2014年12月 7日 (日)

ジャンプ

   
 
先週、ボストンから帰ってきて夕刻に娘を迎えに行くべく、愛車に乗ろうとしたら、バッテリーがあがってた。 
まあね、この寒い冬に一週間近く車に乗らなかったので、少々調子が悪かっても仕方がないんだけど、買って3年目でエンジンがかからないのはこれが初めて。
とりあえず、家内のプリウスを使って高校まで行った。
 
帰ってすぐに、
山形市のディーラーの担当に連絡。
近所の「くるまや」さんに連絡してくれて夜なのに10分でうちに来てくれた。
 
お決まりの、
ボンネットを開けてケーブルでバッテリーを繋いでジャンプスタート、
かと思いきや、
取り出したのが「ジャンプスターター」。
接続して一発でエンジン始動。
 
何ですかそれ?
と聞くと、
 
今はこんなのがあるんですよ、
と。  
 
 
 
欲しい。
 
 
 
で、
金曜日、万が一の時のためと、市内のカー用品店へ。
 
最初、Yハット。
ここはそんなに大きくないので、品揃えも少ないかなと思いつつ、店内を探したけど、やっぱりなかった。
 
ここにきた俺がバカだったとあきらめて、
Aバックスへ。
このお店は大きくて品揃えも多そうで、実際お客さんも多いので、「ジャンプスターター」があるかなと探したけど、
 
 
 
ない。
 
 
 
そこで、店員さんに聞きました。
ジャンプスターターありますか?
 
すると、男性店員さん曰く、
万が一のために何万円もするスターターを買う人はいませんね。
バッテリー交換の方が安いですよ。
 
ワタシ、
ネットで8千円ほどですけど。
 
店員さん、
ああそうですか。うちには置いてないですね。
ここに来た俺がバカだった。
 
 
で、
金曜日中にネットで注文。
今朝、届いたのがこれ。
 
 
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黒いボックス部分の大きさはiPhone6Plus程度。
小さい。
 
 
で、
いきなり使用する機会がやってきた。
 
除雪機に。
 
何を隠そう、昨日から米沢は大雪。
カーポートの前など、雪掃除をしないといけない。
そこで、エンジンをかけようとすると、これがまたまたバッテリー上がり。
まあね、半年以上もほっとくわけですからバッテリーも上がります。
チョイチョイこういうことがあるので、いままでは除雪機を買ったお店に電話して、わざわざ来てもらってジャンプスタート。
 
けど、
今回は違う。
 
超最新新品小型ジャンプスターターがある。
で、
お試しに接続してみると、
これが一発スタート。
 
なんだかにやけてしまった。
 
30分ほど雪をぶっ飛ばして今年の初仕事は無事終了。
いやあ、準備のよさに我ながら嬉しくなってしまった。
 
たまたまですけど。
 
 
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最後に、
除雪機を所定の位置に停車して、
めでたしめでたし。
 
 
ちなみにバッテリーの交換費用は工賃込みで4マン5千円。
ジャンプスターターは7980円
こっちの方が安いし、エコだと思うんですけどね。
 
カー用品店さん、もうちょっと考えてくださいよ。
 
 
 
 

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2014年12月 6日 (土)

エジソン

 
 
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きのう、喫茶店コリンズでお昼を食べてたらオーナーでゴルフの上手なホソカワさんがカウンター越しに、こないだ先生をテレビでお見かけしましたよ、と言われた。
 
ちょうどボストンに出張に行ってる時に、「水曜日のダウンタウン」に出演していたのだ。
 
何を隠そう、 
この番組、ディレクターの方から不出演依頼を2ヶ月ほど前にいただいてて、電話で出演依頼をするので断ってほしい、と。
まあね、今まで出演依頼は多く受けてきたけど、不出演依頼は初めて。
 
なんでも、バラエティ番組で、二人の発明家が競い合うらしくて、お笑い系なので本当の発明家じゃないほうがいいということで、断ってほしいとのこと。
 
そこで、電話で出演依頼に対して断っている声を録音された。
 
 
で、
帰国してから録画を再生。
 
 
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浪速のエジソン、 
私以外に3人登場。
若林さんの緩まないネジ。
有名ですね。  
 
 
けど、
他の二人、
存じ上げません。
 
 
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真のエジソンって?
 
 
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発明対決って?
 
