2024年9月 7日 (土)

早稲田大学

  

Img_6409_20240907214301

 

きょうは早稲田大学校友会山形支部の総会でした。

何を隠そう、

84年理工学部卒業で、今は支部の副支部長を仰せつかっており、

大学の商議員でもあります。

   

で、

いろいろと大学から来られた担当の方々から、最近の状況を報告いただいて、

それに対して、意見を申し上げたんですけど、

やっぱり気になるのが、

現役学生の7割が首都圏出身ということ。

  

多分、

昔は地方出身が7割くらいあったんじゃないかと思いますけど、

それが早稲田らしさでもあったわけで、

そういう校風がなくなってしまうんじゃないかと心配するわけです。

  

その原因の一つは、

早稲田の偏差値が上がって、

東北大なんかと比べても入学が難しくて、

そうなると塾に行ったりできる首都圏が有利ということで、

いわゆる教育格差。

  

もう一つは、

これは私が指摘したんですけど、

県内の高校が生徒に私立大学への進学を薦めないから。

  

なぜなら、

県が県立高校を評価する基準が国立大学への進学者数。

早稲田や慶應はカウントされないわけで、

進路指導の先生も国立を薦める。

せっかく、推薦枠があるのに使われないんです。

 

そういうわけで、

大学から来られた担当の方々には、

ぜひ高校訪問してください。

出前授業で生徒に直接語ってください。

地道な活動しかありません。

  

実はこれって、

受験生が減ってる山形大学にも言えることで、

出前授業をコツコツ実施することでしか、

受験生を増やすことはできないでしょう。

  

もっと‘予算を’つけないといけないのに、

その逆やってる工学部。

早稲田の心配してる場合じゃないわ。

  

   

ということで、   

こちらの応援クリックもお願いします。

        ↓

         

   

 

2024年9月 6日 (金)

ジン

  

今週も台湾から帰ってきて、

東京出張とか行ってきたんですけど、

品川駅で見かけた広告がこれ。

    

Img_6362

   

娘によると、

一番搾りがリニューアルしたとのこと。

けど、

テレビコマーシャルも見かけないし、

ちょっと盛り上がりにかける。

晴れ風はあれだけ大々的にやってたのにね。

  

で、

夕食を共にした友人からいただきました、

ジン

   

Img_6383

   

五島列島で作られてる希少価値最大級のジンで、

しかも七種類のボタニカルを使った100本しか作られてない超レアボトル。

    

Img_6385

     

値段が激高いお酒をいただくより、

手に入らない希少なものをいただく方が、

嬉しいんです。

今までいただいたものの中でも最高レベル。

     

しかも、

この蒸留所を立ち上げたのが、

キリンの伝説的蒸留家、ブレンダーたち3人という、それだけでも味わいたくなるお酒。

   

この正月かなあ、

娘が帰省した時にでもいただきます。

  

   

ということで、   

こちらの応援クリックもお願いします。

        ↓

         

 

2024年9月 5日 (木)

台北科学技術大学

   

Img_3902_20240905142701

   

実は、台湾からは日曜日に帰ってきました。

今回は台湾大学主催の国際会議でしたけど、

台北科学技術大学も訪問しました。

台北科技大は、かつて日本統治時代にはいわゆる高専で、

これまで台湾の産業を支える大企業の創業者が卒業しています。

   

Img_3901

  

上の2枚は前回訪問した際の写真ですけど、 

数年前から学生の交流があって、毎年のように短期留学生がうちの研究室にきてました。

   

で、

今回は、学長との面談のため訪問しました。

     

Img_6287_20240905142601

     

副学長も含め、

教育関係で相談したい、とのことだったので、

約1時間、懇談させていただきました。

      

今の台湾では、半導体関連企業が業績がいいので、

工学系なら学科を問わず、総取り的に採用するので、他の業種が困っているとか、

優秀な留学生を海外から台湾に集めたいとか、

そんな話です。

   

まあ、

日本でも少子化のため人材不足で、

就活は全然問題なくって、うちの学生もバンバン内定もらってきますから、

そう言う意味では、

日本、台湾は人材不足なんですね。

       

一方、

韓国や中国では新卒でも仕事がない状況で、

同じアジアの国でも状況が全く異なります。

      

そんなわけで、

台湾大学だけじゃなく台北科学技術大学とも関係が深いという話なんですけど、

できれば、個人的な繋がりだけじゃなく、

大学間の連携に発展させて、

ダブル・ディグリーのプログラムとか、

実施できればいいなと思っています。

 

