中小型有機ELディスプレイの動向です。
http://flat-display.dreamlog.jp/から。
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AUOと出光興産、有機ELで提携
February 04, 2012
液晶パネル大手、友達光電(AUO)は2日、有機EL(OLED)分野で出光興産と戦略提携を結んだと発表した。出光興産よりデバイス構成を含む高機能OLED材料、関連特許の提供を受け、OLEDパネル製品の開発に取り組む。戦略提携について証券会社は、AUOが今後アクティブマトリックス式有機EL(AMOLED)パネルに取り組む上で大きなプラスになると評価した。3日付工商時報などが報じた。
台湾液晶パネルメーカーは、OLED分野では、現段階で韓国メーカーに1?2年の後れを取っている。AUOは出光との提携により、製品開発時間の短縮や、材料や特許の不足を補うメリットが期待できる。
AUOは現在、3.5世代生産ラインでOLEDパネルの開発と生産を行っており、宏達国際電子(HTC)やノキアなど、複数の携帯電話メーカーが製品の認証中で、下半期に量産に入れる可能性がある。また、シンガポールでも4.5世代低温ポリシリコン(LTPS)TFTパネルの生産ラインを構えており、AMOLEDパネルの生産への転用を計画している。
彭双浪・AUO総経理は出光との提携について、「ディスプレイ産業の世界的な競争が激化する中、1社単独で戦うことは困難になっており、相互補完的な提携を求めることが現在進行中の目標だ」と述べ、さらに「出光は米UDCと並ぶOLED材料の2強で、提携は当社のOLED事業の長期的展開にとってメリットが少なくない」とコメントした。
韓国メーカーはサムスン電子が既に5.5世代ラインでAMOLEDパネルの量産に入っており、LGディスプレイ(LGD)も昨年、第8世代AMOLED生産ラインへの投資を発表している。両社とも今年、AMOLEDパネルテレビの投入を予定しており、同パネルの量産実績がなく、先端材料、設備、特許を欠いた台湾パネルメーカーは焦りを感じていた。日本メーカーは材料、技術開発の基礎力を持つものの、リスクを冒す投資は厳しい。AUOにとっては材料・特許の強化、出光にとっては量産化の実現と、今回の提携は双方にとって恩恵があると言える。
出光は2007年に静岡県御前崎市でOLED材料の生産を開始するなど、近年OLEDサプライチェーンの強化に取り組んできた。なおAUOは、今後OLED以外の他の分野でも、出光との提携の可能性を検討したいとしている。
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ソニー、台湾AUOに技術者派遣しAMOLEDとIGZO開発か
March 20, 2012
ソニー(Sony)の技術者がパネル大手、台湾AUO(友達)に駐在し、共同でアクティブマトリクス型有機EL(AMOLED)と酸化物半導体(IGZO)を採用したハイエンドのテレビ用パネルの開発に取り組んでいる模様だ。3月19日付の台湾紙『経済日報』がAUOサプライチェーンの話として伝えた。
消息筋によると、AUOの第6世代工場「L6B」にSONYの技術者が派遣されているとのことだ。両社は大型のAMOLED(アクティブマトリックス有機ELデイスプレイ)やIGZO(InGaZnOx)などの先端技術による次世代液晶パネルの技術を共同開発する予定だとのこと。開発が終了すると、この技術をより大型のパネルを製造する第8世代のL8A、L8B工場へ導入するとみられている。
AUOはすでに日本の出光興産とAMOLED材料の調達で提携。さらに大手ブランドとなるSONYと提携して受注と技術面で協力することになれば、AUOはAMOLED技術を使った大型パネルの受注を大幅に増やすチャンスともなる。
また新技術の導入に伴って、台湾の内部のサプライチェーンでも新たな顧客を得る可能性も高い。AUOが将来SONYのIGZO製造技術を導入すればこれまでAUOとシャープに対してIGZOターゲット材を供給してきた光洋応用材料科技(SOLAR APPLIED MATERIALS)の業績向上も見込まれており、台湾と日本の企業連合が世界の新世代ディスプレイ市場により大きな存在感を示すことができる。
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AUO、ソニー携帯にAMOLED供給
April 06, 2012
5日付工商時報によると、友達光電(AUO)が第2四半期にアクティブマトリックス式有機EL(AMOLED)パネルを量産、出荷する。出光興産からの材料供給、ソニーとの技術提携で歩留まり率改善を果たした。当面はソニーの携帯電話用4.3インチパネルに全力投球し、大型パネル開発も進めて、サムスンモバイルディスプレー(SMD)、LGディスプレイ(LGD)を追いかける。
AUOは今年2月に戦略提携を結んだ出光興産から有機EL(OLED)材料、関連特許などの提供を受け、2年にわたるAMOLED技術開発が実を結んだ。共同開発のため、ソニーがAUOに技術者を派遣したとの観測も出ていた。
ソニーは昨年末から今年年初にかけて、液晶パネル合弁会社、S-LCDの持ち株を合弁相手のサムスン電子に売却した一方、エリクソンから株式を買い取り、携帯電話事業をソニーモバイルコミュニケーションズ(旧ソニー・エリクソン)として完全子会社化したところだ。今年はハイエンドのAMOLEDパネル搭載携帯電話の多数発売を計画している。
AUOはまず、月産能力8,000枚の第3.5世代工場をAMOLEDパネル生産に充てる。下半期にはシンガポールの第4.5世代低温ポリシリコン(LTPS)パネル工場(同4万5,000枚)を加えて、供給量を増やす予定だ。4.3インチパネルなら、第3.5世代のガラス基板から1枚当たり50枚、第4.5世代ガラス基板から70~75枚切り出せる。将来的には、第6世代の薄膜トランジスタ(TFT)パネル工場もAMOLEDパネル用に変更する。
AUOは今年、AMOLEDパネルに重点的に投資する。年間の設備投資額400億台湾元(約1,110億円)のうち、第1四半期に90億~100億元を第4.5世代工場に投じて、AMOLEDパネル開発強化、タッチパネル生産能力増強などに充てた。TFTパネルの生産能力は拡大していない。
一方、AMOLEDパネルへの投資額を年々つり上げるSMDに、昨年から投資計画を展開するLGDを合わせれば、韓国パネルメーカーの昨年の投資額は5兆9,000億ウォン(約4,300億円)に上った。今年は8兆ウォンで過去最高を更新する見通しだ。
市場調査機関、ディスプレイサーチの統計によると、今年のAMOLEDパネル生産額は80億米ドル以上へと倍増する予測だ。
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ということで、日本の有機EL技術が最初はNECから韓国のサムスンへ、今度はソニーから台湾のAUOへ。
日の丸有機ELディスプレイメーカーのジャパンディスプレイは有機ELでのソニーの協力が得られずいったいどうするんだろう。
いずれにしても、このままでは有機ELディスプレイの技術は全部海外に出てしまうんだなあ。
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