 
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電話で答えた通り、ワタシ、棄権。
若林さんも。
声すら結局放送されなかった。
 
 
で、
のこりのお二人が「水上移動装置」で対決。
25メートルプールを横断。
 
 
くだらない。
あまりにもくだらなさすぎる。 
 
 
出演してたら、怒ってたね。
断ってよかった。
 
 
けど、
「大学教授すき焼き大食い競争」なら出演してもいいかなと思う。
 
どこの番組か、出演依頼していただけませんか?
 
 
 
 

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2014年12月 4日 (木)

映画

  
 
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朝4時にホテルをタクシーで出発してボストンのローガン空港へ。
レストランがなんと4:30からオープンしたので、そこで卵二個とトーストの朝食。
海外初めての学生には卵の焼き方の注文の仕方を教えてあげた。
 
6時40分発の飛行機でニューアークへ。
ここはニューヨークの第三の空港で、最近よく乗り継ぎに使う。
 
で、
10時30分発のUA79便で成田着が翌日(きょうですけど)の14:30到着。
長い長いフライトです。
 
 
で、
感想。
 
UA(ユナイテッドエアラインのことね)は映画が古すぎる。
というか、ヒット作がない。
いかにも映画購入代金を絞ってるというか、せこい、というか、予算が少ないんでしょうか。
 
とにかく、観たい映画がないんですよ。
こないだの台湾出張はANAだったけど、最近の映画も多くて、もちろん邦画も多くて、「るろうに剣心パート2」観てしまいました。
パート3、はやく観たいです。
 
で、UA。
 
今回の12時間ほどのフライトも、結局は赤ワインをぐびぐび飲んで睡魔をおいでおいでして、夢うつつの中、見たことある映画を繰り返し観た。
UAのせいで、「アナ雪」なんて、これで7回は観たぞ。
セリフ覚えてきたかも。
 
「Hairspray」も、5回くらい観たか。
まあね、この楽しい映画は音楽を楽しめるから何回でも観られるけどね。
 
何を隠そう、
映画だけじゃなくて、
食事もイマイチで、
スチュワーデスさんなんて、全く期待できなくて(別に何にも期待してないけど)、
UAのサービスは年々劣化してるなあと実感した今回のフライト。
 
 
ANAにUAを買収していただけないかなあと思う。
 
 
 
 
 

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2014年12月 3日 (水)

学会発表

 
 
今回の学会では学生二人がポスター発表。
ポスター発表というのは研究成果をまとめたポスターの前で聴衆に対して一対一で説明して議論する形式で、
ある意味、口頭発表よりも疲れます。
 
 
で、
このMRS学会。
とにかく、ポスターの会場がでかくて発表件数が多い。
一晩に数百件かな。
 
  
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うちの学生も二人並んで有機ELの発表。
 
 
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心配なので、うしろで聞いてると、
それがなんと、結構、やるんだなあ。
 
 
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ちゃんと英語で説明している。
カマタ(写真上)もイノマタ(写真下)も。 
 
 
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ちなみに、イノマタはジャグラーです。
 
 
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で、
山形大学からは他の研究室の学生さんも発表。
たとえば、某M研究室の女子。  
キャパシターの研究をしておられて、
見かけ以上にしっかりと発表しておられたので感心。
 
 
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しかし、その指導教員のM准教授は、ポスターの貼り逃げ。
 
 
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感心できないなあ。
 
 
それはさておき、
こんな感じで学生さんたちは英語でのプレゼンテーションを初めて経験して、自分たちの研究成果を世に問い、英語での発表というハードルの高いイベントを経験し、研究者として育つというわけです。
 
それに、
教授など教員にとっても研究室のアクティビティを世界に知らしめることで、その存在感を示し、しかも議論しにきた人たちと共同研究に発展したりと、学会発表というのは研究活動を行う上で、不可欠でかつ最も重要なイベントでもあるわけです。
実際に、これまでポスター会場で知り合った人たちと共同研究に発展し、共著で論文を出したことも数多くあります。
 
 
だから、
研究の世界でトップをひた走る、君臨する、リードするには「戦略的」に学会発表を行う必要があって、自分の所属する複数の学会での研究発表を常に念頭に置いて研究を推進しなければなりません。
 
