるでしょう!
 
 
ABCジャパン社には頭脳明晰で優秀な人達がたくさんいます。皆さんはいろいろな領域やプロセスで世界をリードしています。しかし、コミュニケーションが取れないために、ABC社は皆さんの優秀さをうまく活用することができないでいます。日本は、英語のスキルにおいて中国や韓国などの他のアジアの国々から大きく引き離されており、この差をできるだけ早く縮めなければいけません。日本のあらゆる会社が、素晴らしい新世界で競争するために同様のことを行う必要があります。 英語力強化の必要性を真剣に受け止めてください。 ABC社は、皆さんを助け学ぶ機会を提供します。この機会を利用してください。私たちは喜んであなたの取り組みをサポートします。私たちはあなたの成功に尽力します。
 
  
  
 
 
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国語力

 
 
小学生の国語力が低下している。
まずは、Yahooニュースから引用:
 
「八つ」を「はちつ」、平仮名だけで作文−。小学生の国語力が低下していると感じる教師が約9割に上ることが8日、「岩波書店」(東京都千代田区)が教師100人を対象に行った調査で分かった。同社は「現場の先生が危機感を持っている表れではないか」としている。
 調査結果によると、国語力について「非常に低下」とした教師は15人で、「やや低下」の73人と合わせるとほぼ9割に達した。「全く低下していない」との回答は皆無だった。
 具体例を挙げてもらったところ、4年生が「八つ」を「はちつ」と誤読したほか、数え方を知らずに、何でも「個」とする児童がいたという。
 
 
 
試しにうちの小3の娘に、「八つ」を読ませたら、「やっつ」と読んだので、胸をなで下ろした。
 
だから言ったでしょ、今の小学生には英語より国語。
文部科学省、教育再生会議の有識者のみなさん、小学校から英語の授業を始めるなんて、「時代に逆行する」ことはしないでくださいね。
 
 
 
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2007年12月 8日 (土)

恥の文化

 
 
小山副学長のブログに英語力についてのエントリーがある。
企業の社長さん方との日本人の英語のヘタさについての飲み屋談義だ。
 
・・・

日本人が他のアジアの人々に比べて英語がヘタなのはよく知られているが、わたしにとってその理由は明らかだ。
 
日本には、「恥の文化」がある。
すなわち、「恥ずかしいから〜しない」、という文化である。
これが、英語の習得の際に足を引っ張るのだ。
 
道にゴミを捨てるのは恥ずかしいことである、だからしない。
人をだますことは恥ずかしいことである、だからしない。
野球の試合で先発メンバーを直前で変えることは恥ずかしいことである、だからしない。
 
英語も同じ。
 
文法が間違っていたら恥ずかしい、だから正しい文法でなきゃ話したくない。
正しい文法で話したい、だから英作に時間がかかって会話にならない。
発音が間違っていたら恥かしい。
相手が自分よりうまいと恥ずかしい。
妙に巻き舌で話すのも恥ずかしい。
  
だから話さない。話せない。
 
 
すなわち、英語を話そうとすると、恥ずかしいことのオンパレードである。
 
外国で、他のアジアの人達が話しているのを聞くと、必ずしも文法が正しい訳じゃないのに気がつく。発音もお国なまりだ。
   
けど、会話としてちゃんと成り立っている。
 
じゃあ、どうしたら日本人でも英語がうまくなれるのか。
簡単である。
 
 
 
  
恥を捨てる。
 
 
 
 
まず、文法は気にしてはいけない。
単語を並べるだけでも通じる。
最初はそれでいいのだ。
 
しかし、発音を間違えると通じないので、単語の発音は発音記号を覚えて、正確な発音の仕方をマスターし、ここのところは努力して完璧にする。
基本的な発音はたかだか数が知れているので、これぐらいの努力は必要だ。
 
それと、ゆっくり喋る。
早く喋るのがうまい英語ではないし、早く喋っても発音がヘタだと上手に聞こえない。
 
日本人でも普段、早口で喋る人もいれば、ゆっくり喋る人がいるでしょ。
だから、キチンとした発音で、ゆっくり喋ることをまず心がけること。
 
さらに上達したければ、英語を聞きまくる。
胃が痛くなるまで聞きまくる。聞き流すなんて甘いもんじゃない。
聞いていれば、英語のイントネーションがメロディとなって能ミソのシワにしみ込まれて行くのだ。
 