それにしても、 

うちの学部長、興味あるかなあ。 

  

  

ということで、   

こちらの応援クリックもお願いします。

        ↓

         

  

 

2024年8月30日 (金)

e-スキン

  

Img_6284

 

昨日のことですけど、

基調講演にスタンフォード大学のバオ教授が登壇されました。

彼女はe-スキン(電子皮膚)研究のの第一人者で、

一言で言うと、スーパースターです。

   

何を隠そう、

昔々、

彼女がベル研究所の博士研究員の頃からの知り合いで、

ここまで上り詰めるのを、ずっと見てきました。

    

Img_6296

 

バンケットでは同じテーブルで、

昔話から、今時の話、

そして最新研究の裏話までじっくり聞けたんですけど、

面白かったのが、

日本からの留学生というか、客員研究員のこと。

  

Img_6300_20240830213001

 

昨年も山形大の東原教授が半年滞在されてんですけど、

聞いてみました。

  

ワタシ:東原先生は半年間何してたんですか?

バオ教授:それがね、驚きなの。普通は教授は学生連れてきて、学生に実験させるんだけど、彼は自分で高分子合成してたのよ。

ワタシ:ええ、マジですか。

 

続けて聞きました。

 

ワタシ:この人覚えてますか?

と、この写真見せると、

  

Img_4578_20240830214101

    

バオ教授:もちろん覚えてるわ。この人面白いの。ちゃんと実験もして論文出しましたよ。

ワタシ:ええ、マジですか。

  

いやあ、

日本人留学生は真面目に実験して成果を出してるみたいです。

  

Img_6302

   

やっぱり、

研究室で論文読んでるだけじゃ情報収集は足らなくて、

ちゃんと外に出て人と交流しないと、

まともな研究はできませんね、

と再認識。

 

特に、

夜の懇親会は必須です。

うちの学部長、わかってるのかなあ。

    

    

ということで、   

こちらの応援クリックもお願いします。

        ↓

         

   

 

2024年8月28日 (水)

基調講演

  

Img_6267

 

台湾には、別に観光で来てるわけでもなくて、

国際会議での講演といわゆる情報収集です。

 

朝一番、

台湾大の学長の挨拶で始まり、

最初の基調講演は東大の染谷先生。

印刷で作る半導体デバイスの第一人者で、

もう25年以上のお付き合いでしょうか。

 

Img_6250

 

けっこう日本からの参加者も多くて、

この写真の若手は、

東大の松久先生。

 

過日の東京での退官パーティにも参加してくれた

人としてもできた先生です。

身内でも参加しなかった人がいますもんね。

 

Img_6252_20240828231301

 

で、

ひょっこり後ろに写ってるのが、染谷先生で、

実は松久先生の先生が染谷先生という関係。

 

松久先生はこの分野のライジングスターで、

日本代表選手。

ご本人は、師匠の染谷先生を越えたと思っているらしい。

   

Img_6254

   

まあね、

子が親を越え、

弟子が師匠を越えないと、

人類は進化しませんからね。

   

Img_6256_20240828231401

   

久しぶりに染谷先生のまとまった話を聞けて、

やっぱり学会や国際会議に来て、

生の声を聞くというのは研究者としては必要だなあと、

再認識しました。

   

Img_6279

 

ちなみに、本日最後のセッションの基調講演で1時間ほど喋らせていただいて、

ミッション完了。

お疲れ様の台湾ビールが美味しゅうございました。

  

   

ということで、   

こちらの応援クリックもお願いします。

        ↓

         

  

 

 


Sukiyaki?

   

Img_6242

   

きょうはお昼に喫茶店で、特注の生卵付きのカレーライスを食べて、

エネルギーを充填してから、

法定速度でぶっ飛ばして仙台空港へ。

ここは羽田や成田と違いコンパクトな空港なので、

歩く距離が短くて嬉しい。

     

Starluxで台北までひとっ飛びなんですけど、

この航空会社は機体が新しいので、新車に乗ってるみたいで気持ちがいい。

しかも、スチュワーデスさんたちがミス台北レベルばかりなので、

さらに心地いい旅なんですけど、

前回と同様に、仙台〜台北便には、どうもごく普通の女性が配置されてるようで、

ちょっと悲しい。

   

で、

晩御飯は機内食なんですけど、

昨夜は登起波で絶品米沢牛のすき焼きをお腹いっぱいいただいたばかりですけど、

Sukiyakiの文字に惹かれて注文して出てきたのが、

写真のもの。

  