自分自身も助手や助教授の頃には、高分子学会、応用物理学会 、そしてMRSなどの国際学会での発表は、発表申し込みの締め切りなどを手帳に書き込んで年間のスケジュールを立てました。
そして、学生の尻を叩き、成果を出し続けました。
 
そのような「戦略的」な学会発表のおかげで、今があると言っても大げさじゃなくて、助教や准教授の人たちには、ぜひとも積極的に学会発表するという姿勢が欲しいところです。
 
 
なんで、
こんなことをここで書いてるかというと、いまの若手の研究者は、「成果が出たら発表する」という、なんとも後ろ向きな態度をとる人が多くて、 これじゃあ世界をリードできない、と心配になるわけです。
 
また、
学生も学会発表に間に合わせる為に必死で実験する、という積極的な態度が必要で、とくに将来的に大学に残ろうという人たちには、その点を強く意識して欲しいと思います。
 
どこで、だれが、あなた方の発表を見ているかわかりません。
それがどれだけ大きなチャンスに繋がるかわかりません。
 
 
そんなことを考えつつ、成長しつつある学生の姿を見てうれしく思うきょうこのごろなのです。
 
 

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2014年12月 2日 (火)

英語

    
 
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アメリカのMaterials Research Societyでは、 Fall Meetingはボストンで、Spring Meetingはサンフランシスコで開催されていて、ボストンやサンフランシスコには大学の助手になって以来、26年間、まあ実際には助手になって数年後から毎年来てます。
 
で、
今回は笹部助教と大学院生二人で参加。
学生君たちは月曜の夜にポスター発表を行います。
 
もちろん、発表は英語で行うわけですけど、日本で生まれ育った二人、とくに写真左端のイノマタは、飛行機に乗るのが二回目という超外国初心者なわけで、そんなのがいきなり外国人相手に英語で発表するのはハードルが高いです。
 
 
じつは、自分自身、大学の教員になって26年、
大学での教育というのは、学生たちが社会に出る一歩手前なわけで、中高よりもより実践的でならないと考えていて、特に大学院生は外国での研究発表を積極的に行わせるようにしてきました。
 
まあ、
教員によって考え方は様々で、すべての研究室で外国発表させてもらえるわけじゃなし、うちも今でこそ研究費がそこそこあって、毎回学生を連れて行けるけど、昔なんて学生を外国で発表させるための助成金なんかを申請してまで連れて行きました。
 
で、
これまでの経験から、一度、外国を体験すると、自分の英語力のなさ、根性のなさ、を思い知ると同時に、自分たちの研究レベルの高さ、も実感できて、研究者として自信を持ち、英語力にダメだしされて、一皮むけるわけです。
 
何を隠そう、
自分自身が日本で中学校から英語を習い、大学の学部を卒業して、英会話がまったくできない状況でアメリカに留学して、もがき苦しんで「城戸式英会話習得法」を編み出して、いまや英語の発表などなんの抵抗もなくこなせるようになった身としては、いまの文部科学省の進める英語教育はちょっとおかしいんじゃないかと思うわけです。
 
そんな経験者として、かつ教育者として、一言申しあげると、
小学校での英語の授業はやめていただきたい。
だいたい、英語を必要とする日本人は全体の1割ほでしかいなくて、きっと私の住む米沢では1割もいませんしね。
 
英語の授業をさらに低学年化して3年や4年から教えると言う話もあるようだけど、
それは絶対やめていただきたい。
小学校から英会話を教えると英語ペラペラになるというのは単なる幻想です。
 
それに、
英語を教えるということは、いったい何の授業を削減するというのでしょうか。
ただでさえ、学力レベルが下がり、一般常識さえも知らない若者が増えているというのにね。
特に、家庭でのしつけ、教育がなされなくなった現状で、ある意味、家庭で教えていた常識的なことを学校で教えなければならなくなってるわけで、英語どころではありません。 
 
 
しかも、
今の小学校にまともな英語をしゃべれる教員はいません。
教育学部を出て、留学経験もなくそのまま中学校や高校の英語の教諭になった人たちがほとんどで、自分自身中学、高校時代を振り返ると、ネイティブのような発音をする英語の先生は一人もいませんでしたし、いまの、山形県の小、中、高校にもいません。
 