とにかく、文法は無視して、通じればいいと開き直ることが最重要だろう。
わたしなど、渡米して1年ぐらい経って開き直ってからというものの、どっからでもかかって来い、状態になれた。
 
 
 
…と言うことは、
 
 
今の若い人達は、小学校で英語をわざわざ教えなくても、英語が上手になる下地がある。
 
なぜなら、道端や電車の中でへたり込んでも恥ずかしいとは思わないし、援助交際しても恥ずかしいとは思わない。だぼだぼズボンをはいて、お尻を半分出していても恥ずかしくないし、海パンいっちょうでオッパッピーっなんてやっても恥ずかしくない。
 
とにかく、「恥の文化」など知らない「恥知らず」がとても増えた。
 
だから、今どきの若者は英語などその気になれば日本語よりまともに喋れるだろう。
 
 
 
それでいいのかどうかは別にして…。
 
   
 
  
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2007年12月 7日 (金)

新日鉄化学の材料

  
 
午前中は有機エレ研の小田プロジェクトマネージャーと研究員らと高効率白色有機EL素子の開発に関する打ち合せ。
材料合成に関して方向性を確認した。
 
有機EL材料と言えば、新日鉄化学に関してきょうの日経産業新聞に記事が掲載されていた。
松下電工が中心に推進しているNEDOプロジェクトに材料供給を始めた、とのことだ。緑と赤のリン光素子材料だ。
 
新日化は、リン光素子の輸送材料やホスト材料を量産していて、リン光発光材料を開発しているアメリカのUDC社と提携して事業を進めている。この手の材料では、出光を越えシェアNo1だ。
 
この松下電工プロジェクトには、出光興産も参画していて、通常、競合する他の材料メーカーが参画しているプロジェクトには、他の材料メーカーは協力しないのが普通だが、なんらかの契約を締結したのだろう。
  
小田PMのあと、S社の社長さんと部下の方が見学に来られた。
大学研究室見学のあと、「吉亭」で牛づくし膳。
その後、有機エレ研へ移動して、施設を見学いただいた。
大学と研究所、世界でもこれだけの有機ELの研究施設は米沢だけとお褒めの言葉をいただいた。
 
午後4時には、材料メーカーのS氏と部下の方が、共同研究の打ち合せのためご来室。
うちにない特殊な技術をお持ちなで、基礎研究を共同で行っているのだ。
S氏とは旧知の中で、研究費の額を「2億円」と記入した申込書を送ったのだが、まともな額に修正された申込書を持参された。
毎年、この手を使うのだが、なかなかだまされない。
 
  
夕方からは、非常勤で講義をしていただいてる福島大の金澤等教授も加わっていただき、「いろり」で焼き肉。
金澤教授は絵心があり、ご自身のブログも「スケッチブック」で、「いろり」でも腕前を拝見した。
先生には、先日おいしいお寿司をご馳走になったので、米沢一の焼き肉をご賞味いただいたのだ。
 
(米牛の焼き肉といえばここが一番) 
Photo
 
(炭火焼きで、一枚ずつ真心込めて丁寧に焼きます) 
Photo_2
 
(城戸一家だそうです) 
Photo_3
 
  
生ビールに続くボージョレヌーボーが、なんともすっきり、さわやかにおいしくて、ほろ酔い気分に…。
 
 
 
帰りは、いつものように「こばと」代行に来てもらった。
  
 
 
 
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2007年12月 6日 (木)

  
 
能の演題で「翁(おきな)」というのをご存知だろうか?
 
