パスタといえば、イタリア。
イタリアでも南イタリア。
北はリゾットです。
そんなことも知らないけどパスタ好きな日本人。
実は他にも知らないことばかり。
そもそも、
イタリア人は伝統とか文化を頑なに守ろうとする人たちで、
パスタに関しても、
数ある形状のパスタをソースによってキッチリ使い分けます。
その組み合わせを間違えると、
?????
ということになり、
客は怒り、憤慨し、
そんなレストランは存続できないことになります。
ご存知の通り、
ナポリタンスパゲティなんて、本場ナポリには存在しないし、
そもそもイタリア人は、アメリカの味と言ってケチャップが大嫌いだし、
カルボナーラなんて、生クリーム全然使わないし、
いやまあ、
徹底してます。
今回もパスタ料理を食べまくってたわけですけど、
同じボンゴレでも店によって味は違うし、
さらに、
地方によって独自のソースがあったりして、
とにかくパスタが楽しめます。
中でも、
ウニスパゲティは、
10年以上前に来た時にカプリ島ではまって以来、
国内でもメニューで見つけたらいただくんですけど、
日本のウニスパゲティなんて、
ウニどこ?
みたいな感じで、ほぼほぼクリーム風味で、
本場のものとは全くの別物なんですけど、
今回も2箇所で試した結果、
やっぱし本場やな、
日本では二度と食べない、
という結論。
基本的に、
ナポリのパスタ料理のレベルの高さというは、
結局はナポリ人のパスタに対する要求レベルが高いということで、
そういう意味では、
日本には、パスタの味がわかるほんまもんのパスタ好きが少ないんだということです。
こういう味に対するこだわりという点で、ナポリは大阪ととても似ていて面白いと思うわけで、
東京でフラッと入った店でおいしいと思う店に当たる確率が極めて低いのは、
東京は人が多いので、美味しくなくてもそこそこ客が来るというのと、
観光客も含めて東京の人たちの味に対する要求が高くないからだと思います。
大阪では美味しくない店は存続できませんから。
パスタの茹で方は、
もちろん、どこの店でも、アルデンテ。
徹底してました。
アントニオが言ってましたけど、
アントニオのおばあちゃんは、
自宅でパスタを打つそうですけど、
その製麺機の口金が金属製だったのが、
最近はテフロン製のが出てきたらしくて、
けど、
おばあちゃん曰く、
あれは味が違う。
まあ、
ナポリ人のパスタに対する思いは、
日本人の白米に対する愛情と同じくらい熱くて、
うちでもお米はスーパーなんかでは買わずに、知り合いの斎藤さんから雪若丸を分けてもらっていて、
こういう白米に対するこだわりは日本人は持ち続けるべきだと思いますね。
それが食のレベルにつながるわけですから。
今回一番のお気に入りは、
卵城近くのレストランで食べたポモドーロ。
絶妙、絶品、
一言で言うと24、5歳の清純な乙女という感じでした。
このシンプルなパスタは、
シンプルなだけにシェフの力量が問われるもので、
日本じゃあ無理だろうなあ。
あと、
パスタ以外では、
日本人も好きなイカリング。
フライド・カラマリはアメリカのイタリアンでも定番ですけど、
ナポリで出会ったのが、
小イカのフライ。
見た目、
ホタルイカなんですけど、
ヤリイカの子供だそうです。
日本やアメリカでは見かけないので、ぜひ。
それと、アントニオも大好きな小魚の唐揚げ。
これはアンチョビなんですけど、
前菜にピッタリ。
白ワインに合いますねえ。
以前、
米沢でアントニオにワカサギの唐揚げを振る舞った時に狂喜乱舞したわけです。
2021.1.2
イタリアの話、
まだまだ続きます。
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