そんな英語をまともに話せない先生に英語を教えられて、英語を話せるようになるわけがないのです。
逆に、英語嫌いを増やすということになるでしょうね。
 
 
そこで、文部科学省に提案。
もし、真剣に英会話ができる日本人を増やしたいなら、
 
・予算を増やして全国の小、中、高校にALT(外国語指導助手)を常駐させる。
・しかも、暇つぶしに日本に旅行に来てる外国人じゃなくて、なんらかの教育課程を経た専門知識を持つ外国人英語教員。
・英語の授業は放課後。
・英語の授業は選択科目とする。
 
まず、真剣に本物の英語を身につけるには、ネイティブと毎日接するくらいの環境にする必要があります。将来必要であろうと思う子供たちが自主的に、真剣に継続的に、集中して英会話を学べる環境を提供することです。
 
それに、ネイティブといっても必ずしもアメリカ人やカナダ人である必要はなくて、たとえばフィリピンでは公用語が英語で、それなりの教育を受けた人たちはネイティブのように英語を話します。
 
そんな国から日本にたくさん来てもらうことによって、英語だけじゃなく、お互いの文化も理解し合えて、アジアの発展にもつながると思うわけです。
 
とにかく、
いまの英語教育じゃあ、教育現場の労多くして実を結ばず、日本人は永遠に「英語しゃべれない民族」のレッテルを貼られ続けることでしょう。
 
文部科学大臣だけじゃなく、文科省の官僚の方々、そして国会議員の方々には真剣に議論してもらいたいと思う今日この頃なのです。
 
ボストンより。
 
 
 
 
 

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2014年12月 1日 (月)

ノーベル化学賞

    
 
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いやあ、お久しぶりです。
「毎日更新」がこのバカブログの売りだったんですけど、だいぶ、間が空いてしまいました。
 
スマン、スマン。
 
 
実は、今、ボストンに来てます。
アメリカのボストンです。
Materials Research SocietyのFall Meetingで、何を隠そう、これまで20回は来てるボストンです。
 
そんなわけで、日頃の雑用から解き放たれ、こうやってのんびりとブログをアップしてるわけなんでけど、最近嬉しかったことをお話しします。
 
 
約3週間前になるんですけど、城戸淳二塾を開催してもらってる地元のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)でもある米沢興譲館高校に白川英樹先生に講演に来ていただきました。
 
白川先生は導電性高分子の生みの親で、世界で初めてポリアセチレンのフィルム化に成功して導電性高分子の分野を切り拓かれ、マクダイアミッド先生、ヒーガー先生らとノーベル化学賞を2000年に受賞されてます。
 
今回の講演内容は
「私の歩んだ道〜導電性高分子の発見〜セレンディピティを知ってますか」
と題するもので、まさしく演題どおりの興味深いご講演でした。
 
なぜ白川先生においでいただけたかというと、
もちろん、随分前から存じ上げているんですけど、いまでも年に2回は日本学術振興会の「ひらめきときめきサイエンス」の委員会でお目にかかります。
そこで、お忙しいところ、なんとかお願いして、おいでいただけたということです。
 
 
で、 
その「ひらとき」。
 
このイベントがスタートして10年。
何を隠そう、城戸研究室は初回からいままでずっと続けてる由緒正しい「ひらとき」研究室。
中学生が対象なんで、第一回目に参加した生徒はすでに23歳くらいに成長してることになる。
 
 
その「ひらとき卒業生」の一人、イトウ君。
今は高校3年生。
 
先週、初めてメールをくれました。
山形大学工学部機能高分子工学科に推薦入試で合格しました、
と。
 
 
うれしいじゃないですか。
涙、チョチョ切れるじゃないですか。
「ひらとき」で、中学の時に有機EL研究のおもしろさに目覚めてくれて、高校受験を頑張って、その高校でも勉強頑張って、山形大学に来てくれる。
 
こんなモチベーションの高い若者がいるかぎり、この国は大丈夫だと思う。
それに、私の教育者としての夢である
 
「山形からノーベル賞受賞者をこの手で生み出す」
 
ことがまんざら夢じゃないと思うわけです。
 
 
日本学術振興会には「ひらとき」の予算を増やしていただき、全国でもっともっと実施する大学研究室を増やして、イトウ君のような未来のノーベル賞受賞者を数多く生み出していただきたいと切に願います。
 
量より質、
イノベーターを数多く生み出す。
 
これが少子化に対するひとつの対策になるわけですからね。
 
 
 

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2014年10月 7日 (火)

祝ノーベル物理学賞

 
 