・・・
 
「翁」は「能にして能にあらず」と言う言葉があるくらい別格視されている重要な曲です。
 
能の古名「猿楽」はもともと神に奉納するためのもの。それが「翁猿楽」なのです。
だから多くの神社には能舞台があり、それらは本殿に向かって建てられているんですね。
この儀礼的な「翁猿楽」からストーリー性のある「猿楽の能」が生まれ、次第にこちらが主流になっていった訳です。
 
ですから今でもこの「翁」の時だけは様々な約束事、戒めごとがあり我々はかなり気を遣います。
例えば「別火(べっか)」(数日前から女性と火を別にする)とか演能当日は下着は全て新品を使用する、とか。
舞台上の事では囃子方や地謡、後見までもが最高の礼装である「烏帽子」「素襖」姿になり、舞台に出る前には洗米を口に含み塩を体にまき、切火をしてから舞台に出ます。
他にもまだまだありますが…
 
・・・
 
実は、この文章は、観世流能楽師である義弟の「分林道治」のブログから無断でパクった。
 
スマン、スマン。
 
能楽は日本古来の神道に通ずるものがあり、とても神秘的かつ奥が深いものなので、こういう裏話を知りつつ能を鑑賞するとおもしろさも倍増するのだ。
 
能楽を楽しむ人が減っていると、業界では嘆いてるそうだが、単に伝統芸能を守ると言う受け身の姿勢ではなく、能をもっと知ってもらう、広める、と言う攻めの姿勢に転じないと、いけないように思う。
  
片や、狂言業界には、野村萬斎などいわゆるスタープレーヤーから和泉元彌のようなお騒がせ役まで取り揃え、公演会など満席になる。
同じ伝統芸能でも大差がついてしまってるのだ。
 
 
だから、能楽も、これからはもっと若い人達にもウケる、手軽に参加できる催しを開催し、まず知ってもらうことから始める必要があるだろう。
  
能楽の歴史や背景は、イコール自然を崇拝する日本人の歴史でもあり、「秘すれば花」というように、日本人らしさ、日本人の良さ、日本人の品格というのが能楽には秘められていると思う。
 
 

正月3日に、八坂神社で義弟は「翁」の中で「千歳」を演ずるそうだ。 
関西方面の方、ぜひぜひ、見に行ってやってください。
 
 
 

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道治さんへ:

朽木の鯖寿司ありがとう。
めっちゃ、うまかった。
 
 
Photo_2
 
 
Photo_3
 
 
お礼に、舞台のこと宣伝しといたから。
それじゃあ、良いお年を。
 
 
淳二
 
 
 


科学技術立国の将来

  
 
昨日の新聞は、1面が高校一年の学力の低下について。
経済協力開発機構(OECD)57カ国・地域の調査結果だ。
日本は2003年に比べて、読解力が14位から15位へ、数学的リタラシー(活用力)が6位から10位へ、科学的活用力も2位から6位へ順位を下げた。
 
ひどいのが、科学への興味・関心のアンケートで、日本は最低だった。
日本の高校生は科学に対して無関心なのだ。
 
  
Photo
 
 
教育現場から一言言わせてもらうと、この原因はまず文部科学省にある。
教育に関してビジョンも持たずに、ゆとり教育を持ち出したり、引っ込めたり。
教員の数にしても計画性もなく、足らなくなったら乱造する。今の、「公務員志向」の小中の教員に科学を理解し、興味を示す教員がいったいどれだけいるのだろうか。
だから、初等教育、中等教育レベルの教育の質が低下しているのが第一の原因。
 
それと同等にひどいのが家庭での教育。
かつては、読み・書き・ソロバン、家庭で教えたものだ。小学生は、まず母親から読み書きを習い、ソロバン塾に通ったし、親子の対話があった。
 
けど、今や受験の「テクニック」を教わりに塾に通い、うちではプレステやDSにふけり、対話もない。
ヘタすりゃ、親がゲームに熱中したりしている。
子供が科学に興味を持たないのも無理もない。
たとえ、塾通いで勉強ができて試験で高得点取れたとしても、それだけじゃあ世の中通用しないのがわからないのかなあ。
 
親の責任は大きい。
 
最悪なのは、この状況を変えなければと真剣に考える政治家がいないことだ。
皆、選挙のことばかりで、当選するのもタレントや大衆に迎合する信念のない輩ばかりで、政治家の質が低すぎる。
 
いやはや、民度の低い国である。
 
安倍前総理の教育再生会議には期待したけど、最初からメンバーに疑問符が付いてたし、福田総理になって今は骨抜き状態。
 
いったい、どうなるんだろうなあこの科学技術立国は…。
 
  
 
  
 
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2007年12月 5日 (水)

慶応テクノモール

  
 