まあ、

肉質は問いませんけど、

せめて温泉卵くらいつけてくれないと、

Sukiyakiと呼んではいけません。

これじゃあ、

単なる牛肉煮です。

ちょっと悲しいものの、

ルフトハンザとかの和食よりもずっと美味しいんで、

許しましたけどね。

   

ということで、

今日から台北でお仕事です。

  

  

ということで、   

こちらの応援クリックもお願いします。

        ↓

         

  

 

 

2024年8月26日 (月)

親日派

  

Img_6227

 

チェコは実は親日で、

今回の教授のお二人も日本大好き。

っていうか、

日本語も日常会話は問題ない。

 

Img_6232

  

明日は、長期滞在している金沢に戻るというので、

米沢で、

ここ、

という米沢牛のお店にGo。

   

Img_6231

   

登起波は、

肉質、

サービス、

米沢を代表するお店だと思う。

  

チェコのお二人とお嬢ちゃんも、

すき焼きをおいしい、おいしい、

と召し上がりました。

  

研究の話とか、

食べ物の話、

お酒の話、

いやあ、

うちの准教授より、

日本の文化、歴史のこと、

ご存じなんだもんなあ。

   

もっと、

チェコの勉強しよっと。

 

 

ということで、   

こちらの応援クリックもお願いします。

        ↓

         

  

2024年8月25日 (日)

東へ西へ

  

Img_6201

 

プラハから帰って、

ナポリに行って、

帰国したと思ったら、

今週末は河口湖。

  

親戚の別荘に泊まり、

ゴルフ。 

日本M&Aセンター創業者の分林さんが親戚ということを、

知る人は少ない。

  

で、河口湖から帰ったその夕刻、

プラハからのお客様を米沢牛のお店に。

  

Img_6209

 

チェコの人たちは肉食系なんですよね。

それと、

スロバキアからの短期留学生も、

急遽参加。

    

Img_6210

  

実は、

以前、スロバキアからご両親が研究室を訪問されました。

JSTの国際共同研究ですね。

    

Img_6225

 

こちらが訪問した時には、

おもてなしを受け、

こちらに来られたら、

おもてなしをする。

これが国際儀礼。

 

そういうのって、

わからないかなあ、

工学部長。

  

 

ということで、   

こちらの応援クリックもお願いします。

        ↓

         

 

 

2024年8月23日 (金)

イタリア男

  

Img_5884

      

10数年前にミラノの会社を訪問して、

そこの80過ぎの会長が運転するアルファロメオに乗せてもらった時、

そのマニュアル車をグイン、グインとぶっ飛ばしてレストランまで行ったのを覚えていて、

イタリアの男は車が好きなんだなあ、

という印象を持ってました。

   

で、

今回のナポリ。

アントニオと車の話になって、

先の会長の話をして、イタリアではマニュアル車が人気なのかと聞くと、

彼が一言、

男はマニュアル。

  

男でオートマなんて乗ってると、

オ◯マと思われるらしい。

そもそも右手が‘暇すぎる。

とのこと。

    

同じく、

コーヒー。

ミラノの会社で社内に設置してあるコーヒーの自販機。

ちょこっと見ると全てエスプレッソ。

アメリカンコーヒーとか、カプチーノとか、

ありません。

  

アントニオも言ってました。

ミルクやクリームが入ってるコーヒーは、

100歩譲って午前中に飲むのはまだ許される。

   

けど、午後はエスプレッソ、一択。

ミルクやクリーム入り飲むのはオ◯マ。

男はエスプレッソ。

   

Img_6138

     

で、

今回もメッセで典型的アメリカンコーヒーの写真を送ると、

アントニオが一言、 

それは茶色いお湯。

  

他にも、

イタリア男にとっては、

ケチャップはアメリカ人の調味料だから使わない、

ケンタッキーフライドチキンはまずい、

ピザのクアトロフォルマッジに蜂蜜塗るのは日本人だけ、

などなど、

御法度がいっぱい。

    

ついでに、

イタリア男の条件として、

1 フランス人が嫌い

2 フランス料理は食べない

2 ティラミスが作れる

というのもあります。

  

オ◯マみたいな男が多くなった日本、

イタリアの男は、

今でも男らしいのですよ。

  

  

PS 文中、度々の差別用語、大変失礼いたしました。あくまでもイタリア人の意見です。

 

 

ということで、   

こちらの応援クリックもお願いします。

        ↓

         

 

 

2024年8月22日 (木)

パスタ

  

Img_5386

 

パスタといえば、イタリア。

イタリアでも南イタリア。

北はリゾットです。

     

そんなことも知らないけどパスタ好きな日本人。

実は他にも知らないことばかり。

    

Img_5387

   

そもそも、

イタリア人は伝統とか文化を頑なに守ろうとする人たちで、

パスタに関しても、

数ある形状のパスタをソースによってキッチリ使い分けます。

    

Img_5494_20240822142001

      

その組み合わせを間違えると、

?????