Unknown

 
中村修二先生、
ノーベル物理学賞受賞、おめでとうございます。  
 
友人として、共著者として、LED対OLEDのライバルとして、山形大学特任教授としての同僚として、
 
うれしいです。
 
ただただ、
うれしいです。
 
山形大で記念講演会を開催しますので、ぜひおいでください。
 
 
 
 
 

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2014年10月 6日 (月)

トムソン・ロイター

 
 
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今週はノーベル賞ウィークで今日から次から次へと発表される。
そんなわけで、先週から候補者がマスコミで紹介されてて、十倉先生をテレビでお見かけした。 
 
実は、有機ELの父、C.W.Tang教授も今回初めて化学賞の候補者として名前が挙がっていて、同じ分野の人間として、しかも親しくしていただいてる友人として、それから山形大学の特任教授を務めていただいた関係者として、とてもうれしくて、ぜひとも受章して欲しいと願っている。
 
 
で、
その候補者、
だれが発表しているかというと、
アメリカの大手情報通信会社。
 
これは研究者の論文がどれだけ他の論文で引用されてるかで判断されていて、
単に論文数の多い研究者が選ばれるわけじゃない。
 
一般読者の方はご存知ないと思うけど、 
研究論文というのは、執筆する際に先人の論文を引用するのが一般的で、引用論文のない論文というのは、基本的には「ない」。
 
だから、
他の論文で引用されるということはその分野で、オリジナルでとても重要な論文ということで、その引用回数が多い程、論文としての「質の高さ」を表している。
 
 
 
で、
今日の午後、
山形の本部キャンパスに雨の中、車を走らせた。
 
というのも、
そのトムソン・ロイター社の方々がお見えになって、
学長から「Highly Cited Researchers」の証書を手渡されたのだ。
 
先般、「世界で影響力を持つ科学者2014」として、「Highly Cited Researchers」すなわち、「高被引用論文著者」が発表され、その一人に選ばれたところ、きょうの証書の授与となった。
 
で、
選ばれた日本人は約100名
もちろん、約半分は旧帝大の先生方。
国の研究費、いっぱい使ってるもんね。
 
その点、地方大は研究費が旧帝大に比べると驚くべき程に少なくて、それが影響してか、今回の選出にもほとんど名前を見なかった。
 
旧帝大としては、ざくっと数えてみたところ、上から順番に(数え間違ってたらゴメン)、
 
東京大 20人
大阪大 14人
京都大 7人
東北大 6人
名古屋大 3人
 
ということで、
東大が圧倒的で、阪大が京大を上回ってるのがおもしろい。
まあ、その他は予想通りでしょうか。
 
 
で、
山形大からは1人。
この管理人だけが選ばれたという訳。
 
まあね、
この環境で、旧帝大の先生方と並んで選定されるというのは、ほんとに光栄なことで、自分自身を褒めてやりたいと思った。
 
 
表彰式のあと、
トムソンロイター社の方から、その選定方法とか、管理人の論文の調査結果等をうかがった。
 
まず、
選定方法。
2002年から10年間で発表された被引用回数の多い論文の上位1%にどれだけ論文を発表しているかで、順位付けしたとのこと。
 
で、
管理人の場合、10数報が1%入り。
毎年、少なくとも1報はこの1%以内に入ってて、これだけコンスタントに優秀な論文を出し続けているのは、あまり例がなくて、とても素晴らしい、とお褒めの言葉をいただいた。
 
実は、1995年に発表した論文は被引用回数がすでに1000回を越え、ウルトラヒット作なんだけど、そういう論文が貢献したのかと思っていたので意外だった。
 
で、
実は研究分野としては、バイオ関係が圧倒的に多くて、材料関係は少数派。
 
有機エレクトロニクスの分野では、
 
有機トランジスタがご専門の、
 
東京大の染谷隆夫教授、
大阪大(東京大染谷研)の関谷毅教授、
 
そして、
有機ELが専門の、 
山形大の城戸。
 
ということで、
有機ELの分野で選出されたのは、管理人だけでした。
 
 
第三者機関がこうやって認めていただいたのは、ほんとに有り難いことで、  文部科学省やJSTの方々には、ぜひとも「有機ELの城戸」を再認識していただければと思う。
 
毎年のノーベル賞受章者が、このトムソンロイター社の予想からでていることから、今回の「Highly Cited Researchers」に選ばれたということは、すなわち、
 