東京国際フォーラムで開かれた慶応義塾大学の「慶応テクノモール」に行ってきた。
「つながるサイエンス〜理工学の更なる社会貢献〜」と題して、産学連携に関するパネルディスかションが開かれ、慶応のライバル「都の西北大学」卒業の管理人だけど、パネリストとして招かれたのだ。
慶応はふところが深い。
 
進行役は、先端科学技術研究センター長の小池康博教授。
他のパネリストは、慶応大学から、インキュベーションセンター長の國領二郎教授、初代先端科学技術研究センター長の中島真人教授、そして産業界からは日本電気の研究所長で理工学部特別招聘教授の國尾武光氏。
 
産学連携歴18年のわたしの意見として、
・大学研究室と企業との共同研究は昔から存在するのであり、いまの「産学連携」は単なるブーム。
・課題としては、大学と企業との信頼関係を構築すること。
・産学連携を支援する国の制度を整えること。
と、お話した。
 
企業は教員を、教授、助教授(准教授)、助手(助教)と役職によって、そして大学を、有名大学と無名大学で、格付け差別する。
特に、外国のハーバードやMITのような有名大学には億単位の研究費を平気で出す大企業も、国内の大学、特に地方大学には30万円ほどの微々たる奨学寄付金で成果を要求したりする。
 
 
 
 
ナメてる。
 
 
 
  
こういうところに、身内を低く評価する日本人の悪い所がもろにでていて、産学連携を成功させるにはこの国の社会、日本人のメンタリティを変えなければならないと思う。
  
また、ものづくり企業のトップは技術者(あるいは技術がわかる人)であるべきであり、技術に理解のない経営者は、技術および技術者を大切にしないし、大学にも何も期待しないものである。
  
一方、「企業は人なり」と言うけれども、「大学も人なり」であり、共同研究を受け入れる大学側も、まともな感覚を持った教員を増やす努力をすべきである。
3割以上の教員は、産学連携に興味はないし、基礎研究を銘打って重箱の隅をつつくような応用につながらない研究を行い、ひどい時は講義すらロクにできなかったりする。
 
 
 
 
クズである。
 
 
 
 
今の制度ではどんなアホバカ教員でも一旦採用されれば定年まで居座り続けられ、そんな人ほど、他人の足を引っ張るからタチが悪いのだ。
  
その点、アメリカの大学のテニュア制度は、そういう意味で教員を初期段階でスクリーニングできるので、取り入れた方がいいと思っている。
すなわち、助手(助教)として採用して、5年程度様子を見てそのパフォーマンスを評価し、本採用するか別の大学に転校いただくか決めるのである。論文数、外部資金獲得額、学生の指導状況、などを客観的に評価するのである。
  
 
 
今から19年ほど前、自分自身、助手として山形大学にきた時には、教授の中には、とびっきりの世間知らずとか、何もしないで昼間ッから酒飲んでたり、とにかくひどいのがいた。
 
だから、そんな人達が定年になって世代交替すればマシになると思ってたけど、今の若手の助手の中にも何を間違ったのか、とてつもなく世間知らずな勘違い君が紛れ込んでくる。
 
よくよく観察すると、無能教授が無能助手を採用するケースがよくあり、類は類を呼ぶ的研究室継承が行われてしまうのだ。
 
この手の輩は転職していただきたいのだけど、不祥事を起こさない限り首には出来ないのが今の制度だ。

  
 
 
 
…なんて、他のパネリストの話も聞かずに考えていた。
 
 
  
 
 
展示会をのぞくと、約60の研究室のブースが軒を並べ、とても活気とか熱気があった。
特に、説明員として立ってる学生さんたちの顔が生き生きとしていたのが印象的だ。
 
 
小池教授は光ファイバーなどの光学プラスチックスの権威で、慶応だけじゃなく日本が世界に誇る研究者なのだ。
従来の石英の光ファイバーをポリマータイプに置き換えるべく日夜奮闘努力しておられ、慶応で産学連携と言えば、この方だろう。
同じ高分子のご専門で、「光」という共通点から学会では昔からお世話になっている。
 
 
その小池先生に応用化学科の鈴木孝治教授を紹介いただいた。
分析化学がご専門で、多くの最先端のセンサーのご研究を進められているが、その中でも「味覚センサー」に好奇心がピクピクと刺激された。
 