ということになり、

客は怒り、憤慨し、

そんなレストランは存続できないことになります。

    

Img_5549_20240822142001

   

ご存知の通り、

ナポリタンスパゲティなんて、本場ナポリには存在しないし、

そもそもイタリア人は、アメリカの味と言ってケチャップが大嫌いだし、

カルボナーラなんて、生クリーム全然使わないし、

いやまあ、

徹底してます。

      

Img_5663 

   

今回もパスタ料理を食べまくってたわけですけど、

同じボンゴレでも店によって味は違うし、

さらに、

地方によって独自のソースがあったりして、

とにかくパスタが楽しめます。

         

Img_5840

   

中でも、

ウニスパゲティは、

10年以上前に来た時にカプリ島ではまって以来、

国内でもメニューで見つけたらいただくんですけど、

日本のウニスパゲティなんて、

ウニどこ?

みたいな感じで、ほぼほぼクリーム風味で、

本場のものとは全くの別物なんですけど、

今回も2箇所で試した結果、

やっぱし本場やな、

日本では二度と食べない、

という結論。

    

Img_5707_20240822142001

      

基本的に、

ナポリのパスタ料理のレベルの高さというは、

結局はナポリ人のパスタに対する要求レベルが高いということで、

そういう意味では、

日本には、パスタの味がわかるほんまもんのパスタ好きが少ないんだということです。

      

Img_5878

      

こういう味に対するこだわりという点で、ナポリは大阪ととても似ていて面白いと思うわけで、

東京でフラッと入った店でおいしいと思う店に当たる確率が極めて低いのは、

東京は人が多いので、美味しくなくてもそこそこ客が来るというのと、

観光客も含めて東京の人たちの味に対する要求が高くないからだと思います。

大阪では美味しくない店は存続できませんから。

      

Img_6059

     

パスタの茹で方は、

もちろん、どこの店でも、アルデンテ。

徹底してました。

      

Img_6060

  

アントニオが言ってましたけど、

アントニオのおばあちゃんは、

自宅でパスタを打つそうですけど、

その製麺機の口金が金属製だったのが、

最近はテフロン製のが出てきたらしくて、

けど、

おばあちゃん曰く、

あれは味が違う。

   

Img_6062

 

まあ、

ナポリ人のパスタに対する思いは、

日本人の白米に対する愛情と同じくらい熱くて、

うちでもお米はスーパーなんかでは買わずに、知り合いの斎藤さんから雪若丸を分けてもらっていて、

こういう白米に対するこだわりは日本人は持ち続けるべきだと思いますね。

それが食のレベルにつながるわけですから。

   

Img_6151_20240822142101

   

今回一番のお気に入りは、

卵城近くのレストランで食べたポモドーロ。

絶妙、絶品、

一言で言うと24、5歳の清純な乙女という感じでした。

このシンプルなパスタは、

シンプルなだけにシェフの力量が問われるもので、

日本じゃあ無理だろうなあ。

  

Img_5874

 

あと、

パスタ以外では、

日本人も好きなイカリング。

 

フライド・カラマリはアメリカのイタリアンでも定番ですけど、

ナポリで出会ったのが、

小イカのフライ。

  

Img_6144_20240822142101

 

見た目、

ホタルイカなんですけど、

ヤリイカの子供だそうです。

日本やアメリカでは見かけないので、ぜひ。

 

それと、アントニオも大好きな小魚の唐揚げ。

これはアンチョビなんですけど、

前菜にピッタリ。

白ワインに合いますねえ。

   

Img_6055

 

以前、

米沢でアントニオにワカサギの唐揚げを振る舞った時に狂喜乱舞したわけです。  

     

Img_3480_20240822155901

2021.1.2

    

イタリアの話、

まだまだ続きます。

    

    

ということで、   

こちらの応援クリックもお願いします。

        ↓

         

 

 

«ブログ復帰