ノーベル賞候補者
 
の候補
 
の候補
 
くらいの位置づけじゃないかと思う。
 
 
受章挨拶の中で、
 
定年まで、あと10年あるので、一層努力して、ノーベル賞候補者の候補、くらいにはなりますので、今後とも工学部の有機エレクトロニクス分野へのご支援をよろしくお願いします。
 
と、学長や副学長の方々にお願いした。
 
 
最後に、
研究室で頑張ってくれた准教授や助教、研究員、技術員、学生さん、秘書さん、などなど、関係者の方々には深く深く御礼申し上げます。
 
 
 
それにしても、いい日だったなあ。
 
 
 
 

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2014年9月29日 (月)

北澤先生

 

朝日新聞digitalから:

 

北澤宏一さん死去 福島第一事故の元民間事故調委員長

 
東京電力福島第一原発の事故原因を民間の立場で調べた「福島原発事故独立検証委員会」(民間事故調)の委員長を務めた東京都市大学学長の北澤宏一(きたざわ・こういち)さんが26日、急性肝不全で死去した。71歳だった。葬儀は近親者で行う。後日「お別れの会」を開く予定。  長野県生まれ。東京大理学部卒。高温超伝導を研究し、1980年代後半の超伝導ブームの火付け役と言われた。東大教授や科学技術振興機構理事長を務め、2011年10月に民間事故調の委員長に就任。東電の責任感の欠如や組織的な怠慢によって安全対策が不十分になったとする報告書をまとめた。08年から朝日賞の選考委員。
 
・・・・・・
 
 
残念でなりません。
 
山形の有機ELを、この城戸を、心からご支援いただき、ご指導ご鞭撻をいただきました。
私の恩人でした。
 
5月の紫綬褒章パーティーにも駆けつけていただき、心温まる祝辞をいただきました。
 
先生と約束した「有機EL照明シャンデリアを100万円にする」こと、間に合いませんでした。
先生は自宅で使いたいからと、おっしゃっていただきました。
 
 
すいません。
 
 
先生、これからは空の上からお見守りください。
 
合掌。
 
 


2014年9月21日 (日)

小渕大臣

 

山形新聞から:

 

小渕経産相が就任後初の中小企業訪問 寒河江と鶴岡の3カ所視察

 

小渕優子経済産業相は20日、就任後初となる中小企業訪問を本県で行い、寒河江市のニットメーカー佐藤繊維、鶴岡市のバイオベンチャー企業スパイバー、同市の鶴岡まちなかキネマの3カ所を視察。安倍政権が重視する「地方創生」のため、世界をリードする中小企業の技術開発や事業化を後押しする考えを強調した。

 

小渕氏は最初に、自社ブランド製品が国内外で高く評価されている佐藤繊維を訪問。佐藤正樹社長の案内で、ミシェル・オバマ米大統領夫人が着用したことで話題となったニット製品などを見学、糸紡ぎを体験して世界に誇るものづくりの現場に強い関心を示した。同社には吉村美栄子知事らが帯同した。

 

スパイバーでは関山和秀代表執行役の案内で、開発した人工合成クモ糸「QMONOS(くものす)」について説明を受けた。伸縮性と強度を併せ持つ特性や、遺伝子設計で生み出す手法と困難さ、世界をリードする優位性を聞いた。

 

中心市街地のにぎわいづくりの拠点として整備された鶴岡まちなかキネマでは、木戸祐社長と館内を巡った。繊維業の松文産業旧鶴岡工場を活用し、昭和初期の梁(はり)を使ったデザインなどに見入っていた。

 

小渕氏は報道陣の取材に対し「地方創生のために地域で輝く芽を見ることが大事と思い、検討の第1弾としてグローバルに戦う企業がある山形を訪問した」と視察の目的を語り、「世界との競争にはスピード感が大事。技術の事業化の橋渡しに力を入れていきたい」と感想を述べた。

 

 

あのね、大臣、

山形大学工学部のある米沢を通り過ぎて、何やってんですか?

訪問すべきは、これからの日本の新産業となる新技術のベンチャー視察でしょ。

・ルミオテック

・オーガニックライティング

・ナチュラルプロセスファクトリー

・アプリザイム

などなど、

 

米沢には少なくともこれだけあるんですけど。

 

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