むかしから、味覚センサ−があれば「美味しさ」や「まずさ」を数値で表せておもしろいだろうなあ、と思っていたので、それが実用化に近づいていると知って単純に驚いた。
 
たぶん、この先生の発想の仕方は、わたしとはまったく違うのだろうなあ。
 
 
慶応と言えば、物理情報工学科に白鳥世明准教授がおられるので探したらすぐ近くのブースにご本人がおられた。
白鳥先生は、わたしと同じく高分子がご専門で、むかしから自己組織化と言う有機物特有の性質を生かした応用研究をしておられて、個人的に注目しているのだ。
 
今回もお一人で3つもブースを出しておられ、それぞれが目からウロコの技術だから恐れ入った。
超撥水膜コーティング技術は「蓮の葉」の表面を人工的に作り出す技術だ。
水をはじきまくるので、車の表面処理とか、とにかく応用は広い。
他にも、消臭布とか果物完熟センサーとか、とにかくアイデア技術の百貨店だ。
 
 
ところで、
  
慶応では白鳥先生もそうだけど、ご自分のベンチャーを立ち上げて「代表取締役」に就任しておられるケースが多い。
自分の研究費を自分で稼ぐという理想的な研究室の運営方法だ。
 
 
それに対して、
山形大学では、「利益相反」防止の観点から企業の代表取締役に就任することは認められてない。(コレって何とかならないのかなあ)
ご存知のとおり、数年前から国立大学は「独立行政法人」となり、「私学」化したけど、実際には中身はなにも変わっていなくて従来からの保守的国立大学のままだ。
 
特に地方国立大はまだまだ慶応のような最先端を突っ走る本物の私学と比べると、どこも制度や文化が古くさいままで産学連携の環境は極めて遅れている。
これでは、時代の波に乗れないし、優秀な研究者は育たないし、育ったとしても中央の大学に引きぬかれるし、その結果、ジリ貧になって文科省の思惑どおり一つ一つ自然消滅する。
  
だから、これから生き残れる地方大学の条件としては、リーダーシップを発揮してビシバシと古いしきたりをぶち壊して改革を断行する学長が存在することだろう。
 
 
だから、山形と山形大学を愛するこのオレが学長になって、アホバカ教員に鞭を打ち、やる気のある若手には研究環境を整備してやり、スーパー教授の要求は100%鵜呑みにして他大学に引き抜かれないような制度をつくるしかないのだ。
 
  
 
 
  
けど…  
 
疲弊しきっている米沢市を改革するために、米沢市長にもならなければならないし、不活性化が進む山形県に活を入れるために、山形県知事にもならなければならない。
しかも、この国の教育を改革するために文部科学大臣にもならなければならず、技術立国再生のために経済産業大臣にもならなければならない。
 
だから、山形大学の改革なんてちっぽけな仕事は結城学長に任せておくのだ。
  
  
 
 
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2007年12月 4日 (火)

週刊現代

  
 
午前中にS社の人達が来室した。
大型有機ELテレビの共同開発の件だ。
研究者として、技術者として、うちの技術を使いたいと言う会社はwelcomeだ。
技術者冥利に尽きる。
  
国、経済産業省、が大型有機ELテレビの開発をサポートしない今となっては、企業といっしょにやるしかない。
5年後には32インチを低コストで量産して見せる。
  
 
午後は、週刊現代の取材だ。
カラー4ページを使って有機ELを紹介したいということで、すでにソニー、出光興産の取材は終わっている。トリの取材がうちで、将来展望や液晶テレビに対する優位性など、しゃべりまくった。
液晶テレビも販売するソニーとしては、液晶の欠点は指摘できない。
全固体薄膜自発光型ディスプレイは究極の技術であることは何の疑いもないのだ。
 
12月25日発売の本誌をお楽しみに。
  
 
    
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2007年12月 3日 (月)

SUDOKU

  
 
父親らしく、ボストンみやげに「SUDOKU」というパズル盤を娘に買ってきた。
うちでは、プレステやDSなどはアホになるので厳禁で、そのかわり、手を動かしたり頭を使うゲームをたまに買ってきて親子で楽しんでいる。
 
この「SUDOKU」というのは、結構アメリカで流行ってるみたいで、「Brookstone」や「Sharper Image」などの家電用品店でも扱っていて、おもしろそうなので衝動買いしたのだ。
ネットで調べると、「数独」と言って日本の会社の発明らしい。
 

