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2007年9月 3日 (月)

昭和電工の有機EL

午前中は、3人の学部3年生が研究室見学にやってきた。
工学部高分子系では3年の後期から研究室への配属である。
高校の時から有機ELを研究したかったとかで、なかなか見どころのある若者たちであった。

午後は、まずドイツのH社の人達と共同研究の打ち合せ。
ドイツには、材料メーカー、装置メーカー、パネルメーカーと有機EL分野でも力のある企業が揃っており、しかも日本とは違い、ドイツは国の支援(予算総額160億円の国家プロジェクト)が盤石で、これからこの分野でドイツ勢が大きく飛躍するのは間違いない。

きょうのメインイベントは、昭和電工小山珠美氏の講演会。
昭和電工はリン光発光高分子材料の開発に最も力を入れられている材料メーカーである。
効率、寿命ともここ数年で飛躍的に向上し、発光色によっては実用レベルとのこと。
参加者からの質問もこれまでの講演会では一番多くて、特に苦労話はおもしろかった。

高分子系は、低分子に比べて実用化が遅れていて、最近もつぶれそうになった高分子有機ELの外国のベンチャー企業を日本のある大手化学メーカーが破格の額で買収した。
ここまでいくと理解不可能だけど、高分子の火が消えてしまいそうな状況下、昭和電工は自社のリン光高分子技術で一発逆転を狙っているのである。
私自身高分子化学者でもあり、ぜひとも、昭和電工さんにはがんばっていただきたいと応援しております。

会食は「吉亭」
ここの女将は、城戸の米沢での母的存在。
もともと米沢織の織り元であったのが、平成元年から立派な母屋を米沢牛料亭に改築。
米沢一の日本庭園、和室、絵画、名物女将を誇ります。

舌の上でとろけるしゃぶしゃぶをいただきながら、有機ELの話、技術開発の話、国プロジェクトの話、政策の話、政治の話、心霊現象の話、宗教の話と、あっと言う間の3時間でした。

小山さん、また来てくださいね。


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