Sudoku


9x9のマスの中に1〜9までの数字を埋めるだけなんだけど、これが結構頭を使わなければならない。
自分で言うのもなんだけど、そこそこ頭の切れる管理人のような天才紙一重的科学者なら、初めてやっても20分もあればできるけど、うちの娘のように適当に並べていては永遠に終わらないのだ。
 
このように、「頭の良さ」が「時間」として如実に表れるので、時間を計って対戦するとこれが結構燃える。
特に、どこの夫婦でも自分の方が頭がいいと思っているので、これが数値で現実的に示されるのだから、熱くならない訳には行かない。
 
 
よろしければ、
夫婦関係が冷めているNさんやKさん、家にきてやってみませんか?
  
  
  
 
 
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12/12有機デバイスセミナーのお知らせ

 
 
山形大学大学院理工学研究科の有機デバイス工学専攻に管理人は所属しております。
 
この4月から本専攻はスタートした訳ですが、これまで開催しておりました講演会を「有機デバイスセミナー」と名付け、一般の方々にも聴講いただいております。
 
12月12日(水)に、本年度第6回目の講演会を下記のとおり企画しました。
特に、就職を控える研究室の学生さんにとって参考になると思いますので、ご自由にご参加ください。
 
 
         記
 
第6回  有機デバイスセミナー
 
日時  :12月12日(水) 15:00~16:00
 
場所  :9号館2階 会議室 200-1
 
題目  :「無題:雑談」
 
講師  :アイサプライ・ジャパン 京都オフィス  
     ディスプレイ担当ディレクター
     山形大学工学部 客員教授
     増田淳三氏
 
内容  :無から始まる会社人生
     会社にもはやエスカレーターは無い
     話せば分かる世界は無い
     理想の上司なんて探せ無い
     同じ技術が永久に君臨することは無い
 
  
 

 
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12/14有機EL研究会のお知らせ

 
 
管理人が運営委員長を務めております高分子学会有機EL研究会の07年度第2回目の研究会を下記のとおり開催致します。
初めての大阪での開催ですので、特に関西地区の学生さんや研究者、技術者の方にご参加いただければと存じます。
もちろん、わたしも参加致します。
 
 
       記
 
テーマ  有機EL材料
開催日  12月14日 13:00〜16:50
開催場所 千里ライフサイエンスセンター
 
プログラム
1)有機EL素子用低分子材料と素子の最近の進展
(福井工業大学)城田 靖彦
2)競合的励起緩和過程による低分子燐光薄膜の発光
(京都産業大学)坪井 泰住
3)有機金属法によって得られるパイ共役高分子とその機能
(東京工業大学)山本 隆一
4)有機デバイス用透明導電膜の成膜技術
(ジオマテック)岩岡 啓明
5)フレキシブル有機ELの長寿命化
(豊田中央研究所)明渡 邦夫
 
 
詳細および参加申し込みは、高分子学会ホームページまで。
 
 
 
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世界最薄有機ELワンセグテレビ

 
 
こういう製品はもっと早く出てくると思ってました。
有機ELワンセグテレビ。
 
 
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ボストンに出張してる間に、「加賀電子がアンデス電気と共同で開発した」と、日経産業新聞11月29日号に掲載されていた。
来年の2月には発売するらしい。
 
有機ELパネルは、韓国のLGフィリップスLCD社製の3インチQVGA(320x240画素)のパネルを使用し、8ミリと言うポータブルテレビとしては最薄の厚みを実現した。
もちろん、画質はLCDなんかとは比べ物にならずダントツの世界最高。
 
加賀電子では、今後も中小型の有機ELパネルを使ったカーナビなどのモバイル機器の開発を進めるらしい。
 
 
 
全国250万人の有機EL関係者の皆さん、とりあえず買いましょう。
 
 
 
LGフィリップスは先のFPDインターナショナルでも、製品レベルの小型有機ELを展示していて、量産段階に入ったとアナウンスしていたので、これがアクティブ型では製品第一段になるのかも知れない。
 
 
Lg
 
 
アクティブ型と言う点で、ソニーのパネルとは同種だけど、改良したアモルファスSi TFTを用い、ボトム電極が陰極である逆構造トップエミッション構造を採用している。RGBマスク蒸着か、白色+カラーフィルター方式なのかは、確認しておりません。
  
また、有機EL成膜時のマザーガラスの大きさは550x650ミリ以上だろうから、量産性と言う点ではソニーより遥かに高いと思われる。
 
これで、LGフィリップスが、サムスンSDIにつぎ、小型の有機ELを本格量産する会社となった。
 
次は、台湾のCMELのパネルをどこが採用してなにを製品化するかだな。
 
要ウォッチや。
  
 
 
 
それにしても不甲斐ないTMD(東芝松下ディスプレイ)や日立ディスプレイズなどの日本勢。
すでに、量産ライン持ってんのにね。
 
だいたい、親会社の東芝や日立は何考えてんのかなあ。
 
宝の持ち腐れやで…。 
  
 
  
  
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2007年12月 2日 (日)

ケーズデンキへGO!

  
 
今週の天気予報に雪マークを見つけたので、自宅まわりの冬支度を行った。
 
こないだの大雪の時、バッテリーがあがって除雪機が動かなかったのでバッテリーを新品と交換したのだが、きょう試運転したらキャブレターが詰まっていて高速でエンジンを回せなかった。
そこで、「木村農機」に電話すると、10分で来てくれて、掃除してもらったら治った。
こういう時、大型店舗で購入しているとサービスに時間がかかるけど、パパさんママさん商店では、対応が早くてほんとに助かる。
 
これで、なんぼ雪が降っても大丈夫や。
 
温暖な地域にお住まいの方々には理解できないかも知れないが、雪国では一家に一台除雪機があり(ちょっと大げさです)、農家、サラリーマン、大学教授、役人、プー太郎、みな除雪のエキスパートなのだ。
 
 
(写真)本日、12月2日の自宅庭の様子。雪囲いも終わり、除雪機もスタンバイ。
Photo
 
 
(写真)11月18日の写真。どれだけ季節外れの大雪かわかりますね。
Photo_4
 
 
午後は、車で50分ほどの山形市のジャスコ南店近くのケーズデンキに、ソニーの有機ELテレビを買いに行った。
というか、見に行った。
昨日、ガッツ吉崎がここで売ってると情報をくれたのだ。
 
店に入ってまず目に付いたのが、auの有機EL搭載携帯電話。
これらは、CEATECで展示されてるのを見たけど、とうとう発売日になったのだ。
「有機ELディスプレイ」の文字がまぶしいぜ。
 
 
(写真)auはえらい! 一歩も二歩もドコモの先を行ってるで。
Au
 
 
テレビコーナーに急ぐと、有機ELテレビが一等地に鎮座ましましている。
しげしげと見ていると、販売員が寄ってきた。
 
 
販売員「いかがですか、薄いでしょ。」
わたし「はあ」
販売員「きれいでしょ」
わたし「はあ」
販売員「いかがですか」
わたし「一台ください」
販売員「ちょっと、在庫見てきます」
わたし「はあ」



販売員「申し訳ございません。予約販売となっておりまして、2週間から1ヶ月いただくことになります。」
わたし「はあ」
販売員「有機ELと言うのは、ガラスの上にうす〜く膜を塗るものですから歩留まりが低くて、2割ほどなんですよ。10台作っても2台しか良品が取れないんです。」
わたし「はあ」
販売員「いかがでしょう」



わたし「またこんど」
 
 
大型テレビなどの家電製品を見るのが好きで、東京出張のおりにもヒマがあれば見に行くけど、その時、販売員が寄ってきたて液晶なんかを売りつけようとしたら、液晶の欠点をさんざん指摘してあげて退散させてあげる。
けど、今回は地元山形と言うこともあるし、有機ELテレビと言うこともあるし、おとなしく聞いてあげた。
 
けど、「歩留まり2割」て、なんでこんな末端の販売員が知ってるんや。
 
…ていうか、そんなに高くないやろ。
 
 
(写真)有機ELテレビの展示。たまたま店内にいた女の子と。
Photo_2
 
 
(写真)向こう側は、右が東芝、左がシャープの液晶。比べると有機ELの画質が圧倒的。
「実力のレグザ」の「実力」ってなんですか、みたいな。
そんなこと言って恥ずかしくないですか、みたいな。
小学生のような文章になって、スマン、スマン。
Photo_3
 
 
実物では、画面に映っている観客席の後ろの方の観衆が、有機ELではハッキリくっきり写っているのに対して、液晶ではボケてしまって確認できない。
液晶では、まっ黒がでないので、暗いところの階調が表現できないからだ。暗いシーンでは黒がベタッとなって何が何だかわからなくなる。
 
最近、薄さを強調する液晶テレビが出てきたけど、テレビなんだから画質と言う本質的な性能で有機ELにできるだけ追いつかないと、有機ELが大型化した途端に液晶もプラズマも駆逐されますな。
正確には、プラズマは液晶にあと数年で駆逐されるけど。
 
 
液晶さん、首を洗って待ってなさい。
これから有機ELの「真の実力」を見せてあげるから。
 
 
 
 
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2007年12月 1日 (土)

ステーキハウス

 
 
卒業生でソニーのガッツ吉崎が、5連休もらって米沢に来ていると言うことを聞いたので食事に誘った。
米沢に来て、まだお肉を食べてないと言うので、ステーキを食べに「金剛閣のレストラン明星(あかぼし)」へ。
 
 
(前菜)
Photo
 
 
(スープ)
Photo_2
 
 
(牛握り)
Photo_3
 
 
(サーロイン)
Photo_4
 
 
(デザート)
Photo_5
 
 
(左がガッツ、右が師匠さん)
Photo_6
 
 
米沢牛で有名な米沢市内には多くの牛肉レストランがあるけれども、管理人がステーキ食べに来るのは、ここだけである。
 
まず、米沢一おいしい。
そして、コストパフォーマンスも高い。
肉のランクによってきちんと値段が違うところが正直でよろしい。
 
ただ、店内の装飾がちょっと田舎っぽくて垢抜けしていないのが、ちと惜しい…。
   
  
実は、先日、行ったことない他店に知り合いに連れていってもらった時、ひどい目にあった。
 
ステーキレストランなのに、注文を取る際に「焼き方」を聞かない。
ちょっと、おかしいと思いましたな。
 
だから、焼き方を「ミディアムレア」にこちらから指定したんだけど、でてきたのはミディアム。
 
しかも、濃いソースがかかってるし、おまけにご丁寧にバターまで乗っかってる。
かんじんの肉質も、ジューシーさが乏しくて硬い。
安い輸入牛のようだ。
 
う〜ん。
唸りましたね。これでいいのかって。
  
名前をあげると営業妨害で訴えられるかも知れないので、そんなことはしませんが、米沢だからと言って、すべての店が美味しいとは限りませぬ。
皆さん、気をつけて。
  
 
ちなみに、
 
 
美味しいお肉は、焼き過ぎず「レア」か「ミディアムレア」で、適度な塩コショウでいただくのが、よろしい。
赤ワインを添えると、なおよろし。
 
ご飯をいっしょにいただく時には、和風系のソースを少し垂らすとベストマッチングですな。
 
 
 
 
 
話はガッツに戻るけど、
 
 
彼によるとこのバカブログの影響は絶大だそうで、コジマの店頭で有機ELテレビを販売している時に、たまたま来店した装置メーカーのお客さんが、ブログを見て「あなたがガッツ吉崎さんですか」って、再度店にいらしたとか。
 
そして、ソニーの大型液晶テレビを購入して行かれたとのことでした。
 
装置メーカーのお客様、どなたか存じ上げませんが有り難うございました。
今後ともソニーのテレビをよろしくお願いします。
 
 
ところで、工学部生協をとおして注文してた11インチ有機ELテレビだけど、先週確認したら12月1日発売ですから、と返事が来た。
あのね、もう発売始まってるから、もう一回確認してよ、って再度メールしたら、案の定、
「1月中旬になります」って返事が来た。 
そやから、あれだけ早めに確認せえッ、ていうたやろ!
「人間コアラ」と呼ばれているほど温厚なこのわたしでも、しまいにゃあ切れるからね。
 
 
 
こうなったら、
 
あとは、ストリンガーさんからプレゼントされるのを待つしかないな。
ソニーのテレビこれだけ宣伝したことだし。 
 
 
  
  
  
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